↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
相対性『僕とAI的』理論  作者: コラソン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
10/52

先生たちの結束と、僕たちのコミュニティ


僕の学校の、図書室。

ここは広い。日差しも入り気持ちがいい。


ガラガラピシャン。

僕らの担任。原田先生。

学年主任の松本先生、まっつんもきた。


僕の隣には宮川がいる。安心メガネだ。


原田先生の、スマホが鳴る。

ゆーたの担任の、ササ先からだ。

どうやら、こちらに着いたようだ。



あの緊急会議の後、僕達は

ミクをこのままの状態ではどうにも出来ないから、お互いの先生に相談した。


僕の学校とゆーたの学校だと

オンラインで会話するより、対面のほうが

良いだろうと

僕の学校に集まることになった。


僕の学校も、生徒向けには公表せず、


図書室の入り口の扉の小窓には

会議中とだけ記した貼り紙を、内側から貼り付けて中の様子が見えないようにした



ゆーたの学校では

皆いつもどうり、バラバラに帰宅し

向かった先が、僕の高校の図書室だ。



窓からは、穏やかな日差しが入り

いつもなら、昼寝してしまうけれど


今からシビアな話が始まる。


正直言えば怖い。

ファミレスで会ったミクは普通の精神状態に

見えなかった。


あの時、初めはただ僕をバカにしていたから

ただの意地悪だろう、としか認識してなかった。


問題はその後だ。目付きがおかしい。

焦点があってないような。

口元が変に歪んでいた。


何かあってからでは遅いのは、

ミクにも言えるんじゃないか。


出来るだけ、穏便に解決したい


多国籍軍ブリーフ隊の皆が一緒だから、

僕は心強かったけど


ミクには、本当の意味で相談できる人が

いるんだろうか。


たぶん、いないと思う。

フーカもサナも、「ミクについていけない」

と言っていた。


色々考えていたら、


ゆーたがこーきと爆笑しながら図書室にやって来た。


案内役の教頭先生は、三角形の

小さな旗を持ち、ゆーた達を先導してくれたのだが…。


持っていた旗が悪かった。



黄色い旗に

『交通安全』のロゴが。我が高校の

学校マークと共にプリントされた物だったのだ。


やけに懐かしい旗。

デザインこそ、ウチの学校仕様だけど、

小学校の時の横断歩道で大人達が

交通指導でもっていたアレだ。


何故そんな旗があるかとの疑問に思うけど


僕らの学校では、小学校、幼稚園などと

合同で、交通安全教室を開催していたから。



「こら、ゆーーた!!こーーき!!

爆笑しながら登場すな!!

ココは、神妙に登場する場面だわバカちん!!

センセイハズイから!!」


2人の後ろでササセンが叫ぶ。


この人ゆーたの担任になるために

産まれてきたに違いない。なんとなく、いや確信した。



「相川教頭、ウチの生徒が失礼して。

申し訳ございません。」

頭を下げるササセン。


「明るい生徒さんで。元気ですばらしい。

でわ、私はまた、案内役に戻ります」


教頭は、ニコニコしながら去っていく。


まだ、到着してない生徒を迎えるためだろう。



優太もこうきも、教壇に呼ばれ

自己紹介をし、こちらに来た。


僕と宮川の2人は、ゆーたの学校の

皆が集まってから自己紹介をする手筈で


知らない人の前で挨拶をする…

陰キャメガネ2人はド緊張していた。



ササセンが、原田先生やまっつんが

困らないように、生徒に各自、大きめの付箋に名前を書かせ、胸に貼るよう指示した。


皆の名前がわかりやすくなった。


次々入ってくる。


「学級委員長の長田空です。本日は

このような集まりを開催して頂き

有難い限りでございます。どうぞ宜しくお願い致します。」

長田君がバチクソ早口で挨拶する。


あ。メガネ仲間だ。

間違いなく、陰キャ仲間だ。ちょっと嬉しい。



バタバタバタバタ!慌ただしい足音。

入室すると


「最悪!!」フーカだ。息を切らしている


「ウチら、帰りミクに粘着されて。

焦った。あー疲れた!!」サナだ。


大丈夫?僕が聞く。


「まじ頭使って、サナは病院

うちは、オネーチャンと待ち合わせって

テキトーに言って」とフーカ


「急いでるから、じゃっ!って走って。

2手に分かれて撒いて。


ゆーたとこーきは、いつの間にかササ先と消えるし

心細いし。フーカとはコッチの学校前で待ち合わせして、あー、疲れた」と

サナが、説明した。


宮川が「無事で何よりです。走ってきたなら水分補給してください。」と言った。


ゆーたの学校から集まったのは

6名。他の仲間は、あまり集まると

かえって危険だと考えて、オンラインで

参加になった。


少しずつ嫌な予感が募っていく。

早く解決する事を願わずにいられなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。