11.第1師団
シキシマが副官の1人を呼んだ。
「全兵に通達!即時大広場に集合!」
「はっ!かしこまりした!」
しばらくすると広場には続々と兵達が集まってきた。
「そろそろ始めるとするか。」
「皆!聞いてくれ!」
「先日ウェニストより応援要請がきた...!」
シキシマはこれまでの経緯を話した。
「皆、不安だと思う。」
「これまでのような敵ではないかもしれない。ましてや今までの戦い方が通用するかも分からない。」
「残りたい者はここに残ってよい。恥ずかしいことでも気にすることでもない。」
「志願する者は明日の朝この広場にもう一度来てくれ。志願する者には明日詳しい話をする。」
「宜しく頼む。以上だ。」
「解散!」
号令の声と共に一声に持ち場に戻りはじめた。
副官の1人がシキシマに声をかけた。
「どれくらいの人数が志願してきますかね?」
「そうだな。2割程は集まって欲しい。」
「アサヒ、ハツセの応援を合わせて半個旅団程度の兵力でウェニストへの援軍にいければと思っている。」
そして翌朝
シキシマの考えとは打って変わって広場には多くの人影が集まっていた。
「皆ありがとう...」
シキシマは嬉しさと集まった兵の勇敢さに身を震わせた。
集まった兵に今後の説明をし、アサヒの応援組が到着した次の日の出発となった。
「シキシマさん!思っていたより来ましたね!」
副官の1人が嬉しそうに声をかけてきた。
「本当にこの第1師団は頼もしい兵ばかりだ。」
「まさか3割以上。いや4割に近い兵達が来てくれるとは...」
「必ずウェニストの助力になれるよう尽力しよう。皆も頼むぞ!」
「シキシマさんの命令であれば!」
副官達は声を揃えシキシマの言葉に応えた。




