ライブへむけて
母の退院祝いの日
昴くんが、ブリーフを履く羽目になった
あの日
ブリーフ銭湯の湯船に浸かりながら
ゆーたが
「具体的な歌詞は出来てるから、
適当なメロディーで歌うから、タクミん
聞いてよ~」と言い出したから
宮川は、「わかりました。聴きましょう。」
とやけに固い表情で返していた。
きっと、真面目な性格だから
責任感が、宮川をそうさせてるんだな、と
僕はちょっと嬉しかった。
ゆーたが歌い始める。
♪昨日までのことなんてギターの音で飛ばして
間違えたって笑えばいい
♪走れ 走れまだ名前のない今日を
鳴らせ 鳴らせ僕らだけの音で~
「タクミん、どうかな~」ゆーたが聞く。
宮川が、「歌詞全部見ないと何とも言えませんが、言葉の響きは、好きです。個人的に。」
そう言うと、
ゆーたがザバっと立ち上がって、
「マジか!!超嬉しいんだけど!!
好きかどうかだからさ!マジか~うれしい」
と大喜びしていたが、
「あの、目の前で立ち上がってしまうと、
ゆーたのイチモツが、目の前にきて、
耐えられません。ゆーた、ちゃんと座りましょう」と、冷静に宮川が返していたが、
「よぉし!!書くよな!ゆーた!!がんばろうぜ!!」
と、ガッツポーズしながら
こーきも立ち上がったので
宮川は、男子ふたりのイチモツが
目の前にぶら下がってしまい
死んだ顔になっていた。
だけどその後、
多国籍軍が集まって、
『ライブにむけての楽曲制作』
に取り組み始めた。
ゆーたのギターを見せてもらう。
YAMAHA PACIFICA 112V
色はSonic Blue。
「バイト代で買って、気に入ってるんだよね~
俺歌うのメインだから、
S/S/H構成で、シングル+ハムバッカーを使い分けられるし、
コイルスプリットもある。
まさに!ギタボの俺にぴったり!!」
ほわー。こいる?ハム?よくわからないけど
このエレキギターは明るいゆーたに
すっごく似合う。
まさに、青春。アオハルだ!!




