変幻する力
44話目ダッッッッッッッッ!
揺るぎない決意と覚悟。
長年、恵まれた土地で育った俺らとは次元の違う物を持っている。
しかし、負けるわけにはいかない。
その王者の風格から俺らも新たな目標も出来た。
「さぁ、終わらせよう。」
「うん!」
「いくで、あほんだら共!」
「マジ中のマジで行くぜ。」
先制は王羽からだった。
「”変色外套”」
王羽はコートを羽織った瞬間、姿が消えた。
透明にさせる能力を持ったコート、もしくは目の錯覚を起こす様な模様があるのか!?
「クロの得意技は狙撃。最高8kmの豆粒さえ撃ち抜ける程の腕を持つ。俺はその腕をいかせれる様に戦う。」
すると、忍はケースから巻物を取り出した。
「クロの特異武器は銃。俺の武器はこのケースだ。無意識に忍術や忍具に注目しているが……」
そうだっのか!?
知らなかった。
「あ、そうだったの!?」
「正直、俺も気がつかなかった。」
「…、まぁ、いっか。俺の特異武器の能力は”ケースに入れた物を無限に増やせる”と言う能力だ。」
いや、チートではなのか……
「無駄話はもう止めるか。”誘い絵画の術 誘出の絵・ビル街”」
忍は巻物を広げて辺り一帯に敷いた。
すると、森の中であった景色が一瞬でビル街に変わった。
何だ、ここは……
道路にビル、街灯まである。
一瞬で景色が変わったぞ!?
「クロ、早めに準備してね。暫くだけ一人でやるから。」
始まるか、戦いが。
「金遁 ”鋼線の術 金蜘蛛”」
忍は手からワイヤーを取り出して、周りの物を切り刻んだ。
しかも、ワイヤーを巧みに操って刻んだ物をこっちに落としてくる。
「防御魔法・改 ”束縛結界”」
俺は結界を周りに張って何とか防ぐ。
現在、鷲羽の鎧は王羽のスナイパーで破壊されてしまった。
今はその内に纏鎧を纏めて掛けないと。
「結界を解いたら行くぞ、3,2,1……GO!」
「おう! 剣スキル ”戦神聖剣”」
結界を解いた瞬間、茜は巨大な斬撃を無数に飛ばした。
しかし、忍は体を捩らせて全て躱していく。
てか、滅茶苦茶体が軟らかいな、忍。
「準備できたか、王羽。催眠影縫 ”影食み”」
その瞬間、忍は苦無を投げてきたがギリギリ躱せれた。
まぁ、遅かったから何とか出来たが……
次の攻撃は……
……、動けない。
なぜか体が動かない。
なぜだ、何で動かないんだ!?
「ちぃ~す、OKだ。行っちゃいな、王羽。」
「おうよ! 狙撃式 ”虚空狙撃”」
でも、どうやって防ぐか……
「気を付けろよ、あk……、茜!」
茜は王羽の弾丸によって左胸を撃ち抜かれていた。
「回復魔法 ”完全回復”」
何とかすぐに回復魔法をして、助け出せたが本当に危なかった。
心臓は人間の急所だからな……
「いった~……。」
「大丈夫か!」
「すぐに回復が来たから大丈夫……。でも、何とか動ける。」
本当か……、俺はまだ動けない。
本当に一寸も動くことが出来ない。
すると、あることに気がついた。
地面に苦無が刺さっていたのだ。
それなら、何も変わりないが俺の影に刺さっている。
その時、強いビル風が吹いた。
それで苦無が倒れた瞬間、体の自由が戻った。
なるほど、一種の催眠術か……。
茜のが解けたのは、頭に撃たれた衝撃で吹っ飛んだからか。
多分、影に苦無を突き刺して動けなくさせる物だと思う。
「石魔法 ”石だ”……!」
俺は一気に体を捩り、後ろに仰け反る。
その瞬間、弾丸が頬を掠めてきた。
やっぱり、王羽は一瞬の隙で撃ち込んでくる。
この戦いを制するには王羽の弾丸を躱しつつ、忍の攻撃を往なし続けるしか無い!
異世界裏話⑥ 王羽の語学力
王羽は各地の相手の言葉をしっかりと聞ける様するため、色々と語学を勉強していました。
ちなみに覚えたのが英語、ポルトガル語、スペイン語、中国語、韓国語、ロシア語、日本語(全方言を含む)です。




