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転生勇者と転生賢者の異世界無双  作者: 蘭 蓮花
本編
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84/100

全快!


一週間後、俺と凛雪(りんせつ)は先に退院した。

「二度と怪我(けが)するなよ~。」

「二度とは無理だろ。」

軽く別れを伝えたあと、病院を出た。

まぁ、そのまま旅(たび)に出る事は出来ないから、近くの宿を借(か)りよう。

茜(あかね)たちが回復するまでな。

まだ回復しきっていないためか、未(いま)だに目を覚ましていない。

ちなみに一週間で使用した魔(ま)力(りょく)補(ほ)給(きゅう)薬(やく)は24個。

本当にかなりの量を使用した。

久しぶりに魔法の練習をしようか。

場所は黒翼山(こくよくざん)でいいな。

そう言えば、密(みつ)輸(ゆ)の件はモトタカ達が変わってくれた。

ボコボコにした後、組合(ギルド)に突き出したらしい。

流石(さすが)としか言いようがないよね。

「朱鷺(とき)丸殿(まるどの)、どこかへ行くのか?」

「ああ、ちょっと魔法の練習をしに。」

「余も行くぞ。」

「了(りょう)解(かい)。」

俺は空間移動(スペース・テレポート)で黒翼山(こくよくざん)に移動し、早速(さっそく)練習するとしよう。

「何の魔法をするのだ?」

「軽く新しい魔法を、な。」

新しい魔法の準備をしていると、あいつらが出てきた。

あのかなり気持ち悪い魚(さかな)野(や)郎(ろう)。

「四肢(しし)魚(うお)だ。」

「分かっているよ。」

かなりの群れだな。

襲(おそ)ってこないのなら、戦わないが……

「ギョオォォォ!」

叫(さけ)び声(ごえ)が気持ち悪い!

そう奇(き)声(せい)を発した後、こちらに向かって襲ってきた。

「さて、始めようか。氷魔法 ””氷(ひょう)雪凛(せつりん)・蓮華(れんげ)晶(しょう)”」

俺は氷の蓮華(れんげ)の蕾(つぼみ)を創り出し、花を咲(さ)かせる。

「これは!?」

「凛雪(りんせつ)の技を真似(まね)したみた。でも、まだまだだね、これは。」

蓮華の花から氷のビームが発射され、四肢(しし)魚(うお)を貫(つらぬ)く。

おお、凄いな。

俺らも凛雪(りんせつ)の本気のビームを見たが、まだまだ及(およ)ばない。

もっと練習しないとな。

襲ってきた全ての四肢(しし)魚(うお)はビームによって貫かれて、凍(こお)り漬(づ)けにされた。

「そう言えば四肢(しし)魚(うお)って食えるか?」

「魚だから食えると思うが……この見た目では余は食いたくない。」

「……確かに。」

四肢(しし)魚(うお)って見た目があれなんだよな。

手足の生えた……魚……。

魔物の説明ってもう詳(くわ)しく出来ないかな。


<四肢(しし)魚(うお)> E- 階級(クラス)


突然変(とつぜんへん)異(い)で四肢(しし)が生えた魚。

エラ呼(こ)吸(きゅう)と肺(はい)呼(こ)吸(きゅう)、両(りょう)立(りつ)出来(でき)る。


時期(じき)が訪(おとず)れると、大量に繁(はん)殖(しょく)して色々な場所を覆(おお)う。

味は壊滅的(かいめつてき)に不味(まず)く、ネチャネチャしている。


おお、説明が追加されてる。

でも、あんまり良い説明がないな。

ネチャっとしていて不味い魚なんて……

でもどう処理しようか。

……燃やした方がいいな。

「火魔法 ”燃(ねん)焼(しょう)炎(えん)”」

俺は四肢(しし)魚(うお)の死(し)骸(がい)を一気に燃やし、焼却(しょうきゃく)処分(しょぶん)しておく。

もう一種の毒だしな。

不味いと言う名の毒……

「凛雪(りんせつ)も戦うか?」

「うむ、そうするとしよう。」

処分しきったあと、山道を歩いていると地面に亀(き)裂(れつ)が走り、何かが出てきた。

それはかなりデカイ土竜(モグラ)だった。


<ビッグモォル> D- 階級(クラス)


巨大な手で穴を掘(ほ)り、地中の中にある鉱石を食らう。

鉱石の影響で爪が硬質(こうしつ)化(か)している。


どうするんだ?

あの爪で引(ひ)き裂(さ)かれたら、人堪(ひとたま)りもないな。

「氷魔法 ”氷棘(ひょうきょく)纏鎧(てんがい)”」

すると凛雪(りんせつ)は氷魔法で氷の棘(とげ)の鎧(よろい)を創り出し、デカモグラに視線を向ける。

「いくぞ。」

すると、その鎧(よろい)を纏(まと)ったまま、デカモグラに向かって突進(とっしん)していった。

「グモォ!」

「噴(フン)!」

凛雪(りんせつ)はデカモグラに突進し、吹き飛ばした。

しかも氷の棘(とげ)が刺さったため、かなりの致(ち)命(めい)傷(しょう)になっただろう。

ドシャっと音がしてデカモグラは落下した。

「おお、凄いな。」

「魔法だけでなく、肉弾戦(にくだんせん)も鍛(きた)えなければな。」

なんか廣丸(ひろまる)みたいになってきたな。

「特殊魔法 ”亜空間収納”」

モグラを持ち上げ……

る事が出来ずに力(ちから)尽(つ)きた。

茜(あかね)がよく持ってくれてはいたが、まさかこんなにとは……

「朱鷺(とき)丸殿(まるどの)、手伝いますぞ。」

「ああ、済(す)まないな。」

何とか持ち上げる事は出来たが……、俺も鍛(きた)えないとな。

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