スナイパー
42話目でっする!
「舐めやがって!」
「俺もそーだ。さっさと片付けたいけど、あっちも少しずつ強くなっている。戦闘中にどんどん強くなって行く奴ほどめんどくさいのはいない。」
やっぱりすぐに戻ってきたか。
でも、詠唱はいいな。
隙をついたら、どんどん行くとしよう。
「狙撃式 ……」
「茜、盾に変形しろ!」
「了解! 盾スキル ”鋼鉄の盾”」
盾は身の丈以上に大きくなり、俺らの周囲を覆う。
「いいんかい? 狙撃式 No.1+ ”黒電狙撃”」
王羽は機関銃から狙撃銃に変形し、盾の奥の俺らに撃ってきた。
でも、この盾の向こう側なら大丈夫……
しかし、弾丸は盾を通り抜けて俺らの体に貫通していった。
俺は脇腹、茜は右胸を撃ち抜かれた。
「ガハッ、回復魔法 ”完全回復”」
すぐに回復魔法を使って傷を治療したが、衝撃が強すぎて吐血してしまった。
何故だ?
隙間の無い鋼鉄の盾の奥にいたのに、なぜか撃ち抜かれたぞ。
「大丈夫か、茜。」
「痛かったけど、今は平気……。でも、何で通り抜けたんだ?」
すると、王羽が口を開いた。
「仕留めたと思ったんだけどな。俺が放ったのは”黒電狙撃”。防御を貫通させるための技だ。」
「でも、何で当てれるんだ?見えないはずなのに……」
「言っただろ、俺は元殺し屋だと。その頃に使っていたのが狙撃銃なんだよ。だから、見えない敵を撃ち抜くなんて、朝飯前だ。」
やっぱり化け物だ。
こんなものを朝飯前だと……
「朱鷺丸、相手のペースに乗らないでね。相手のペースに乗ったら、ずっと掌の上で踊らされる様な物だからね。」
「……そうだな。」
茜の言う通りだな。
俺も頑張らないと。
「御庭忍法 ”影分身・具現”」
まずは忍が影分身を使ってきた。
しかも、しっかりと質量を持っている分身だ。
本物とほぼ100%(パーセント)の分身を作ったと言うことは体力をゴリゴリに削る気か!?
「法具スキル ”独鈷杵”!」
茜は独鈷杵に変形させて、忍の分身に投げる。
て、本当に茜は投擲が好きだな……。
しかし、威力は絶大。
地面と一緒に分身を抉り、破壊した。
「二挺式 ”ウォリアス”」
すると、茜の隙を付いて王羽は二挺拳銃で撃ってきた。
「防御魔法 ”飛道具専用結界”」
俺も王羽が放った弾丸を結界で受け止める。
舐めないでいただきたい。
「雷魔法 ”電撃砲”」
今度は雷の弾丸を放ち、王羽に命中させる。
ちなみにこれは、ランヅヒーロ王国の時の白マントの時に使った奴だ。
あのときは掠っただけだったが、今回は直撃した。
雷に当たった様な灼熱感と電流が全身に流れるだろう。
「これ……が、バルトに当てた電撃砲か……。想像以上だな。」
情報は伝えられていたか。
でも、関係ない。
「さらに攻める。」
「来いよ、俺様もいってやるよ!」
「ちょっと、俺を忘れるな。御庭忍法 ”影分身・具現”」
すると、忍がまたあの影分身をつ出してきた。
ただの体力消耗が目的か……。
いや……、なぜこれを使うんだ?
これじゃなくてもいいはず……。
「剣スキル ”円卓聖剣”」
その時、茜が忍の隙をついて剣で突撃してきた。
まずい、嫌な予感がする……。
「離れろ、茜!」
その予感は当たってしまった。
異世界裏話④ 茜の得意武器
茜が好きな武器は剣と槍です。
単に使いやすいから、使っています。
ちなみに嫌いな武器はトンファーという物で使いづらいから全く使いません




