10.軍議2
王が口を開いた。
「3人とも頼もしい限りじゃ。まずは友好国ウェニストを助けるのが第一。この城にはアサヒが来てくれるから安心じゃ。だが戦に関して私は無知。」
「私は、先例でイーガヒスト軍団長でもあるが結局お飾りのようなもの。戦となれば3人の師団長を頼りにするしかない。宜しく頼む。」
「困った事があればなんでも協力する。遠慮なく申せ。」
「ハッ!!!」
3人は王に対して即座に返答した。
「シキシマ。ウェニストへの援軍主将として兵を預ける。」
「大きな戦になるであろう。頼むぞ!」
「アサヒ。この城の将として指揮を頼む。」
「なにかあればアサヒ、そなたがシキシマの代わりにこの城の近衛兵を動かすことになる。頼むぞ!」
「ハツセ。第3師団の指揮を続けながら兵站の護衛と今まで以上に苦労をかける。」
「期待しておる。頼むぞ!」
「お任せを!!!」
「うむ。そしてこのウェニストへの援軍の名を。」
「混成第4旅団と呼ぶことにする。」
「武運を祈る!」
「ハッ!!!」
軍議もあらかたまとまり、王は先程とは打って変わって笑みを浮かべながら3人に問いかけた。
「軍議も終いじゃ。今日はゆっくり致せ。」
「戦になれば嫌でも忙しくなる。」
「久しぶりに古くからの仲間3人が集まったのであろう。」
「積もる話もあるだろうからな。」
「ご配慮ありがとうございます!!!」
3人は一度目配せし声を揃え返事をした。
「これにて解散じゃ!」
「何度も言うが!皆!宜しく頼む!」
「ハッ!!!」
こうして戦の手筈も整い軍議は終了した。
その日の夜、シキシマ、アサヒ、ハツセの3人は自らの仕事を素早く終わらせると、久しぶりの再会に夜遅くまで酒を酌み交わした。




