報酬
漸く倒す事が出来たが、最後の爆発はオーバーキルだったかな……。
いや、茜の海神之銛で、もう倒したのか。
俺が余計だったかな……。
「やりましたね! 朱鷺丸さん!」
「まさか、本当にやっちゃうなんて!」
そう考えていると、ボルクとパールの歓声が聞こえてきた。
もういっか、今は。
さて、この黒鯨をどうやって運ぼうか。
「茜、どうやって運ぶとするか?」
「じゃあ、僕のパワーで持ち上げて亜空間に収納しよう!」
「いやいやいや、待て! お前は本当に運べるのか!?」
「多分、平気っしょ!」
そう軽く言ってはいたが、鯨の重さはtは越える。
しかも、大きさが白長須鯨ぐらいだから、約15tぐらいだろう。
そんな物を持てるのか!?
「せーの、うーーーーん……」
やはり、茜は持てないか。
まぁ、15tを持ったら、流石に怖いけどな。
さて、良い魔法を探すか。
お、これなら使えそうだ。
「え!? す、少し浮いた……」
「ちょ、どういう事……!?」
やっぱり早く話さないと。
でも、まずは収納をしないと。
「特殊魔法 念動力」
俺は魔法を使って、黒鯨の体を浮かした。
あれ、どんどん魔法使いから超能力者になってきている気がする。
「凄いな、朱鷺丸。簡単に浮かすとは!」
「まぁな。特殊魔法 ”亜空間収納”」
今回はとても大きな亜空間を作り出して、黒鯨を入れた。
「ねぇ!」
「何だ、パール。」
すると、パールが俺らに話しかけてきた。
その後、耳元に大きな声で問ってきた。
「ねぇ、朱鷺丸のその魔法と茜のその武器の異常な力は何! どうして、あんなに凄いのを出せるの!?」
うう、耳が痛い……。
「ああ、それはだな……。」
この後、これまでの事を話した。
全知の本や全能の剣の事、それによって得た強さ、などの諸諸を話した。
「へえぇ~。でも、それらについては聞いたことないけど。」
「うん、私もそう。」
そうなのか、案外知らない物なのか。
「まぁ、早くギルドに報告しよ!」
「ああ、そうしよう。さぁ、行こうか、ボルク、パール。」
「う、うん……」
俺らは舟を漕いで、ギルドに戻った。
勿論、高圧水流で、だ。
「今、依頼を達成させた。確認を頼む。」
「え、たった4時間でですか?」
あれ、もう4時間も経っていたのか。
案外、時間は早く経つものだな。
「確認もいいのですが、黒鯨は大きいので、港でお願いします。」
「ああ、分かった。茜たちはそこで待っていてくれ。」
「OK!」
俺は舟の置いてあった、港に黒鯨の死骸を出した。
この大きさだから、亜空間から出すのに時間が掛かるな。
「え!? 本当に倒したのですね。確認を完了しました。依頼達成の報告書を出して来ますね。」
「ああ、お願いする。」
俺は黒鯨をそのままにして、ギルドに戻った。
「報酬金は8万Gです。四等分で一人、2万Gですね。」
「ああ、ありがとう。」
あいつを倒しただけなのに、結構な量を貰えたな。
あいつが害獣だからか?
「わぁ、こんな金額は見た事無い……。」
「私たち、あんまり役立っていないのに……。」
「いいんだ。もし、二人が居なかったら出来なかったかもしれないし。」
「そうだよ! 二人のお陰の所もあるし!」
俺らは二人分の約4万Gを受け取って、ギルドを後にした。
30話目です!
私の好きなスポーツはサッカーです。
FWは最高!
感想と評価をしてくれると、嬉しいです!




