コーラル王国
26話目です。
数学の証明って難し過ぎる……。
良かったら、感想と評価をお願いします。
テイクしたトールタイガーに乗って、俺らはコーラル王国に向かう。
どうやら、トールタイガーはサン平野の食物連鎖の頂点にいるらしく、魔物が近づかなくなった。
まっ、余計に戦う必要がなくなったからいいんだけど。
キャキャは腹黒かったけど、トールタイガーは純粋な性格だった。
純粋に懐いた猫だった。
「思ったけどさ、僕らがこの世界に迷い込んでから、性格とかが結構変わったよね。朱鷺丸なんて、昔っからのコミュ障だったのに。」
「そうじゃない。単に話が合わないから話さなかっただけだ。」
「言い訳?」
「違う。」
たまたま、茜と話が合っただけでコミュ障ではない。
ただ、それだけだ。
そう、ノコノコ歩いて漸くコーラル王国に着いた。
ランヅヒーロ王国と似ているが、一ヶ所だけ塀が無くなっている。
あそこから、海に出るのだろうか。
海の見える国って、いいな。
「止まれ。一人、15Gだ。テイクした魔物は一匹、30Gだ。」
コーラル王国の入国金はランヅヒーロ王国と同じなのか。
もしくは入国金が決まっているのか。
そして、魔物にもお金を取るんだな。
「はいよ、60Gだ。」
「よし、入ってよし。」
門番にお金を払って、中に入る。
中は港町の様な雰囲気の街並みだった。
「さて、行くとしよう。魚を食べに!」
「OK! 早く行こう!」
俺らは街を行く人々に話を聞いて周り、一つの店に辿り着いた。
その名は”海鯨亭”と言う場所だ。
話を聞く限り、鯨の魔物の肉を使った料理が美味しいらしい。
鯨肉を食べるのは初めてだ。
一体、どんな味なのだろうか。
「いらっしゃい、って、えぇ!」
海鯨亭に行くと、店の主人は驚いていた。
そりゃ、そうだよな。
トールタイガーを連れてきて入って来たんだもんな。
「店主、いきなり虎を連れてきたのは悪いが、許してくれ。」
「そんな事はいいんだ。いやぁ~、初めてだよお客さん。トールタイガーを連れてくるのは。」
「まぁ、おすすめをお願い!」
「ああ、そうだな。俺にもおすすめをお願いする。あと、ついでにこの子にも。」
「はいよ、お客さん。青鯨のソテーを2人前と青鯨のもつ煮だね。」
ぶ、青鯨か……。
結構、不吉な名前の奴だな……。
取り敢えず、他のお客さんを吃驚させないように、トールタイガーを外に出しておく。
料理が来たら、俺が運んで行こう。
約10分後、出てきたのは少し青っぽいソテーと青っぽいもつ煮だった。
「え!? 着色していないよね?」
「何を言っているんだい、嬢ちゃん。青鯨と言う名の通り、内臓や肉が青いんだ。」
へぇ、そうだったのか。
初めて見たぞ。
で、味の事だが、とても美味かった。
少し血の強い牛肉みたいな感じだ。
でも、脂肪が蕩けるため、滑らかな感じがする。
うん、美味しい。
色は……、あれだけど。
「ギャナアァァァ。」
どうやら、トールタイガーも喜んでくれているな。
もつ煮も美味しいのだろう。
たぶん、魔物も喜ぶほどの味なんだな。
「そういえば、お客さんは”冒険者”なのかい?」
「冒険者? なんの事だ?」
「モヒュモヒュ、僕らは…モグモグ…普通に旅しているんだ。」
「おい茜、食べながら喋るな。」
取り敢えず、食べながら喋る茜を一喝する。
「冒険者は組合から出ている依頼を達成して、お金を貰う仕事だよ。知らなかったのかい?」
「ああ、知らなかった。ありがとう、店主。」
そういえば、この世界はファンタジー風だったんだ。




