詠唱
41話目でっす!
相変わらずの命中精度と威力……
一体、どうしたら勝てるのか。
「剃刀攻撃 ”薄刃舞”」
すると、茜は武器を剃刀に変えて無数の斬撃を飛ばした。
「金遁 ”針雨の術・五月雨”」
忍は茜の剃刀の一撃に対向するように針の雨を降らせた。
そんな事もできるのか!?
取り敢えず、守らなければ。
「防御魔法・改 ”束縛結界”」
俺はアナホリオオグモの時に使った束縛結界を使用する。
一様、これは相手を拘束するために使うのだが、今は守るために結界を張る。
「うわっ、何だこれ!?」
「結界だ。取り敢えず、五月雨が止んだらすぐに解く。分かったら、戦闘体勢に入れよ。」
「分かった! すぐに行くよ!」
指を弾いて、結界を解く。
「三節棍スキル ”トライアングル・ループ・クラッシュ”」
茜は武器を三節棍に変化させて、王羽と忍の方に突撃していく。
しかも、驚くべき事に王羽が放った銃弾を弾きながら突撃していく。
俺も少しサポートもしてはいるが、それは微微たる物。
もっと、力にならないと。
「闇魔法 ”影蛙の舌”」
指を蛙の形に象り、王羽と忍の影から舌を出して動きを封じる。
「ちっ、何で壊せないんだ!?」
よし、引っ掛かったな。
これの材料は影だ。
絶対に壊すことは出来ない。
「おりゃ、おりゃ、りゃりゃりゃ!」
その間に茜が怒濤の勢いで攻め続ける。
て言うか、その掛け声はなんだ?
すると、忍は大きく息を吸って空気を口に溜め込んだのだ。
「火遁 ”火吹きの術・炎蛇”」
しかし忍の口から炎を吹き出して、茜の顔に火を包み込ませた。
「茜!!」
しまった、指を解いてしまった……。
この影で操る魔法は、指を象っている時にだけ発動・維持が出来る。
つまり解いてしまうと、魔法の能力が消えてしまったのだ。
「ナイスだ、忍。機関式 No.30 ”ロアー”!」
一瞬の隙に王羽はハンドキャノンから機関銃に変化させて、俺に乱射してきた。
しかし、その一瞬の隙だったため上手く結界が張れずに、結構な量を食らった。
耳を劈く様な銃声と射たれた灼熱感が来る。
「回復魔法 ”完全回復”」
何とかすぐに回復をしたが、かなりキツい……。
体の方は回復魔法でほぼ完全に治せるが、精神的につらくなってくる。
「槍スキル ”太陽神聖槍”!」
すると、茜の槍が王羽の体を掠める。
って、漸く本当の名前で(○○スキルはパワーが異常に高いため、制御するために○○攻撃と言っていた)呼んだのか。
まぁ、この名前の方が威力が上がるけど……
ん?……
そうだ、俺も威力を上げればいい!
上げる方法、詠唱すればいいんだ!
少しは無防備になるが、仕方がない。
「”汝、この漆黒成る我が暗影を媒介とし、彼の者を噛み砕け”」
この詠唱は闇魔法の”暗影顎”の物だ。
これで多少は威力が上がっているといいが……
「やっべ……、忍具術 ”飛苦無”」
しまった、こっちに気がつかれた。
でも、いい。
「行け! 闇魔法 ”暗影顎”!」
黒い顎は一瞬で王羽と忍を巻き込み、一気に奥に追いやった。
まじか、詠唱をしただけで速さが音速の域をいっていたぞ。
「ナイス! 朱鷺丸ぅ!」
「気を抜くな、すぐに戻ってくるだろう。」
馬鹿みたいに強い化け物だ……。
案の定、すぐに戻ってきた。
さぁ、第二戦目だ!
異世界裏話③ 好きな寿司ネタ
朱鷺丸の好きな寿司ネタはブリです。
茜は穴子が好きです。
ちなみに私は〆サバが好きです




