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6、コンゼツ根絶計画  作者: 黒十二色
第二章 自殺者根絶計画
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22/54

22、あだ討ち根絶計画

 霊界にて、監視人のあいにゃんは、事態を深刻そうに見ていた。

 画面上には、ファミレス。嶋縞子と、桂はんなが映っている。

 今から嶋縞子の記憶を消して、桂はんなの記憶も消して……ということができないわけではない。しかし、記憶消去の権限を持っているのは、まいぬーのみであること、まいぬーもあいにゃんも芸術好きで、絵画など美しいものを消してしまうのを是としないことという二つの理由により、それは困難な状況であった。

 その趣味嗜好の問題が、今回の嶋縞子の行動を引き起こしたと言っても過言ではないのだが、たとえ誰かからの命令に逆らってでも『あいまいコンビ』は我を通すのだった。

 半分が霊なるものである彼女らも、元は人間であり、人間であるからには完璧などでは決してない。

 拘るところには拘るし、ミスなんて日常茶飯事だ。その大量のミスゆえに悪霊扱いされることも少なくないのだけれど。

 とにかく、あいにゃんはただ一人の上司、霊界のボスに申請する。新しい根絶計画の許可を。

 すぐに許可が下りた。

「あだ討ち、根絶計画」

 誰にやらせようかと考えたが、まいぬーは某二人のダメな子のせいで、ひときわ難しくて辛い計画に回されてしまったために信頼できる人手など無いに等しかった。

 かくなる上は、と、あいにゃんは決意する。

「時田まことを向かわせましょうか」

 嶋縞子は、時田まことの親友である。直接説得させることで、さっさと解決しようというのである。

 ある程度のリスクが伴うが、他に適任者が居ないと考えた。

 霊界刑務所にて受刑者の監視にあたる時田まことを放送で呼び出した。



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