蒼狼軍
「槍スキル ”清正虎切”」
「氷魔法 ”氷矢”」
まずは氷の矢を蒼狼の群れに発射する。
案の定、すぐに避けられたがすぐに茜の槍が襲ってくる。
しかし、三体の蒼狼が槍の刃の部分を噛んで槍の攻撃を防ぐ。
なんて奴らだ……。
後に茜に聞いたのだが、あの攻撃は一振りで虎の首を容易に切断できる程のパワーが合ったらしい。
改めて考えると、やばかったな。
「やばっ! 動かせないんだけど……」
「安心しろ。土魔法 ”土竜穴”」
俺は槍に噛みついている狼たちの足元に落とし穴を作り出し、槍を離させる。
その時、残りの二匹が俺に向かって襲ってきた。
頭が良いな、そしてあの攻撃は仲間を信じているから出来ることだ。
「防御魔法 ”結界纏”」
俺は結界を纏って狼の攻撃を防ぐが、本当に凄いな。
誘いの森の時の霧狼とは大違いだ。
「アオオオォォォン!!」
「「「「アオオオォォォン!!」」」」
すると、一匹の狼が遠吠えを始めた。
残りの四匹も続けて遠吠えを始める。
何を始める気だ!?
その瞬間、何かが上空から落ちてきて、俺の結界が一瞬で破壊された。
それは美しい蒼の剣だった。
<神格伝授魔法 神狼の蒼剣>
限られた狼の魔物が魔力を出し合い、異空間から蒼い剣を落とす攻撃。
魔力の消費が激しいが、殆どの防御を切り裂く。
凄い技だな、防御を切り裂くなんて。
「あれは! 神格伝授魔法だト……!」
「うん、ウインドウで知ったが。何だ? 神格伝授魔法ってのは。」
「神格伝授魔法と言うのは神格と呼ばれる加護を持っている者に主従関係になっている奴らしか使えない魔法だ。全てが強力な技だが、かなり魔力の消費する。」
なるほどな。
つまり、その一番上の奴を潰せば簡単に倒れると言うことか……。
「朱鷺丸! 危ない、避けて!」
少し油断した瞬間、大量の氷の剣が上空から降ってきた。
「防御魔法 ”防御結界・展開”」
俺は防御魔法を使い、俺らの周りの攻撃を防ぐ。
あの技は何だ?
蒼狼の技か?
「多分、あの技は蒼狼の首領、蒼王狼の技だろウ。かなり離れた場所から撃っているナ。」
「もしかして、蒼狼って氷の魔法を使ったりする?」
「ああ、元々氷の魔法を使う魔物だからナ。」
さて、どうやって首領の邪魔を防ぐか。
まずは……
「一度結界を解く。攻撃は任せた。」
「りょうか~い!」
まずは攻撃が当たらないようにドームを作る。
「土魔法 ”土山中”」
土の壁で周囲を覆って逃げ道+邪魔を防ぐ。
しかも、容易には破壊できない特別製だ。
「槍スキル ”日本号”」
茜は槍で横薙ぎ。
かなりの広範囲を一気に吹き飛ばした。
「ギャオォォォ……」
「キャイィィィン……」
結構なダメージを負っただろう。
簡単には起き上がれない。
今のうちに五匹全部を拘束する。
「石魔法 ”鉄格子拘束”」
地面から鉄の檻を生成し、全匹を閉じ込めた。
<蒼狼> D+ 階級 神格保持者主従ノ加護
全身を蒼い毛皮に覆われた狼の魔物で統率力、集団戦法、遂行力が他の魔物の中でも上位に入る。
蒼狼の群れは通称、”蒼狼部隊”と呼ばれる。
調べていなかったな、こいつらの事。
「そう言えば、蒼王狼ってどんな奴なの?」
「……、簡単に言うと下手な魔王よりも強いだろウ。」
「あ、魔王も居たんだ。」
「一様ナ。しかも、あいつの恐ろしさは四ツ。一つは強力な氷魔法。二つは眷族、つまり配下の蒼狼を召喚できる。三つは元々の身体能力。最後に四つ目は……」
「ゴオォォォォォン!!」
廣丸が最後の一つを言おうとした瞬間、地面が大きく揺れた。
地震では無いな。
横からの衝撃。
音のする方を見ると、大きな皹が入っていた。
そこから何回も大きな衝撃が来る。
そして……
「ゴオォォォォォォォォン!!!」
更に強力な一撃によって耳が劈く様な音が来たと同時に壁は崩壊した。
崩れた壁の穴から出てきたのは、ゾッとするほど美しい群青の毛皮で覆われた3Mほどの巨大な狼だった。
ドキドキ! 異世界質問(設定)コーナー(笑)
No.1 朱鷺丸に彼女はいるのか?
answer いません。
彼女いない歴=年齢




