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物理ダメージ軽減、オートリジェネ付き

 残念ながら一晩寝ても元に戻らなかった。


 相変わらずのブロンド碧眼美少女。


 角も折れたまま。


 ただ、折れた根本はいつの間にか消えていた。


 寝て起きて洗面所で確認したら消失していた。


 普通に頭髪が生え揃っていた。


「……意味がわからない」


 心も折れそうだ。


 明日どうなっているかすら定かでない自身の肉体に恐怖を憶える。次の瞬間にも四肢が砕け散って、全身がバラバラになってしまうかも。みたいな妄想。というか、昨夜はそんな夢を見てしまったくらい。


 それでも延々とふて寝している訳にはいかない。


 家賃を稼がなければ。


 口座にお金を振り込まなければ。


 自身にそう言い聞かせて、変わってしまった日常に一歩を踏み出す。


 ただ、圧倒的に足りていない身長では、日々の生活さえも覚束ない。


 洗面所に立ったときに限らず、朝食を用意しようと台所に立つと、シンクまで満足に手が届かない。トイレに腰を落ち着けようとしたら、そのまま落っこちそうになる。押し入れの上の段など、もはや見上げることしかできない。


 そんな感じ。


 近日中に足場を用意しなければ。


 ただ、それ以上に優先して行うべきことがある。


「よし、行くか」


 本日の予定は、兎にも角にも衣類の調達。


 あと、靴とか。


 ワイシャツ一丁に裸足では、どこへ行っても警察に通報されてしまう。近所のコンビニへ食料を買いに向かうことすら儘ならない。場合によってはネット配信であっても、規制対象として扱われる可能性が。


 ということで自宅を出発。


 出かけの装備は自前の男性用衣料。


 ただ、できる限りのアレンジを加えて、最低限見られる格好にした。シャツは袖を切り落として断裁面を両面テープで加工。腰回りに薄手のジャケットを巻いて、なんちゃってワンピース感を演出してみた。


 夏場ならこれで十分。


 下着はウエストを周りをゴムで縛って対応。


 輪ゴムを鎖状に繋いだやつ。


 小学校の図工で習った技術が三十余年越しに役立った。


 どう足掻いても誤魔化せないスニーカーは、内側に靴下を詰めて子供でも履けるようにした。履き心地は最悪だけれど、裸足で屋外を歩き回って警察を呼ばれるよりは遥かにマシだろう。


 自宅を出発して近所の総合スーパーに向かう。


 徒歩圏にジャスコがあって本当によかった。


「あば、あばばばばっ……!」


 売り場では挙動不審。


 何故ならば購入対象のブツは、普段なら手に取っただけで犯罪者扱いされかねない代物である。急場しのぎの拙い格好も手伝い、堂々と吟味するような余裕はない。とりあえず目に付いたセール品を大急ぎで物色することに。


 チラチラと見てくる店員さんの視線がめっちゃ気になる。


「なんでもいいから、とりあえず安いやつ。安いやつを……」


 サイズは自宅で調べてきた。


 子供服は身長で選ぶらしい。


 自身の場合は130が正解。


 セール品の突っ込まれたカゴから適当に拾い上げてレジに向かう。上下合わせて千九百八十円。圧倒的なコスパの代償は、昭和から平成初期の装い感じさせるクソダサ仕様。地方の限界団地を日が暮れても徘徊していそうな女児になってしまった。


 上は白い生地に猫のイラストがプリントされたシャツ。下はデニム生地のショートパンツ。それでもワイシャツ一丁よりは遥かにマシ。着替えはネットオークションなどで、より安価且つ安全に仕入れようと思う。


 靴は得体のしれないブランドのスニーカー。こちらの方が衣類よりも高くて、セールの札が付いていたのに二千円もした。ただ、靴は一足あれば当面は賄えるので、衣類と比べたらコスパがよろしい。


 そして、自宅に戻ってから下着を買い忘れたことに気付いた。


「ネット通販だと余裕をもって吟味できるの最高」


 成人男性のアカウントで女児用の下着を注文することに抵抗を覚える。


 けれど、四の五の言っていられないので注文。


 明日には届くそうな。


 これで近所のスーパーへ買い物に出かけるような真似も行える。小学校の下校時間を過ぎていれば、警察に声をかけられるようなこともなくなるだろう。貧困家庭のお子さんに混じって、こども食堂で餓えを凌ぐような真似も。


