死霊渓谷
23話目です!
毎日投稿が出来なさそうなので、日にちを決めたいと思っています。
良かったら、感想と評価をお願いします!
キャキャと(強制的に)別れる事にはなったが、頭の重りが失くなったのが逆に良かったのかもしれない。
うん、そうだ。
そうに違いない。
次に向かう場所はデッドシュピュート渓谷という場所だ。
どうやら、凄い切り立った崖が多いらしい。
取り敢えず、調べるか。
<デッドシュピュート渓谷>
リアス海岸並みに崖が切り立っている。
ヤギやワシが多く生息しており、頑鉱石がよく露出している。
頑鉱石!
今持っている、鷲羽の鎧の原材料か。
意外と近くにあるものなんだな。
10分近く歩いて漸く、着くことが出来た。
思った以上に崖が切り立っている。
谷底も凄い深い。
あの魔鷲が沢山いたロンゴウ谷よりも深い。
と言うか、深すぎて見えない。
「ここがデッドシュピュート渓谷? 怖すぎない?」
「間違えて落ちたら、絶対死ぬよな……。」
でも、ここを渡らないと向こう側、コースト王国に行けなくなってしまう。
さて、どう行こうか?
「何か案はあるか?」
「う~ん、無いなぁ……。」
まぁ、すぐに思い付くはず無いよな。
実際、俺も30個近くしか思い付かない。
30個はあるが、全て現実的ではない。
「あ、良いこと思い付いた! 僕の剣をめちゃくちゃ大きくして、向こう側に架ければいいじゃん!」
「成る程、どうやって大きくするんだ?」
「一様、武器の大きさを変えたり出来るんだ! プラスで僕には怪力があるだろう? なら、出来るじゃない!」
もう一回、成る程。
そういう事なら出来るかも知れない。
しかし、向こう側まで約3kmはある。
3kmも大きくなるものなのか?
「じゃあ、やってみて来れ。」
「うん! 一回やってみるよ。」
茜は剣を大きくして、向こうに降り下げる。
すると向こうに届かず、茜の体は宙に浮いた。
「へ!?」
「え!?」
茜は慣性の法則に従った剣と一緒に谷底に落ちていった。
「な、何やっているんだー!」
俺も少し躊躇いながらも、一思いに谷底に飛び降りた。
せめて、落下死とかはしないでくれよ。
30秒近く落下し続けると、漸く谷底が見えて来た。
底には白い物で満たされていて、その上に茜が居た。
俺も取り敢えず、白い物の上に着地した。
どうやら、これは蜘蛛の糸らしい。
とてもネチャネチャする。
さっさと溶かすとするか。
蜘蛛の糸の成分は蛋白質。
蜘蛛の糸は確か漂白剤で溶けたはず。
「創造魔法 ”漂白剤”」
無から漂白剤を作り出し、水に入れる。
それを一気に周りに撒いて糸を溶かした。
ネチャネチャした糸が一瞬で溶かしたのだから、凄い物だ。
さて、茜を助けなければ。
漂白剤が混じった水を茜に掛ける。
茜の周りにあった糸を溶かし、茜を落とす。
「大丈夫か、茜?」
「大丈夫じゃないよ~、朱鷺丸~。」
うん、大丈夫だな。
さて、どうやって上に戻ろうか。
ロンゴウ谷の時の様に”瞬間移動”を使うか?
でも、もとの場所まで何Mあるんだ?
落下した時間が30秒もするぐらい深いのだから、100M以上はあるだろう。
100M以上はキツいのだが……。
戻るしかないのかな、これは。
「茜、戻るぞ。準備してくれ。」
「OK! いっせーのっ……て、何だあれ?」
”瞬間移動”する瞬間、茜が奥を見始めた。
俺も茜の方向を見る。
出てきたのは……




