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第四話<ジャーナリスト>-4

「・・・そういわれると、櫻子さんは今も普通に漂っているな。」

「うん、気づくのが遅かったかな・・・。」


現在三人は人通りの少ない昼の歩道を歩いていた。

食事に向かうためである。

せっかく会ったのだから食事は一緒にすることになった。

向かう場所は蘭子がお勧めのパスタ屋があるということだったので

そこに向かっていた。

櫻子はハンバーグが無いことを知っていたが

店の雰囲気が良いということを聞いたので

ぜひ行ってみたいと思っていた。


「つまり幽霊は昼や明かりは関係ないということか。」

道が下り坂に差し掛かったところで琴和がそう言う。

「あ、でも眩しすぎるのはあまり好きじゃないなぁ。」

琴和の言葉に櫻子は反応する。

「と、するとある程度は関係あるのか。」

「そうかも。あまりにも眩しいと目を背けちゃいますから。」

櫻子の台詞に蘭子はふと思う。

「櫻子さん、それって体調・・・でいいのかな。とにかく何か具合が悪くなるとかあるんです?」

「・・・うーん、それは無いなぁ。」

「それってさ、私たち生きている人も眩しいのは目を背けることと同じじゃないですか?」

「そう・・・かもしれない。」

「やっぱり関係なさそうだ・・・。」


取り留めの無く会話は続く。


「そういえば、左手の具合はどうなんですか?」

櫻子が琴和に聞くと元気そうに答える。

「まだ少し痛みますけど、もう平気ですよ。

予想より早く治りそうです。」



「ちなみに叩くなよ。」

「・・・。」

一呼吸置いた後、琴和は横目で蘭子を見る。

「せっかくプレゼントを使ってみようとしたのに。」

しぶしぶバッグから手を出す蘭子。

「・・・俺を殺す気か?」

「冗談よ、ジョーダン。」

「本気でたまるか!」


言葉遣いというものは不思議で

使い方を代えるだけで会話の流れが

大きく変わっていた。

琴和はその変化に少し面白みを感じながら

歩いていた。

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