シャボン
俺はかなり遠くまで吹き飛ばされたな。
「僕はシャボン。あなた、朱鷺丸を殺しに来ました。」
「物騒だな、シャボン。」
シャボンと言う奴は茜と同じくらいの身長で水色の髪、+立派なアホ毛。
案外、小さ……
いや、茜は175あるから、かなり大きい方か?
そして顔は茜と似ているな。
でも歳は茜より下かな?
すると、シャボンはポケットから小さな巻物を取りだし周囲に覆った。
あれは、忍の”誘い絵画の術”!
それによって山の景色から竹藪の景色に変わった。
「シャボンもヲルトガルフの指示で来たのか?」
「うん、僕もそうだよ。」
さっきから思ったんだが、一人称が僕!?
始めて聞くな……
「僕は話すのが苦手だ。さっさと始めるよ。」
「ああ、分かった。」
あいつの武器は”波動魔法”だろう。
だが、魔法の内容が分からない。
炎魔法とか、水魔法とかの分かりやすいものでは無い。
例えるなら……分からねぇ!
よくよく考えたら俺、かなり派手な技しか撃ってないな!
「行くよ。波動魔法 ”波動捻れ”」
その瞬間、凄い背筋が凍った。
「特殊魔法 ”瞬間移動”」
テレポートした瞬間、俺がいた地面は大きな穴が出来ていた。
出来たと言うか抉れたな、何かの力によって……
取り敢えず、波動魔法の複写を……
そうすれば理由を分かることが出来る!
<魔法の複写が妨害されました。>
フォアッツ!
何でや!
「これは僕の波動魔法だよ。これは僕の唯一の武器。王羽さんの様な技術も無いし、忍さんの様な忍術も無い。」
そしてシャボンは片手を挙げるような構えを取る。
「この天性の武器であなたを殺す。」
それは止めて欲しい。
「波動魔法 ”波動捻れ”」
「防御魔法 ”反射盾”」
まずは防御してみると……
その瞬間、盾を張った部分が暴発した。
しかもかなりデカイ爆発だ。
なるほど、良く分からん!
まずは攻撃するか。
攻撃特化なら防げないからな。
やりたくはないが……
「水魔法 ”穿水”」
水の矢を一気に手から放つ。
「波動魔法 ”波動結界”」
すると水の矢は見えない障壁によって防がれた。
ま・じ・か・!
「嘗めないで。波動は魔力のエネルギーを十二分に引き出すもの。僕はエネルギーを自由自在に操る事が出来る。」
何か波動魔法の理由を暴露したぞ……
馬鹿なのか!?
流石に動揺してしまった。
それよりも……
「そもそも魔力って何だ?」
「へっ……」
俺には魔力と言う概念は持っていない。
魔法を使うには自分の体力を使うんだけどな……
「ぬぬぬ、魔力と言うのは普通の人間にも存在するエネルギーの様な物で……。魔力の所持量が大ければ、強い魔法を撃てたり出来るんだ。」
そうなんだ。
知らなかった!
「もしかして”全知の書”の力の影響か?」
俺ら二人は首を傾げた。
敵同士なのに、だ。
「そう言えば、シャボンって本名か? 見た目は日本人だが……」
「ん~ん、僕の本名は水城 渚。シャボンは暗号名前。」
やっぱり。
しかも名前も茜と同じ様な、中性的だ。
「そう言えば、あのメガネもお前、渚の仲間か?」
「うん、剣聖さんの事だね。あの人は僕より強いよ。」
まじか、茜は大丈夫なのか……
武器を自由自在に操る事は出来るが……
「じゃ、茜の所に戻るね。」
「いや、駄目だよ。」
「ですよね、そうですよね。」
「うん、何となくだけど分かってた。」
「「アハハハ」」
二人で笑ったけど、敵相手に何やっているんだろう。
すぐに無表情で向き合う。
「行くぞ、渚。」
「来てよ、朱鷺丸さん。」
ドキドキ! 異世界質問(設定)コーナー(笑)
No.14 錬聖の好きなアイス味
answer クッキークリーム、キャラメル




