旅路
57話目だっだ~
「全部で21枚ある。確認を頼む。」
「は、はい……」
俺はオイター王国に行く前に組合に依頼した仕事の成果を全て渡した。
まぁ、その量は凄いけど……
「はい、全部確認しました。報酬金の5000Gです。」
「ああ、ありがとう。」
俺は報酬金の5000Gを受け取り、茜と廣丸の所に戻った。
「どうだった?」
「5000Gをもらった。さて、行くとしようか。」
「うん、そうだね。」
ペクシト王国を後にして、俺らはオイター王国に向かった。
35kmは、かなりの距離だから長旅になるけど大丈夫だろう。
ルートはゼト平野を通り、ラダー森を突き進み、黒翼山の麓まで降りると言う感じだ。
「あ、ファーライナーだ!」
「本当だな。実物は初めて見るが、こちらもでかいな。」
そう言えば、ファーライナーについては調べていなかったな。
<ファーライナー> D+ 階級
全身を剛毛で覆われたサイ。
この毛には魔法を往なす効果がある。
アイアンライナーとは違うが、かなり良い能力があるのか。
「狩るのカ? 主ヨ。」
「いや、狩らなくて良い。襲ってきたら別だが。」
すると、上空から何かが襲ってきた。
かなりの上空に居たが、よく見るとそれはハゲワシだった。
<ブルートゥ・ホーク> C 階級
獲物を数十匹ほどで一斉に襲いかかる
狙ったものは逃がさない残忍な性格から、昔に拷問として扱われた
うげっ……、面倒な奴らにあったな。
しかも、どんどん虫のように沸いてきた。
「主ヨ、戦うのであるのカ?」
「ああ、戦うしか無いぞ。」
「早速行くね! 剣攻撃 ”天空刃”」
最初は茜の攻撃から始まった。
上空から無数の斬撃を落とし、ハゲワシ達に命中させる。
命中とは言っても、数匹程度にしか当たっていないのだが。
「じゃあ、俺もやるとするか。風魔法 ”鎌鼬”」
最近気づいたのだが、近接格闘は武器対象にはならないらしい。
だけど、それを活かす事が出来ないが……
一先ず俺は風の刃でハゲワシどもを切り刻む。
これ位でもう良いだろう……
「”晴天ノ霹靂”!」
マジか……、廣丸がオーバーキルをしてきやがった……
もちろん、ハゲワシの大半は空から落ちてきた雷によって倒された。
「やりすぎだぞ、廣丸。」
「うっ……、済まないナ。」
「でも、相変わらず強いよね~。」
合計、百体ほどのハゲワシを倒してまた旅路を行った。
もちろん、ハゲワシは亜空間収納にいれておいてあるぞ。
また鳥肉が増えてしまったな。
後後、消費していかないと……
「今日、ご飯は何が食べたい?」
「ん~、肉ぅ!」
「我も肉が欲しイ。」
「なら、ソテーでも作ってやる。ハゲワシの肉でな。」
「ちょと待って……、それって美味しいの?」
「知らないが、多分不味い。まぁ、何とか美味しく仕上げてやる。」
「なら、いいけど……」
安心しろ、俺は一様料理は上手い方に分類されるだろう。
もう一回言うぞ、安心しろ。
また旅路に戻ったが、話すことがないな。
「なぁ、茜。」
「なんだい?」
「現代にいた時に一番面白い事ってあったか?」
急に話を振ってみたはいいが、何かあるか?
「ああ、そうそう。朱鷺丸には話していなかったけど、一度架空請求された友達の躑躅森って居たじゃん。」
「ああ、劉邇の事か。それでどうしたんだ?」
「架空請求された時に僕もいたんだけどさ、その電話の相手にアニメの音声でイラつかせて追っ払った事かなぁ。」
なかなかに凄いな。
「二度とやるなよ……。」
「分かってる、分かってる。」
そもそも、架空請求って身近にあるんだな……
元の世界に戻ったら気をつけよう……
異世界裏話⑱ 桜木家の三姉・瑠璃
茜の姉の瑠璃は現在、モデルとして活動をしています。
茜と似た性格で、明朗快活です。
ちなみに髪の色は青がかった髪をしています。




