大会
「素潜り大会の参加者ですか?」
「ああ、頼む。」
俺らは受け付け会場に来ていた。
俺もだが、茜が気になっていた事だし。
「ルールは二人一組で一番多く魚を取ったチームが勝利です!」
けっこう、簡単なんだな。
「ちなみに、素潜り役と探索役で分かれている人達が多いです。大会は10時から12時、13時から15時の二回あります。」
なるほど、チームプレイをする方が強いのか。
そして今は9時30半、茜の水着を買いに行くか。
俺は泳ぎたく無いし……
「茜、水着買ってきたらどうだ。」
「うん、行ってくる!」
せめて、普通のを買ってきて来れ。
20分後、茜は白色の海パンとボディスーツを着てやって来た。
前に着ていた服は手に持っているが……
「なんで、もう着替えてきた?」
「途中で着替えるのがめんどくさいから~。」
まあ、早い事は良いんだけど。
取り敢えず俺らは自分等の持ち場に着く。
すると、ちょうどのタイミングで大会開催の開会式が始まった。
話は要約すると、まぁ頑張りましょうって事だ。
「それでは開始する!」
よし、頑張るか。
「行ってきま~す!」
「ああ、行ってこい。」
茜はそう言って、海の中に消えていった。
さて、剣を銛に変えるとしよう。
で、どんな奴を捕ろうかな~。
目についた奴だけ捕ろ~っと。
{茜、取り敢えず感覚共有を付けといた。プラスで俺に探知魔法の”魚影探知”がある。それで教えてやる。}
「ぐぁぴぃがふぉおお(ありがとう)……」
{溺れているのか?}
「ふぁいふぉおふ(大丈夫)!」
そう話ながら泳いでいると、何かが近寄ってきた。
なんだろ~、あれ~。
{あれは紅鯛だ。捕ってもいいんじゃないか?}
「ふぉっふぇ(OK)~!」
僕は銛を持ち変えて、紅鯛に狙いをつける。
技名を言う時は心で言おう。
(銛攻撃 ”魚突”)
銛を思いっきり投げて、魚影を貫く。
うん、確実に当たった。
「ふぉふぉれ(戻れ)!」
そう唱えると銛は手元に戻ってきた。
よっし、一度戻ろっと。
鯛を一度捕ったわけだし。
すぐに海面に出て、朱鷺丸に鯛を渡す。
「今一番早く捕ったぞ、茜。」
「いぇ~い、いっちば~ん!」
「調子に乗りすぎるなよ。」
「わかってるーって!」
また僕は海に潜って魚を探す。
周りには僕と同じような参加者がいるが、まだ捕まえてないみたいだ。
ラッキー、もっと捕ろうっと!
すると、また朱鷺丸の連絡がきた。
{茜、すぐ近くに小魚の大群が来ているぞ。}
「ふぉっふぇ(OK)~、ふぉっふぇ(OK)~」
さて、どうやって捕まえよっかな~。
そうだ、一気に捕まえよ~っと。
次は槍に変えてっと。
(槍攻撃 破裂雷聖槍!)
僕は槍に雷を纏わせ、一気に擲つ。
小魚の群れは一気に散り散りなったけど、結構な数が手に入った。
次に、槍を釣竿に変えて倒した分を一気に釣り上げる。
「いや、釣りすぎだろ!」
「うん、パッと見で100匹はいるねぇ。すぐに行くね、じゃあ!」
「お、おう……。」
さぁさぁ、もっともっと捕まえよ~っと。
「優勝は~、朱鷺丸と茜のチームで、合計スコアは150点。大会史上の最高得点だ!」
何だかんだで茜が魚を150匹も捕って来るとは……。
そして、魚一匹で一ポイントなんだな。
「優勝賞品は、捕った魚と10000Gです!」
まじか、こんなに貰えるとは……。
茜はやっぱり、凄いな……。
32話目でぃす!
嫌いな飲み物はコーヒーと紅茶です。
カフェインは苦手なのだ!
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