6.使者
〜数日前〜
イーガヒスト国中央都市ヒスト
「王へお取次ぎを!!!」
早馬で急いで来たであろう見知らぬ兵士が叫ぶ。
「王へ謁見するご予定はおありか?」
門兵が問う。
「ウェニストより急いで参りました!」
「重要な件の上、何卒お取次ぎを!!」
門兵も何か変事が起きたのは分かった。
ただ、元々謁見の予定がないこともあり返答に困る。
「いま確認致します上、少々お待ちを。」
その時。
「何事か?」
1人の男性が話しかける。
「ウェニストの兵か。」
「いかがした?」
兵士は答えた。
「ウェニストより使者として参りました。」
「急用のため一刻も早く...」
男はすぐ理解した。
そして兵士に対し答えた。
「私はイーガヒスト国第一師団長シキシマだ。」
「構わん。私について来なさい。」
シキシマはそう言うと、ウェニスト兵と一緒に城内へと向かった。
「しばしこちらでお待ちを。」
ウェニスト兵を控えの間に通し、シキシマは王の元へと向かった。
「ウェニストより急用の使者が参りました。」
「使者を控えの間に待たせております。」
王が答えた。
「急の使者じゃとっ!」
「ウェニストで何かあったか...」
「すぐ向かおう。」
シキシマが答えた。
「お供致します。」
「誰か。使者を謁見の間へお連れしてくれ。」
シキシマの言葉に王の近衛兵が一足早く使者の元へと向かった。
「では、私達も向かいましょう。」
そう言うと、王とシキシマ、数人の近衛兵と共に謁見の間に向かった。




