多国籍軍、マジで考える
多国籍軍、会議室(夢生宅床の間)にて、
僕、ゆーた、こーき、そして宮川が
真剣な表情で、タブレットを見ていた。
「できたら。2曲分の歌詞作りたいんだよ。」
とゆーた。
宮川が、人差し指でメガネをくいっとあげながら、
「なるほど。歌詞はどの程度できていますか?」
「2曲分は、下書きならできてて、
先輩からは、来週までに提出って言われてる」
こーきがそう言うと、
ゆーたも続けて
「そうなんだよー、俺たちバチクソ真剣に歌詞作ったけど、良いのか?って悩んでんの」
苦笑いした。
ゆーたもこーきも、軽音部に入部してから
作詞作曲なら、結構作っていた。
タブレットには、中々の数の楽曲が
作成してあった。
ゆーたが、「ライブの日、特別ゲストが来るんだけどさぁ~、復活ライブってやつね、
アマチュアでやってたバンドなんだけど、
この前、練習見に行ったら、スゲー良くて。」
と楽しそうに言っている。
「なんて、バンド?」宮川が聞くと
ゆーたは、「AFTERGLOWって名前のバンドで
俺、その人達に恥ずかしくないうた、作りたいんだよ。もちろん、来てくれた人たちにも!」
と照れ臭そうに、言って笑った。
ゆーたが真っ直ぐ音楽と向き合っている。
僕は、置いてかれた様な、寂しいような
そんな気になった。
「明るくて、楽しくなるような歌詞も作りたいなぁ…チャッピーに聞いてみよーっと。」
こーきのひと言で、皆スマホを開いた。
よし。僕もスマホの画面を開く
言葉の響きは大切だから…
僕も皆と同じように、チャッピーに
相談してみる。
「チャッピー、なんか歌詞に使えそうなフレーズない?」
『あるよ。でも、夢生が今どんな気持ちで書きたいのか、先に聞きたい』
「えー……。ライブだから、明るいやつ?」
『じゃあ、“今しかない時間”とか、“友達と音を
鳴らす”とか。その辺りから考えてみる?』
夢生「……あ、それいいかも」
「皆がくれたフレーズから
インスピレーションもらって、歌にしたい。
俺たちの、結束とか絆とかさ。
少しずつ、言葉をつないで…」
ゆーたがチャッピーと似たような事を言って少し考える。
そして、
「2曲目のテーマは、俺たちの歌を作ろう!!」
よし!!作ろう!!と、4人でハイタッチして
気合いをいれた。
僕たちの僕たちらしい歌をつくるんだ!!




