廣丸の強さ・凛雪の強さ
朝食を食べ終わった後、俺らは組合に立ち寄った。
廣丸と凛雪は組合の建物の前で待機してもらっている。
「依頼はどれにしようか。」
「報酬金が高いやつを選ぶんでしょ。」
「正解。」
俺は目に止まった依頼書を次々に手にとって、受付に渡す。
「お、多いですね……。これを全部を受けるんですか……!?」
「ああ、頼むぞ。」
「う~ん、飛竜の討伐にぃ~、影獣の討伐、ほとんど討伐系じゃん!」
「いや、一つだけ密輸業者の捕縛だからな。」
「最後だけマジもんの犯罪行為を取り締まるの! 警察じゃないのにぃ!」
「受けたんだから仕方ない。どうせ出来るだろ。」
俺は茜を引き摺って外に出た後、二人(?)に合流した。
「討伐だけカ?」
「ああ、そうだ。」
「頼りにしてるよ! 二人とも!」
「分かっている。」
依頼の場所は殆どが黒翼山の頂上付近だ。
凛雪と廣丸の力を借りて、爆速で頂上付近に登る。
ちょっと砂がパラパラしちゃったけど。
かかった時間はたった10分だ。
「さて、早速始めるとしよう。」
一番早く、簡単に終わるやつは……
確認作業をしていると、何体かの魔物が姿を現した。
これだな。
最初の討伐は影獣だ。
黒い、黒い影のような毛皮を纏う狼と虎を混ぜたような獣だ。
<影獣> C+ 階級
自分の体を溶かし、影に移動することが出来る。
影に潜り込んで隙を着いて襲いかかる。
「最初は……」
「我がやル。」
最初は廣丸が戦うんだな。
影獣は4体ほど。
どう戦うのかな。
「”エレクトロマグネット・ゾーン”」
すると廣丸は周囲に電気を振り撒いた。
何する気なんだ?
「さあ、食らエ。”電鐵磊”!」
その瞬間、地面が割れて幾つかの鉄塊が影獣に向かって放たれた。
しかし影獣は体を溶かして廣丸の影に移動した。
すぐに影から四匹全部がまた襲いかかる。
「”電粉弾”」
しかし、目で見るのが困難なほど小さな粒で全身を穿いた。
「すっげ~。地中に眠っている鉄を利用したんだね。」
「電磁操作も使えるのか。」
電気のプロフェッショナルだな。
急いで死骸を亜空間に入れ、次の標的を探す。
「次の番は凛雪か。」
「強さは十二分に知っているけどね。」
軽く散策していると、一気に三種類の奴たちが現れた。
手足が生えた魚、ラフレシアの様な生物、頭が幾つもある蛇。
簡単に言おう、きぃ~、気持ち悪!?
<四肢魚> E- 階級
突然変異で四肢が生えた魚。
エラ呼吸と肺呼吸、両立出来る。
<ラフレシアモンスター> D+ 階級
強烈な臭気を放つ花の魔物。
花から出るエキスは肥料になる。
<スモール・ナーガスネーク> C 階級
無数の頭を持つ蛇。
金の逆鱗は漢方薬になる。
かなり弱いが、数が多いな。
数は……、30以上。
「出来るか? 凛雪。」
「安心してくれ。秒で潰す。」
凛雪は俺らと戦った時と同じ殺気を全身から吹き出した。
「流石ぁ~。」
「まぁ、怖い位だけど。」
敵の30匹も凛雪の殺気によって体を震わせている。
「余の名は凛雪。ブルーウルフの首領であり、朱鷺丸・茜の従事者。凍てつけし蒼狼の王の一撃を喰らえ。愚者どもよ。」
ヤバイ、凛雪の変なスイッチが入ったぞ……。
俺らにまで被害が及びそうだ……。
「氷魔法 ”氷獄”」
「絶対ヤバイやつだ。防御魔法 ”防御結界”」
この勘は正しかった。
一瞬にして山の大部分が氷漬けにされた。
危ない、俺らまで氷漬けにされる所だった。
まぁ、全員倒せたから……、いっか。
ドキドキ! 異世界質問(設定)コーナー(笑)
No.7 忍の趣味
answer 昆虫採集、標本作り、昆虫輸入