 昼食はコンビニのおにぎり。


 二個食べたら満腹である。


 昨日から何も食べていなかったのに。


 明らかに胃が小さくなっている。


「……さてと」


 ということで、午後になった。


 約束の時間が近づいてきたので、ネット配信のチャンネルを立ち上げる。


 すると、すぐに視聴者が現れた。


 昨日2chから訪れた三名である。



:えっ、どうしたのそのクソダサい格好

:個人的には女児っぽくてポイント高い

:前のワイシャツ姿のほうがよかった件。

:そういえば、角はなかったことにしたんだね

:アレはアレでよかったと思うけど

:もうちょっと強度があればよかったね



 画面に映ったこちらの姿を眺めて、早々コメントが流れてきた。


 評価は三者三様。


 相変わらず暇な連中だぜ。


「予算が心許なくて、こんな服しか調達できなかったんですの」



:どこで見つけてきたのか知りたいレベル

:素材がいいから、これはこれでアリかと

:昨日に引き続いて設定にこだわりを感じる。



 自分の服装とかどうでもいい。


 それよりも本日はやりたいことがある。


「本日は金策に向かいたいと思います」



:一晩考えていい案が浮かんだのかな?

:向かうっていうと、場所を移動するの?

:はてさて、どこで何をするつもりなのか。



「自動販売機で小銭をゲットする作戦ですの」


 一晩考えて出した結論だ。


 それなりに勝算はある。



:止めとけよ、警察に捕まるぞ

:この配信、炎上するんじゃね?

:子供にやらせることじゃないよ。



「背に腹は代えられません。他所の生主もやってるから大丈夫ですわ」


 他所の動画配信を眺めて研究したのだ。


 どちらさんも馬鹿にならない金額を得ていた。


 ヤラセの可能性も否めないが、試してみる価値はある。


「集めたは小銭は恵まれない子供に寄付をしますので炎上無用ですの」



:それってアグダちゃんのことじゃ……

:なんて狡いメスガキだろうか。

:これ絶対に親が脚本書いてるでしょ



「ということで、出発しますわね」


 配信機材をスマホに切り替える。


 購入したばかりの靴を履いて屋外へ。


 玄関のロックの位置が微妙に高くて、カギをかけるの大変だなぁ。




◇◆◇




 自宅を出たところで、即座に突っ込みが聞こえてきた。


 イヤホン越し、自動読み上げがコメントを読み上げる。



:アグダちゃん、配信止めなかったけどいいの?

:部屋から屋外までシームレスに移動したよね

:アパートの部屋番号まで映り込んじゃってる件。



「あっ……」


 言われて気付いた。


 考えなしにやってしまった。


 生配信とか慣れていないから。


「動画は後程消しておくので大丈夫でしょう」



:我々視聴者に対する絶大な信頼感を感じるぞ

:三人しか見てないから、拡散したら犯人即バレそう

:家の近所がもろ映ってるし、限定公開にしたら?



 コメントに促されるがまま、配信スタイルを変更することにした。


 パスワードを入力しないと配信を視聴できない限定公開モードへ。


「さて、それでは気を取り直して小銭集めに向かいます」


 浮足立つ思いを隠しつつ自販機漁りに向かう。


 自身が確認した限り、他所の生主たちは一時間ほどの活動で、大体数百円の収入を上げていた。毎日欠かさず集めていけば、食費の足しくらいになるのではなかろうか。エリアは吟味する必要があるだろうけれど。


「一つ目の自販機ですが……あっ、さっそく百円発見しましたよ!」



:めちゃくちゃ嬉しそうなんだけど

:なんて不憫な絵面だろうか……

:この配信、どういった需要があるの?



 耳に嵌めたイヤホンから絶えずコメントが流れてくる。


 なんら構うことはない。


 女児は目に付いた自販機を片っ端から探っていく。


「自販機の下なんかも見たほうがよさそうですわね」



:パンツやシャツの隙間がかなり際どい

:衣類が安物だから生地とかペラペラじゃん

:AIのガバガバ判定だとBAN喰らいそう。



 存外のこと取り忘れが多い。


 自販機の下も結構なヒット率。


 こうなると段々楽しくなってくる。


 生まれて初めてプレイしたMMORPGで、フィールド採集に夢中になっているような気分。しかも本日のプレイは採集したら採集した分だけ自身の懐に入ってくる。下手にバイトするよりも楽しいぞ。


 これが類人猿の備えた原初の欲求っ……!


 おかげで視聴者からの野次も気にならない。


 自宅のある住宅街から出発して、駅前までやってきた。


 この時点で既に二百三十円。


「これは笑いが止まりませんわね。本日の晩ごはん勝ち確ですの」



:アグダちゃん、そろそろ止めたら?

:この辺りは人が多いしヤバくない?

:向こうの人、アグダちゃんのこと見てる。



 おかげで調子に乗っていた。


 周囲が見えなくなっていた。


 気付いたときには既に詰んでいた。


「君、ちょっといいかな?」


「はい?」


 背後から声をかけられた。


 振り返ると、そこにはお巡りさん。


「ここで何をしているのかな?」


「あっ……」



:いわんこっちゃない!

