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転生勇者と転生賢者の異世界無双  作者: 蘭 蓮花
本編
85/100

新たな刺客


朱鷺ときまるたちだけズルくない? ねぇ。」

「ごめんってば。」

二週間後、ようやあかねは目を覚ました。

「ああ、めちゃ濃い味の物を食べたい……」

「まだがりだろ。」

「はぁ~あんぁ~。」

「変ないきくな。」

あかねはベッドの上で手を振り回すため、しょっちゅうほおに当たる。

「退院したら何かおごってやる。うまいものでも、あまいものでも。」

「じゃあ、両方!」

「はいよ。」

すぐに機嫌を良くして、あかねはニコニコし始めた。

あつかいやすい……

「それよりも、だ。お前もヲルトガルフのかくおそわれたんだろう。そいつの事を教えてくれ。」

「ああ、いいよ。代わりにそっちも襲われていたんだろう。そっちも教えてくれよ。」

「ああ、分かっている。」

俺はなぎさたたかった事、波動魔法の事などを全て洗いざらい話した。

「ほ~ん、つまり僕ほど運動は出来ないけど唯一オリジナルの魔法が最強のせいちょうちゅう水色みずいろあたまかぁ。」

「そうだピンク頭。」

「む……」

「次はあかねだ。分かりやすく頼むぞ。」

了解りょ!」

あかねくる 錬聖れんせいの事、凄いけんじゅつ使つかいと言う事、もしかしたらたたかった時の傷のおうきゅうしょをされたかも、などを聞いた。

たたかったときはヤバかったけど、最後はおうとかしのぶみたいな感じだったかな?」

「ヲルトガルフの刺客は残り2人、しかも馬鹿強い。」

「うん、そうだよね。どうするぅ?」

「……戦うしかないだろうな。」

「む~。」

今悩いまなやんでもどうしようも無い。あかねは充分すぎるほど休んでいろ。」

了解りょ!」

あかねは普通に元気だったな。

これで後二週間……

もう三日後でもいいんじゃないか?

廣丸ひろまるは傷も安定し、静かに休んでいる。

あとは色々と退院たいいんじゅんと次に行く国でも探すとしよう。

凛雪りんせつ、ついでだから何か食べるとしよう。」

「分かりましたぞ、朱鷺とき丸殿まるどの。」

俺らはゆったりしながら宿に戻った。


ヲルトガルフのきょじょうない……

「失敗したのですか? 剣聖殿けんせいどの。」

「ああ、失敗しちもうた……。って、前回と逆じゃないですか。」

「ちーす、シャボンおつかれ。」

「うん、つかれた。」

私とシャボンがヲルトガルフのきょじょうに戻ってくると、おうしのぶむかえてきた。

「あんな大口叩おおぐちたたいたのになぁ。」

「本当にちくいきおいでした。」

しのぶ~、何かご飯くれない?」

いなごモドキのつくだでいいか?」

「それはいや。」

そう四人で歩いていると、ある部屋に近づいた。

軽快けいかいな音楽が鳴り、くうを切るような音がする。

「まじかいな、まだ練習しとるん!?」

「確か始めたのが朝だったよなー。」

この部屋はNo.2の部屋。

確か暗号名前コードネームは……

「”舞踊鬼神ダンスオーガ”…。本当にダンスすると満足するまで終わらないね。つがにはよく分からないけど……」

「No.1はどうしたんですか?」

中庭なかにわ月光浴げっこうよくしてますよ。」

月光浴げっこうよく!?」

本当にかくの上位はよく分からないな。

No.1変人(自称)、しんNo.2(自称)など。

なんでこんな人たちが呼ばれたんだろう……

「食事は何でもいいよな。」

「ああ。」

ヲルトガルフは俺たちをしょうかんしたが、あとはべつとうきゅう殿でんに放置したからな。

ここでの生活はだいたい自分達でやっている。

「あとはヲルトガルフに報告だが、どうせ聞かないだろうな。おうたちと同じ様にな。」

「うん、つがもそう思う。」

前回もおうたちが報告したが、「あっそ……ふ~ん。」だったからな。

でも報告しないと面倒めんどうだ。

「ふぅ~、おっ、剣聖けんせいとシャボンじゃないか。案外速かったんだな。」

「はい、負けたので……」

「強かったぞ。」

準備していると、舞踊鬼神ダンスオーガがドアから顔を出してきた。

金髪の逆立てたかみみぎ一筋ひとすじの傷、全身のきたげられた筋肉がいんしょうてきだ。

「じゃあ、次は俺か。二人はさっさと報告しておけよ。」

「言われなくてもするつもりです。」

「はにゃ。」

舞踊鬼神ダンスオーガかみさかてた後、ニヤっと笑う。

「じゃあ、練習しておくぞ、俺は。天下のしんはただ舞うのみ。」

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