調理TIME
58話目DA!
ハゲワシを倒した後、10分ぐらいでまた敵と遭遇した。
次の敵は蛇か。
かなり、デカイ。
「こいつは我に任せヨ!」
「ありがとな、廣丸(ひろまる。)」
この蛇はアイアンパイソンと言うらしい。
廣丸が戦っている間にウインドウを広げ……
<アイアンパイソン> C- 階級
体が鋼のように固い蛇
全身の筋肉量は合計で1tほど。
恐ろしい筋肉だこと。
でも、廣丸の一撃で瞬殺された。
強くなりすぎじゃないか?
いつか俺らよりも強くなりそう。
しかも、俺と協力すれば接近戦も凄いことになりそうだ……。
「主ヨ、蛇であるゾ。」
「ああ、ありがとう。すぐに亜空間に入れておく。」
蛇も確か食べれるな。
淡白な味だとテレビで言っていた気がする。
ふと、空を見てみると日が沈んでいるのが見えた。
「もう夜になるのかぁ。一日って案外早いんだなぁ。」
「また野宿にするか。準備を手伝ってくれよ、茜、廣丸。」
「分かっているゾ。」
「じゃあ、出して!」
「はいよ。」
俺は天幕らを出して、それらを茜達に任せる。
さて、俺は調理を始めるとするか。
みんなワクワク”Cooking・TIME”だ。
今日、使うのはブルートゥ・ホークの股肉だ。
不味いとは言ったが…………、うん不味いだろうな。
肉の色が紫になっている。
でも、これを上手に活用するからこそ、料理人(違うけど)だ。
まず、匂いは……
「ウェッホ、ウェッホ。」
「大丈夫!?」
「大丈ばない……」
あの匂い、一年以上腐った鶏肉の臭い……
いや、それ以上の臭い……
臭すぎて思わず咳き込んでしまった。
「ギャアアアアアアア……、ア……。」
すると、その臭いに気付いた廣丸が急に倒れた。
まさか廣丸すら倒れ……、いや、倒れるな。
猫って匂いに敏感だし。
「まさか、これを調理するんじゃないでしょうねぇ。」
「ああ、そうするつもりだった。」
「もうやめて。絶対に。」
茜に剣を向けられて止められたので、もちろん使います。
「調理魔法 ”反転醸成”」
あまりにも臭いのでまずは魔法で新鮮な状態に戻す。
次に氷魔法で一気に凍結させる。
多分、これは調理するのが難しいなのだろう。
次に一気に解凍して鮮度を保ったまま、塩で揉む。
「調理魔法 ”捌”」
よく使っている魔法の斬撃で、ハゲワシの肉を綺麗に切る。
最後に鍋に油を引いて一気に焼く!
これで何とか食べれるだろう。
味が酷くても、仕方ない。
「出来たぞ。ハゲワシの一気焼きだ。」
「ネーミングセンスがかなり酷いね。そして……、あのハゲワシを使ったの……?」
結構、いい感じに出来たのだが……。
そして剣をこっちに向けないでくれ。
「物は試しだ。」
「あの悪臭を放っていたものを僕に食えと。」
明らかに怒っているな。
「じゃあ、最初は俺が食うとしよう。」
俺は一つを摘まみ上げて、口の中に入れる。
味は……、塩が効いた鶏肉の感じ。
でも食感はゴムだけどな。
「食感はあれだけど普通に味はいいぞ。」
「本当? 嘘だったら、斬るからね。」
「それだけは止めてくれ。」
取り敢えず、一つを茜に上げる。
「ん、味は良いね。」
「今日はこれを夕食にするか。あと、ビート蕪を添えればいいだろう。」
「OK!」
今回は何とかなったが、今後のハゲワシ調理は気を付けていかないとな。
いや、ここは悪臭爆弾として改造……
食べ物は無駄にしないでおこう。
あとはハゲワシの調理のレパートリーを増やさなければ。
異世界裏話⑲ ペクシト王国
ペクシト王国のペクシトは某youtuberの4人の頭文字から出来ています。
理由として、ただ単にその4人の動画が好きだったからです。
分かったら……、とても凄いです。




