11話 最初の一歩
チュンチュン――。
小鳥のさえずりで目が覚める。外を窓から見てみても昨日と景色は変わらない。改めて自分は異世界にいることを確認した。まだレオンは寝ているようだ。にしても寝相悪すぎだろ、こいつ。寝返りで地面に落ちていやがる。
「さて、ステータスでも確認してみますか。」
昨日副職に就いたことによって何かステータスが変わっているかもしれない。
「ステータスオープン」
ステータスが俺の目の前に現れた。
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名前:斎藤 理仁 LV4
種族:人族
年齢:22歳
性別:男
経験値:0 / 100
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【本職】
反転術師 Lv3
職業経験値:0 / 1000
【副職】
見習い剣士 LV1
副職経験値:0 / 100
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HP:130 / 130
MP:95 / 95
筋力:20(+3)
魔力:22
俊敏:16(+2)
器用:18
精神:30
幸運:6
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【ユニークスキル】
・成長
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【スキル】
・スラッシュ
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【魔法一覧】
火 なし
水 なし
風 なし
土 なし
雷 なし
氷 なし
光 なし
闇 なし
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【称号】
・異世界転生者
・神に選ばれし者
・ゴブリンの恩人
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1回スラッシュの説明を開いて見てみる。
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《スラッシュ》
消費MP:3
剣や腕に魔力をまとわせ、通常よりも鋭い斬撃を放つ剣技。威力は使用者の筋力と剣術の熟練度に応じて上昇する。
「見習い剣士」が最初に習得する基本スキルだが、極めれば上級冒険者でも使用する者は多い。
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なるほど、MPを使うのか。俺でも何回も撃つことができるのか、これはいいスキルだな。にしても腕でも使えるとなると意外と汎用性は高いスキルになりそうだ。ていうか。
「副職に就いたときについてきた能力補正って何だ?」
まぁレオンが起きたら聞いてみよう。いったん保留だ。称号の効果も確認しておいた。
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《異世界転生者》⋯異世界に転生したものが貰える称号。 効果 特になし
《神に選ばれし者》⋯神と話したものに与えられる称号。 効果 神に会いやすくなる。
《ゴブリンの恩人》⋯ゴブリンから一定の信頼を得た際に得られる称号。
効果 ゴブリン族に対する敵意を向けられにくくなる。
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《異世界転生者》はある意味あるのか?まぁちゃんと効果があって良かった。そんなこんなしていると。
「ふぁぁぁぁ。」
「おっ起きたか。」
レオンが起きてくれた。
「寝起きに悪いんだが副職に就いたときに手に入った能力補正って何かわかるか?」
「それ今聞くかぁ…?」
寝ぼけているな、こりゃ。
「能力補正はその職業になった時に得られる追加のステータスだ。例えば魔術師だったらMPや魔力に能力補正がつくぞ。」
なるほど、俺は今見習い剣士だから筋力と俊敏に補正がついたのか。
「それは副職を変えると?」
「まぁ消えるな。」
何個も副職に就いて最強になるのは無理らしい。
「まあレベルが上がったら補正も増えて強くなるぞ。」
「寝起きにわざわざありがとな。レオン。」
「お安いごよぉ……―――」
……こいつ二度寝しやがった。今日は確かまた一緒に依頼を受けに行くって約束したのに。
「起きろ、バカ。」
「いって」
俺はレオンの頭を軽く叩いた。
「冒険者ギルドにさっさと行くぞ。」
「もう顔が冒険者らしくなってきたな。」
どうやら俺は意識せずに笑っていたらしい。また戦うのが楽しみだな。
◇◇◇◇◇
俺とレオンは着替えて朝飯を食って冒険者ギルドに来た。ギルドに入ると昨日と同じ受付嬢がいた。
「依頼をしたいんだが。オススメあるか?」
「レオンさんはまだ彼に付き合っているんですか?」
「まぁ、ちょっと気に入ったからな。」
やっぱり周りから見たら俺は足手まといか…。いつか強くなってレオンに恩返しがしたいなぁ。
「で?オススメの依頼は?」
「でしたらこちらでどうですか?」
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依頼内容:ホーンビット 5匹の討伐
報酬:銅貨8枚
推奨ランク:Fランク
依頼詳細: フィルネ村周辺でホーンビットの目撃情報が増加。畑を荒らす被害が出ているため、5匹以上討伐し、角を証明部位として持ち帰ること。
注意事項: ・角による突進に注意。 ・群れで行動することがある。 ・討伐証明として角を5本提出すること。
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ホーンビットか。名前からして角が生えているんだろうな。
「これでいいか?リヒト。」
「あぁ、もちろん。」
俺の2回目の依頼が始まった。今度は絶対に失敗しないように気合を入れた。
「よっしゃぁ、行くぞぉぉ!!」
「おー。」
ちゃんと返事してくれるレオンマジで神。
次回ちゃんとした戦闘です。




