強く、賢く、実践する
すると、渚の体から蒼いオーラが吹き出してきた。
「僕は親に教育放棄、ネグレクトされていたんだ。」
かなり闇の深い話だな。
「二度も失わない。絶対に。嘘で固められた愛でもだ!」
いままで茜みたいにふざけてはいたが……
あいつ、愛情に飢えてやがるな。
愛情と言う名の虚言でも、一切疑わず信じるだろうな。
人殺しでも、愛情と言う名目で容易くやるだろうな、これ。
「水魔法 ”穿水”」
先手必勝!
速攻の水の矢を解き放つ。
「邪魔だ!」
渚はそう言った瞬間、水の矢を片手で弾いた。
なるほどな、エネルギーの塊である”波動”を手に収束させて弾いたのか。
でも”穿水”は水を圧縮して一ヶ所に放つものだから、案外強いんだが。
呪○廻戦の”○血”とほぼほぼ似た物だ。
(パクリじゃないよ、RESPECTだよ。[作者])
「いいね、それ。波動魔法 ”波動穿”」
その瞬間、渚の手の間から蒼い矢が発射された。
まじか、魔法の”複写”か!
咄嗟に避けたが、矢が地面に当たった瞬間、地面が大きく爆発した。
威力がおかしすぎる。
「光魔法 ”閃光弾”」
取り敢えず光の弾を上空に放ち、一気に破裂させる。
破裂した瞬間、強烈な光が目にやって来る。
「なっ……」
まずは渚の視界を封じる。
予定通り、渚の目は強烈な光を浴びて一時的に動きを封じられた。
「炎魔法 ”炎刀”」
その隙を狙い、炎の刀を振るう。
しかし渚は体を仰け反らせて、炎の刀を避ける。
そして脇に強力なカウンターを食らった。
しかも、カウンターは波動拳だった。
全身が軋むような衝撃が走る。
「ガッ……」
一気に血を口から吐き出す。
目が光によって見えないのに……
「波動魔法 ”波動レーダー” 微かな波動を飛ばしてレーダーの様に働かせたんだ。」
つまり目を封じても意味は無いのか。
「とは言っても、さっき思い付いた発想をすぐに実践してみたんだけどね。」
発想が異次元すぎる!
視界を封じても意味はない。
ならばどうする?
ならば、動きを封じるしかない。
あっちが発想で攻撃するなら、こっちも創造で攻撃する。
「毒魔法 ”テトロドキシン毒霧”」
俺は少しずつ口から毒の霧を吐き出した。
テトロドキシン、河豚や豹紋蛸が持つ神経毒。
少しの量でも人間は死に至る。
「うっ……これって……」
「君の考えている通りだよ。」
ちなみにこの毒は俺にも効く。
息を吸う度に、だ。
「波動魔法 ”波動清掃”」
その瞬間、渚の波動が粒子みたいに辺りを漂い始めた。
粒子は仄かに光ったあと、テトロドキシンを打ち消した。
毒も駄目なのか!
う~む、悉く上手くいかない。
攻略法は無いってか?
どうやるとするか……
ここは脳筋作戦でいくか?
かなり有効打の液体系でいくか?
うん、そうしよう。
「水魔法 ”穿水”」
「これは……避ける!」
すぐに渚に避けられたが、予想通り。
「水魔法 ”水手裏剣”」
渚が避けた瞬間に高圧の水の手裏剣を放つ。
「えっ……ちょ。」
手裏剣は渚の肩を少し掠り、血が滲む。
渚は王羽や忍並みに身体は良くない。
かなり痩せているからな。
それに元々、痛みに強くなる環境に居なかったからか、この傷でもかなり押さえている。
「は…波動魔法 ”波動捻れ”!」
その瞬間、一気にエネルギー波が全身に駆け巡る。
当たってすぐに”完全回復”を掛けて、すぐに持ち直す。
地形が変わるほどの一撃だからな。
まだかなり全身が響いている。
仕方ない、脳筋作戦だ。
「炎魔法 ”不死鳥の矢✕20”」
一気に高火力の炎の矢を無数放つ。
「波動魔法 ”波動盾”」
一ヶ所に集まった炎の矢は渚の波動の盾に防がれ……
バリン、と耳が劈かれる様な音が響いた後、盾が砕かれて渚に届いた。
やっと……漸く届いたか。
ドキドキ! 異世界質問(設定)コーナー(笑)
No.16 渚のやりたい事
answer メダカの品種改良