:何度も止めたのに……

:これは詰みましたな。



 周囲には女児とお巡りさんを遠巻きに眺めるよう通行人たち。


 スマホのカメラこそ向けていないけれど、多数の視線を感じる。この子、何をしているの? いやねぇ、ホームレスかしら。汚らしいわねぇ? とでも言いたげな眼差しがそこかしこから向けられている。


「なにか探し物をしているの?」


「あの、えっと……これは、その……」


「ご両親はどこかな?」


「…………」


 普段は警察なんてほとんど見ないのに、どうして本日に限って徘徊しているの。まさか通報されてしまっただろうか。別に悪いことなんてしていないのに、なんて酷いことをする人がいたものか。


「どうしたの? 日本語が分からないのかな?」


「その、なんというか、あの……」


 何度も同じことを訪ねてくる警察官。


 保護者が出張らないと解放されないタイプの任意同行みを感じる


 洋ロリが言い訳を重ねたところで、きっとどうにもならないぞ。


 ええい、面倒臭い。


 逃げ出してしまえ。


「ご、ごめんなさい!」


「あっ、ちょっと!」


 お巡りさんの脇を抜けてダッシュ。


 全力で歩道を駆け抜ける。


 駅前とあって人が多い。


 その隙間を抜けるように人気のない場所へ。


「ちょっと君、待ちなさい! どこへ行くの!」


「うぉぉあああ、どうして追いかけてくるの!」



:そりゃ追いかけてくるでしょ。

:あぁ、これはもうダメですわ

:アグダちゃん、体張りすぎだよ



 すると、駆け出したのも束の間のこと。


 交差点に差し掛かったところで――


「っ……!」


 キキィー、という甲高い音。


 間髪を容れず、ズドン。


 地面から体が浮かび上がる。


 行く先を捉えていた視界が回転して、よく晴れた青空を映す。


 体の側面、右半分を巨大なハエ叩きで打たれたような感覚が。


「あっ……」


 圧倒的な浮遊感。


 まるでコマ送りした映像のように、目に映るすべての出来事がゆっくりと感じられる。視界の隅に映ったトラック。バンパーが凹んでいる。自身が轢かれたのだと理解した。咄嗟にスマホを抱きしめて、これを守るように背を丸める。


 昔見たアニメにこんなシーンあったな。



:アグダちゃん!

:マジかよ

:ちょっ!!!



 イヤホンからコメントが聞こえてくる。


 抑揚のない機械音声が。


 数瞬の後、ドサッと地面に叩きつけられた。


 しかし、それで終わらない。


 アスファルトの上をゴロゴロと転がっていく。


 頭部の揺すられる感覚。


 やがて、電信柱にぶつかって止まった。


「ふぐっ……!」


 妙な悲鳴が漏れたぜ。


 ただ、なんだろう。


 おかしいな。


 全然痛みがない。


 脳からアドレナリンが大量に放出されて、痛みを感じられなくなっている、みたいな感じだろうか。こういう場合って下手に動くとよくないんだっけ? いやしかし、寝転がっていると通行人の邪魔になる。


 などと考えていたら、来たぞ、チャリが。


 女児に突っ込んできた。


 いや、チャリじゃない。


 不法モペットだ。


 ペダルを漕がなくてもバッテリーで動くやつ。


 ナンバー付いてないもん。


 モペットは歩道に寝転んだ女児の足を引いて、大きくバランスを崩した。進行方向にはガードレール。これにぶつかって搭乗者だけが車道にすっ飛んでいく。次の瞬間、道路を走っていた大型車に引かれて首がえらいこっちゃに。


「うわぁ……」



:ちょ、アレ死んでない?

:普通にグロ動画だろこれ

:モザイクさん仕事してない



 映像はスマホのカメラにも映っていたみたい。


 イヤホン越しに視聴者から感想が届けられる。


 でもまぁ、不法モペットなら別にいいか。


 歩道を走っていたし自業自得である。


「っ……と」


 体を起こしてみる。


 普通に動いた。


 なんなら立ち上がってみる。


 問題なく立てた。


「怪我とか、してなくない?」


 いや、そんなことはなかった。


 膝の辺りにちょっとした擦り傷があるぞ。


 赤いものが付着している。


 などと気付いたのも束の間のこと。


「えっ……」


 はて、どうしたことだろう。


 怪我が治っていく。


 じんわりと血が滲んでいた傷口が、動画の逆再生でも眺めているかのように、元あった通り女児のぷにぷにお肌へ戻っていく。付着した血液こそ残っている。けれど、裂けていた皮膚は完全に元通り。


 わずか数秒の早業であった。



:なんか凄いの見せられた。どういうこと?

:アグダちゃん、これって編集した映像なの?

