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第三話<化鳥>-1

「その時私は、何故か知りませんが

物凄い嫌な予感がしました。

おそらく、噂のトンネルが近くなってきたからでしょう。」




ここは琴和の部屋。

彼は今、テレビを見ながら固まっている。

何故なら見ている内容は、心霊体験の番組。

櫻子の事もあり、何か参考になることがあるのではないかと思い

2時間スペシャルを見ているところだ。


これは実体験を基にしてドラマを作っている。

本物の幽霊を見た琴和にとっても

演出が凝っているため、恐怖心が湧き上がってくるものだった。


「トンネルに入ると、私はあまりにも不気味だったので

スピードを上げました。

直ぐ抜けたいからです。

ですが中々トンネルを抜ける気配がしません。

おかしいなと、思ったときのことです。

バックミラーにふと目が行くと

後部座席に髪の長い女性の姿が・・・。」

大きな効果音と恐怖心を倍増させるような音楽が鳴った途端に

幽霊がアップの画面に切り替わる。

番組の会場もヤラセの悲鳴で余計に

恐怖を盛り上げたその時・・・



「おだわらさぁ~ん・・・」

「●×▲□@#&%☆!?!」


琴和の背後から静かに櫻子が現れる。

そして声にならない叫び声が建物中に響き渡った。

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