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転生勇者と転生賢者の異世界無双  作者: 蘭 蓮花
本編
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63/100

乱戦


「防御魔法 ”防御結界(ぼうぎょけっかい)・纏鎧(てんがい)”」

俺と茜(あかね)に結界の鎧(よろい)を纏(まと)わせ、戦闘体勢(せんとうたいせい)を取る。

もちろん、廣丸(ひろまる)にも。

「刀スキル ”柳生式(やぎゅうしき)・新陰(しんかげ)流(りゅう)の構え”」

茜(あかね)は反撃(カウンター)を狙うか。

いつも無(む)鉄砲(てっぽう)に突(つ)き進(すす)む茜(あかね)なのに。

珍(めずら)しいな。

能力なのか、殺気と影が少しずつ薄まっていく。

こちらは攻(せ)め続(つづ)けるとしよう。

「炎魔法 ”不死鳥(フィニックス)の矢(や)✕10”」

かなり疲(つか)れるが、ダメージは大きい。

「ガハッッッッッ……」

うん、しっかり効いているな。

さて、次は……

廣丸(ひろまる)と連携(れんけい)するとしよう。

「廣丸(ひろまる)、自由に動き回れ。俺はお前との相乗(そうじょう)効果(こうか)を狙うだけだ。」

「分かったぞ、主(あるじ)ヨ。いつもと違って荒々しい口調(くちょう)になっているナ。」

「気にしたら負けだ。行くぞ。」

廣丸(ひろまる)はアイアンライナーの時の様に接近(せっきん)して暴れる。

その体には電気が迸(ほとばし)っている。

「黒魔法 ”鈍足(どんそく)付与(ふよ)”+”攻撃(こうげき)力(りょく)低下(ていか)付与(ふよ)”+”防御(ぼうぎょ)力(りょく)低下(ていか)”」

一気に蒼王狼(ブルーキングウルフ)に三つの魔法を掛ける。

全て能力が低下するものばかりだ。

これで多少は役に立つだろう。

「おのれ……、”氷棘(ひょうきょく)陸轟(ろくごう)”!」

すると、氷のドームから特大(とくだい)の氷の棘(とげ)が地面から生(は)えてくる。

「創造魔法 ”魔法創造”」

俺は地面に手をやり、魔法を放(はな)つ。

「熱(ねつ)魔法(まほう) ”一斉融解(いっせいゆうかい)”」

地面から出てきた氷(こおり)の棘(とげ)を一気に溶かす。

「な……」

「やっちまいな、廣丸(ひろまる)。本気の一発(いっぱつ)だ。」

「オオオォォォ! ”雷轟(らいごう)虎(こ)爪(そう)”」

全パワーを爪(つめ)に溜(た)め込(こ)んで、蒼王狼(ブルーキングウルフ)に強力な一撃を胸に叩き込んだ。

「ガハァ……」

蒼王狼(ブルーキングウルフ)は軽く吹っ飛び、口から少しの血を吹き出す。

結構、効いたらしい。

「闇魔法 ”暗影(あんえい)顎(あぎと)”」

追撃(ついげき)として影の大顎(おおあご)も叩き込む。

「まだだ……。余は蒼狼(ブルーウルフ)の首領(ボス)として、ここで勝たないといけないのだ! さぁ、来るといい。」


桃色の獅子(しし)は静かに牙(きば)を研(と)いでいた。

全員の死角(しかく)と意識(いしき)の外から静かに獲物の隙(すき)を狙っていた。

殺気を押さえ、影を押さえ、生命(いのち)の闘志(オーラ)すら押さえた。

「漸(ようや)く隙を見せたな、蒼王狼(ブルーキングウルフ)よ。」

今、茜(あかね)は一時的に全パワーを足に溜(た)め込(こ)む。

その一閃(いっせん)は音速(おんそく)をも越えた。

「刀スキル ”音閃(おんせん)”」

俺らの横を一つの風が通(とお)り抜(ぬ)けた。

その瞬間、蒼王狼(ブルーキングウルフ)の体に血(ち)飛沫(しぶき)が走った。

やったか!

「まだだ……」

しぶとい奴だな。

まだ耐えるのか……

「氷魔法 ”氷(ひょう)雪凛(せつりん)・蓮華(れんげ)晶(しょう)”」

蒼王狼(ブルーキングウルフ)は空中に氷の睡蓮(すいれん)の蕾(つぼみ)を咲かせる。

「何をするつもりだ!?」

「絶対気を抜くなよ、茜(あかね)!」

睡蓮の花が開花(かいか)した時、花から氷の光線が無数に駆(か)け巡(めぐ)る。

不規則な軌道(きどう)で確実にこちらを狙ってくる。

その威力は地面に触(ふ)れただけで地面が抉(えぐ)れ、土を凍(い)てつかせる。

「宝石魔法 ”紅玉(こうぎょく)蹴球(しゅうきゅう)”」

俺はルビーのボールを生み出し、一気に蹴り上げる。

その一撃によって、いくつかの光線を塞(せ)き止(と)める。

「”ライトニングビーム”!」

廣丸(ひろまる)も電気の光線で応戦する。

「お前も出きるだろ、茜(あかね)。元サッカー部だろう。」

「何年前の話をしているんだよ! まぁ、多分いけるけど。」

俺はまたルビーのボールを作り出して、茜(あかね)にパスする。

すると、茜(あかね)はボールを蹴り、光線を避けながら蒼王狼(ブルーキングウルフ)に駆け上がっていく。

「ちっ……」

「ほ~れ、ほ~れ。」

煽(あお)るな、茜(あかね)。

しかも、茜(あかね)は光線を一つに纏(まと)めていって、その塊にボールをぶつける。

上手(うま)いな、茜(あかね)。

さて、俺もやるとするしかないか。

「行くぞ、茜(あかね)。」

「分かっているよ、朱鷺(とき)丸(まる)!」

茜(あかね)はボールを蹴り上げて、直撃(シュート)の体勢に入る。

「久(ひさ)し振(ぶ)りのオーバーヘッドキック!」

「炎魔法 ”魔神(イフリート)火炎(フレイム)”!」

俺は今出せる全パワーで茜(あかね)が蹴っ飛ばしたボールに炎を纏(まと)わせる。

「氷魔法 ”吹雪(ブリザード)光線(ビーム)”」

どうだ!?

加護に負けるなよ、俺の魔法!

だが、少しづつ押されている……

「”ライトニングビーム”」

「グオォォォ……」

廣丸(ひろまる)が電気の光線で蒼王狼(ブルーキングウルフ)の顎(あご)に直撃させた。

「神格保持者の血縁(けつえん)を舐(な)めるなヨ!」

そして、放ったボールは蒼王狼(ブルーキングウルフ)に直撃し、倒れた。

周りの氷のドームも溶けていく。

うん……、疲れた……。

ドキドキ! 異世界質問(設定)コーナー(笑)


No.4 茜(あかね)の好きなタイプは?


answer 可(か)愛(わい)い人、以上!

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