↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
屍人と異能と  作者: ばーたのん
17/35

エルフ族

男はバミーラ大戦争において、大きな名誉を手に入れた。英雄やら、風のエルフやらと周りから騒がれた。エルフ族は戦闘を好まないが、いざ戦闘に入ると見た目とは裏腹な力で相手を倒してしまう。さらにエルフ族は生まれながら全員が異能を持つ天才型で、主に植物や風などに関連している異能が多い。しかし、彼は異能を使えなかった。エルフ族でなくても、異能を持っているのは人類の約3割と言われているため、異能を持っていない、しかもエルフ族が、という理由で仲間からは嫌われていた。

だから彼は力が欲しかった。力を欲した彼は独学で剣術を学んでいた。強力な異能を持つエルフはあまり剣を使用することはない。だから彼は独学で学ぶしかなかった。それを始めてから8年。彼が22歳の頃まで異能が開花することなく、バミーラ戦争が始まり、エルフ族も巻き添えを受けてしまった。しかし彼は風という単純な異能しかなかったため、その異能を熟知し、独学の剣術は今や最強とも謳われるほどだった。




ゲルバナティスの幹部達は何かを話していてこちらには聞こえない。突然の英雄の出現により戸惑う双方。どうやら味方のようだ。


「ガルエール様がどうしてこんな所に……?」

あれだけの戦闘から5分しかたっていないのに、ヒティアは整った息で話す。


「ただ近くを通りかかったら何やら物騒な話を聞いてしまってね。とりあえず前線に出たら君たちがいたってわけだよ。」


少し笑を浮かべたその顔は誰が見てもイケメンと言うだろう。特にあの衝撃波を止めた時は本当にかっこよかった。


「なんだい?ジロジロと……。そんなにエルフが珍しいのかい?まぁ、バミーラでほとんどのエルフが死んでしまった今では珍しいかもね。」


十分に珍しい。そして、この状況で出会えたのは奇跡だ。もしあの衝撃波が当たっていたら……考えるだけでも恐ろしい。


「君がヒティアで……君が……トト…OK、覚えたよ。改めて自己紹介。僕はガルエール・シルドレア・サナン。エルフ族で、英雄と呼ばれている。そしてこの場で出会えたのは奇跡だ。自分のためにも、この戦争を終わらせる。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。