ペクシト王国
53話目だーーーーーーーーーー!
(ヤバイ、長すぎた……)
[追記]
朱鷺丸と茜、王羽と忍の人物紹介を新しい場所、”転生勇者と転生賢者の異世界日常”に移しました。
詳しい内容は、活動報告に書いていますのでそちらをご覧になって下さい。
よろしくお願いします。
夢から覚めた俺は天幕から出る。
茜と廣丸はまだ寝ている。
どんな夢だったっけ……
何も覚えていない。
軽く日光を浴びて調理を始める。
まずはコーラル王国で買ったパンをスライスする。
次に捌いた紅鯛の刺身を丁寧に炙る。
そしてスライスしたパンを鯛の刺身で挟んだ。
これで紅鯛のサンドイッチが完成した。
次に廣丸のご飯だ。
小魚をミンチ状にして団子を作る。
包丁は”全知の本”の影響で使うことが出来ない。
そのため、魔法で魚の身を刻んだ。
そして、鍋で蒸す。
これで朝御飯が出来た。
あとは起きてもらうだけ。
「起きろ茜、廣丸。」
「起きたゾ。」
「むにゃぁ……」
廣丸はすぐに起きたが……
「廣丸、茜を起こしてやってくれ。」
「了解しタ!」
廣丸はそう言って茜の眠っている天幕に入って……
いや、天幕の入口が小さくて廣丸は入れなかった。
「仕方なイ。”Vショット”」
すると廣丸は小さく弱い電撃を茜に放った。
ビビビッと茜が痙攣して漸く起きた。
「何かビリビリしたんだけど……」
「おはよう、茜。朝御飯はできているぞ。」
「ふにゃぁ~、ありがと~う。」
この後、朝御飯を食べて終えてペクシト王国に向かう。
いつもの様に国の情報を調べる。
<ペクシト王国>
昔、四人の勇者によって統治された王国
観光資源が豊富
城に勇者が使った武器・所持品が残っており、一部が博物館になっている
ちょっと面白そうな国だな。
久しぶりに観光としようか。
「何かあるぅ?」
「観光だってよ。」
「我は旅行は初めてダ。とても楽しみであル。」
確かに廣丸の生息地はサン平野だったな。
俺も楽しみだ。
そう歩いて約15分、漸くペクシト王国に着いた。
何でか城壁がかなり派手だ。
何て言えばいいんだろう……
大学の美術サークルが本気で描いたような模様がある。
「いらっしゃ~い! 入国金は一人15G、魔物は20Gだよ~。」
「やけにテンションが高いな。」
「いや~、失くしてた財布が見つかって。」
「それは良かったナ。」
「そうだね。」
ちょっとテンションが高い奴は苦手なのだが……
取り敢えず、入国金を払ってペクシト王国に入った。
中は……、何て言うだろう。
掴み所の無い王国だった。
日本と中国、フランスの街が合わさった様な街。
「で、どこに行くとするか……」
「博物館はどうだい?」
「我も行きたいのダ。」
「じゃあ、そこに行こう。」
博物館まで3分ぐらい。
さっさと歩くとしよう。
とは言うが、勇者の武器って何だ?
在り来たりの剣や盾とかか?
そう考えていると予定より早く着いた。
さて、入るとしよ……
「済みません、お客様。魔物の入場は許可していません。」
「エ……」
まぁ、そうだよな……
動物(盲導犬などを除く)を入れる博物館なんて聞いたことがないしな……
「なぜダ! 我は他の魔物と違って礼儀正しいのだゾ!」
それを自分で言うか!
でも、廣丸も入れたいが……。
何か無いのか?
「朱鷺丸、廣丸を擬人化させる魔法とか無いのか!?」
「そんな事を急に言われても……。すぐに見つかる……合ったわ。」
「いや、あるんかいな!」
「なぜいきなり関西弁!?」
取り敢えず、茜のいきなり関西弁は放って置いて。
一回使ってみるか……
廣丸のためにも。
「特殊魔法 ”獣人変化”」
廣丸の体に魔方陣が浮かび上がって、煙が上がっていく。
その瞬間、自分の体に疲労が急にやって来た。
それは仕方ないか……
そして煙が晴れると、中から虎柄の羽織を着た男が出てきた。
「うお! 何か人になっているゾ。」
「本当に人になったぞ。」
「いきなりの急展開! ついていけるのか!?」
「あ、あの~。博物館に入りますか?」
「「「ぜひ!」」」
色々あったが、三人全員漸く入れた。
ちなみに三人とも大人料金、5Gだった。
異世界裏話⑮ 生前の王羽と忍の年収
王羽 平均年収 7億7200万
忍 平均年収 6億2000万
稼ぎすぎだろ!!




