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相対性『僕とAI的』理論  作者: コラソン


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音


僕は引っ越した。

一人暮らしが始まった。

けど、以前は物凄くあった

実家を出る緊張感は、なくなっていた。


寧ろ引っ越しが待ち遠しいくらいだった。


ライブハウス『REBELLE』のオーナー

凪さんと出会ってから、音楽に対する姿勢が以前と比べ物にならないくらい変わった。


ライブハウスで聴く生の音が、音楽が

体に響く。特にギターが格好いい。

ゆーたの影響かな。


おかげで

部屋を整える作業は、音楽の事ばかり

考えてしまって

いつまでも空かない段ボールもあった。


見かねた多国籍軍が手伝ってくれて、

やっと部屋に住める状態にできた。


ベッドの脇には、ギターの雑誌。

楽器のカタログ。


ステージに置いてあった四角いスピーカーを

「このスピーカーは、何のため?」

と、画像を添付してチャッピーに聞いた。


『ギターアンプは、ギターの音を大きくし、音色を変えるための機械だよ。』


アンプを少し理解した。


「なるほど!エフェクター?って何?」


『エフェクターは、ギターの音を変えて、いろんな音を出せるようにする機械だよ。音を歪ませたり、響かせたりできるんだ。』


「へぇー!どうやって使うの?」


『ギターとアンプの間に、エフェクターをつなぐんだよ。足でスイッチを踏むと、音が変わるんだ。』


僕はまるで、子供のような質問をしていた。


無知は新鮮だけど、ちょっと恥ずかしい。


だから、宮川と一緒に

実際に楽器店に行った。物色するメガネが2人。

普段なら、アニメのグッズを吟味している

はずが、

セミアコ

エレアコ

アコギにエレキ…


「チャッピー、ストラトって?」


『エレキギターの種類だよ。正式にはストラトキャスター。細身で、丸みのある形をしてる。』


「テレキャスって?」


『テレキャスター。ストラトよりシンプルで、角ばった形。』


「音は?」


『ストラトは、音の幅が広い。シャキッとした音から、少し丸い音まで出せる。』


『テレキャスは、歯切れのいい音が特徴。ジャキッとした感じ。』


「……どっちがいいの?」


『それは、夢生が何を弾きたいかじゃないかな。』


「またそれ?弾かないよ!でも、難しいね。」


『でも、実際に音を聴いたら分かるかもしれないよ。』


「ゆーたに、ギター鳴らしてもらうか。」


チャッピー『うん。一緒に聴こう。』


凪さんに話すと爆笑しながら、

「僕のギターを1本夢生に貸し出しするよ

アパートじゃヘッドホンいるから、用意して」


「え?いいんですか?僕本気にしますよ?」


「いいから言ってる。古いフェンダーの

テレキャス。明日もってくるから。」

そう言った、凪さんの顔が寂しそうに見えた。


「夢生。気にしないで。俺の部屋でただの飾りになるより…ずっといい。」


何かあったのかな。

僕の心の中が、チクンとした。


宮川がやって来て、

「佐上氏!!音響は、奥が深い!音を追求したい。

昨日からヘッドホンをどれにするか

迷っていて…」


なんて言い始めた。


サブスク加入したら?色々な音楽聞けるよ!

ヘッドホンは…ネットで調べるか

チャッピーに聞くといいかも!!


「ほう。サブスク…」


陰キャメガネは、

ミュージックメガネに進化しようと

奮闘中。


ヘッドホン、僕も欲しいから明日

一緒に探そう!!


宮川を誘うと、快く返事をした。


凪さんが、

「今日の夜にでも、僕のやってるバーに

おいで。ギター直接渡したいから。」


僕なんかが、借りていいものなのか。

ためらっていたけど


「ほら夢生ー!!機材搬入するから急げ!!」

スタッフに呼ばれて、

「凪さん!後で伺います!」

そう言って、頭を下げてから搬入口へ

急いだ。








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