表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とある生産職の戦い方~百鬼夜行とロマン武器~  作者: ジャックFS
第二回イベント後半戦(私って普通にはこのゲーム楽しめてなくない?)
336/702

大切なプレゼント

(主様、海鮮丼の材料が届くからそろそろログアウトしてくるのじゃ!)

(え、忍ログアウトしてたんじゃ?)

(我は両立できるからな)


 そうでしたね。忍とは感覚的に長い付き合いになってきたから忘れてたよ。


「食事の時間で呼び出しかかったからログアウトしなくちゃならないんだけど、二人はどうする?」

「お姉ちゃんどうする?」

「ここからモノロスへの帰る方法がデスルーラ以外であるのであれば探索して魔王様のお役に立ちたいです」


 二人とも……ココロとは違って純粋無垢に私を慕ってくれてるなぁ…それなら、


(真宵)

(送迎であれば私が行いますのでご心配なさらず)

「真宵が送迎してくれるみたいだよ」

「それなら安心して食事を楽しんで来てください」

「魔王様、またね」

「またね、莉華ちゃん」


 そしてそれと同時にログアウト。これで消えながらお別れの挨拶をしていることになって神秘的に演出ができたと思う!


「こころ、今何時?」

「十一時半だよ」

「あれ?海鮮丼は晩御飯のだったよね?」

「いや、誰もそんな事言ってないよ」

「そうだっけ?」

「そうだよ、お姉ちゃん」


 まあ、いいか。


「それで届くとは聞いたけど、届いた?」

「まだだよ」


 ん?あれ?ここは自分の部屋で、私はVRゲーム器のヘッドギアを着けているから、フルフェイスヘルメットを着けているようなものなんだよね。

 目の前のマジックミラーモドキから何故かこころの顔が私のことを覗きこむように目が合ってるんだよ。

 そして何故か今日は枕を使わずにゲームを始めたはずなのに枕を使った時みたいに首が曲がってる。

 以上の事から導き出される結論は!


「こころ、人の部屋に勝手に侵入して私が動けない状態だからって勝手に膝枕すな!」

「お姉ちゃん…珍しくセキュリティが甘かったから何かあったのかな?って思ってさ」

「そりゃあ海鮮丼が待ち遠しいからに決まってるでしょ。あとさ、膝枕してくれるならこのヘッドギア外した状態でしたいんだけど」

「それはちょっと無理かも」

「なんで?」

「今、ただでさえ鼻血が出そうなのに直にお姉ちゃんを膝枕するとなると確実に出てしまうからね」


 逃げねば!ヘッドギアを守らねば!


「あ…」

「こころ、壊されたら困るからこそのこの対応だと理解して」

「はい…」

「こころから貰った大切なプレゼントの一つなんだからさ、私も大切にしないといけないかならね」

「う…ん…」

「あ、気絶した」


 鼻血が出ないようにした結果、気絶して難を逃れるのか……本当にこころは多芸で羨ましいなぁ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