:配信スタイル、全力でライブ枠なんだけど



 膝小僧はスマホのカメラにも映り込んでいたようだ。


 イヤホンから視聴者よりコメントが聞こえてきた。


「今の、見ました? 見ましたよね?」


 思わず尋ねている。



:アグダちゃん、警察がこっちに向かってくる。

:逃げたほうがよくない? 色々とヤバい気がする

:いやいや、警察に協力しないと駄目でしょ

:だけど今の、どう考えても普通じゃなくない?

:まさかとは思うけど、アグダちゃんって本当に……

:こんな形でスレタイ回収してくるとは思わんし。



 警察沙汰は勘弁だ。


 こちとら身元不詳の上、無国籍の洋モノ女児である。


 改めて字面を思うと最悪だな。


 警察に捕まったら事案間違いなし。


 不法入国を疑われて、入管に収容されかねないぞう。


「に、逃げますわよ!」


 大慌てで駆け出す。


 全力疾走である。


 すると、これまた驚いた。


 周囲の光景がとんでもない勢いで過ぎていく。


 まるで自動車の窓から眺める風景のように。


「っ……!」


 車道を走っている自動車を追い越してしまう。


 これはこれでアカンでしょ。



:アグダちゃん、足早すぎでは?

:早いなんてレベルじゃないんだが

:ねぇ、これ本当にライブ配信なの?



 言われなくても把握している。


 どう考えてもおかしい。


 大慌てで向かう先を路地裏へ。


 人目を避けるように進路を取る。


 警察はあっという間に撒くことができた。自転車に乗っていたようだけれど、駆け足で疾走する女児のほうが遥かに早かった。最初の角を曲がったところで、既に振り切っていたようである。


 駅前から自宅まで、ほんの数十秒。


 普段は大人の足でも、七、八分は歩いているのに。


 自宅アパートに戻ったのなら、即座に玄関ドアを施錠。そして、万が一警察が訪れても居留守ができるようにブレーカーを落とす。カーテンがしまっていることを確認の上、靴をすべてシューズボックスに突っ込む。


 これで郵便受けから宅内をチラ見されても大丈夫。


「スーパーマンにでもなったような気分ですわ」



:自宅に戻ってからのアクションが半端ない

:たしかに女児とは思えない手際の良さ。

:逆にどんな生活をしていたらそうなるのか



 ちゃぶ台の上、スマホを卓上スタンドに接続する。


 モバブ付きのやつ。


 すると、これまで通り充電中のマークが表示された。


 事故でスマホが壊れなかったのは幸い。


 ただでさえ家計は火の車。


 買い替えることはおろか、修理に出している余裕すらないからな。



:アグダちゃん、いや、アグダさん。貴方ってもしかして……

:本当にその中身、中年のオッサンだったりするのかな?

:スレタイに書いてあったこと、嘘じゃなかったってこと?



「だから、何度も言っておりますわ。中身は中年のオッサンだって」


 イヤホンから聞こえてくるコメントに相槌を打つ。


 ようやくこちらの言い分に気が向いたようである。



:んなこと言われたって、普通は信じられんでしょ

:本当にライブ配信なの? 編集した動画じゃなくて?

:おぅい、SNSでさっきのこと話題になってるっぽい。



「……マジ?」


 それは困る。


 ただでさえ目立つ格好をしている。



:交通事故で検索したら出てくる。

:あ、本当だ。目撃情報がヒットした

:何人かそれっぽいこと呟いてるね

:君の写真や動画は上げられていないけど。

:ほんの一瞬の出来事だったからな

:モペットの人、救急車で搬送されてる

:アレはどう頑張っても全身麻痺コース

:首が曲がっちゃってたもんね……。



 格好といえば、さっきから衣服の具合がおかしい。


 改めて確認してみると、悲しい光景が目に入った。


「あぁぁ……」



:今度はどうしたよ

:また何かあったの?

:アグダちゃん?



「買ったばかりの服が破れてしまいましたの」


 アスファルトの上を転がったことで、あちこちボロボロになっている。少し破れたくらいなら裁縫セットで直すこともできたろう。しかし、被害の度合いはそういった思いを断念させるくらいには無惨なもの。



:あぁ、なんだそんなことか……

:そりゃあれだけ派手に跳ねられたらなぁ。

:それでノーダメなのがどう考えてもおかしい

:ダメは多少入ってたけど、回復してたような

:それはもっとおかしい



「すみません、今日のところは配信終わりにします」


 心が挫けたぜ。


 これ以上は視聴者と話をするのもしんどい。



:あ、ちょっと待ってよ

:この状況で落ちるとか

:めっちゃ気になるんだけど。

:せめて次回予告が欲しい!

:次はいつごろ配信するの?



 その日は夜になるまで、自宅で息を殺して過ごした。


 幸い、警察が自宅を訪問するようなことはなかった。


 どうやら完全に撒けたようである。


 向こうしばらくは外に出ないほうがいいかもしれない。


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