本気と書いてマジ
40話目でやんす!
やっぱり、ナイフだけでこんなに梃子摺るとはな。
王羽は本当に強い……。
さて、どうやって対処……
「ドガアァァァァン!!」
すると、茜の方から大きな爆発音が聞こえた。
その方向を見ると、茜が宙に舞っていた。
「うわあぁぁぁ!!」
「大丈夫か!?」
茜が落ちる瞬間に俺がキャッチして、何とかなったが……
何だ!?
あの爆発音は。
「ちぇ~す、戻ってきたぞ。」
「おう、お疲れ。」
すると、茜と交戦中だった忍が戻って来た。
「ねぇ、もう本気でやってもいいよね。」
「もういいんじゃねぇか。さっさと仕事を終わらせたいしな。」
「じゃあ、いっか……。」
「そうだな。」
なんだ?
本気でやるって……。
今までのは全て本気じゃなかったのか!?
「立てるか、茜。」
「うん! 何とか平気だけど。」
もう一回、二人組で戦うとしよう。
少しは一人の負担を減らせれるか!?
「鉈攻撃 ”鐵閃”」
「水魔法 ”穿水”」
まずは先制攻撃を仕掛けるとしよう。
「ええなぁ、この攻撃。でも漸く俺様は自由になったんや。俺様の相棒を使わないとな。」
すると鐵閃と穿水が貫かれ、何かが俺らの肩に血飛沫が吹いた。
王羽の方を見ると両手に何かを持っていて、そこから煙が流れていた。
「これを使うのは久しいぜ、なぁ相棒!」
そう、王羽が持っていたのは漆黒を纏った銃器だった。
しかも二人の肩の真ん中に一寸の狂い無く撃ち抜いたのだ。
一体、どれだけの鍛練と技術が必要になるのか。
「ねぇ、俺も本気でやっていいよなぁ。」
「やったれ、やったれ。」
取り敢えず、次の攻撃が来る前に完全回復を俺と茜に施す。
さぁ、次に備えて……
「火遁 ”火薬弾ノ術 爆天道”」
すると、忍のケースから幾つもの火薬で出来た弾を取り出して一気に投げつけてきた。
あの弾は一体どんな能力が有るのだろうか?
「鑑定魔法 ”能力測定”」
なぜあるのか分からない鑑定魔法を使い、あの弾の特徴を調べる。
すると、たった少しの衝撃だけで大爆発するように作ってある事が分かった。
「茜、絶対に触れるな……」
「鉈攻撃 ”鐵斬”」
バカヤローーー!!
言った瞬間に何やってるんだ!
案の定、爆薬は大爆発を起こして周りの地面や木々を抉り取った。
さっきの爆発はこれだったのか。
俺らは後ろに吹き飛ばされたが、何とか体勢を元に戻す。
「茜、話聞いてたか?」
「ごめん、聞いてなかった。」
うん、後で吹っ飛ばすぞ(怒)。
でも、まずはあの二人の武器に早く対応しないと俺らは死ぬぞ……。
「茜、本当に殺す勢いで倒さないと俺らも死ぬ。本気でやってくれよ。」
「分かってるよ! 弓攻撃 ”流星矢”」
「闇魔法 ”暗影顎”」
まずは茜の矢で避けさせて、その隙に影の獣の顔で襲う。
しかし、王羽の銃撃によって”暗影顎”は破壊された。
「一つじゃ、遅くなるなぁ。今から二挺拳銃で行くぜ。」
ちっ、銃の数を増やされたらさらに、大変になるな……。
ならば破壊されない攻撃をする!
「水魔法 ”水鉄砲”」
個体なら破壊されるが、液体なら破壊されない。
勢いは弱められるが、少しでも一撃を与えないと。
「飛発式 No.7 ”キャノン”」
しかし、王羽の放った弾丸は水鉄砲を貫き、俺のすぐ手前までやって来た。
「防御魔法 ”飛道具専用結界”」
俺は結界を張って何とか防いだが、あともう少しで割れていたぞ……
異世界裏話(2) 朱鷺丸の髪が白い理由
朱鷺丸の髪が白い理由は彼が先天性白皮症だからです。
簡単に言うと彼はアルビノなのです。
先天性白皮症は視力に障害があったり、皮膚が弱かったりする方達もいらっしゃりますが、朱鷺丸は髪が白い以外は普通の人と同じです。
その様な経緯から、転生する前の夢はアルビノの研究員を願っていました。




