猫は可愛い
ようやく20話目です。
最近、タイトルに”無双”と書いているのに全然無双していないから、タイトルを変えようかな、と思っているこの頃です。
良かったら、感想と評価をお願いします!
俺は魔鷲の股肉を水で煮て、簡単な鍋料理が出来た。
「どうだ?」
「見た目は鶏肉っぽいね。でも、味は薄そう。」
「仕方無い、醤油や味噌でもあったら良いのだが。」
せめて、ハーブ類を見つけれたのなら、もっと美味しく出来たのだがな。
「取り敢えず、これで腹を満たすとしよう。」
「そもそも、鷲の肉って美味しいものなの?」
「知らない。俺も初めてだからな。」
一先ず、食べてみるとしよう。
「あ、結構美味しい。」
「ああ、鶏肉より少し獣臭いが普通に食べれるな。」
「醤油味が恋しい……。」
無茶を言うな。
この世界に醤油や味噌があるのかも分からない。
無かったら、作ってみたいけど。
しっかりと腹を満たせる事が出来たから、もう寝るとしよう。
「寝袋は任せたが、しっかりやったか?」
「安心してくれ! ちゃんとやったから。」
一度、信用して天幕の中に入ると、しっかりと準備してあった。
ああ、良かった。
時々雑にやるからな。
取り敢えず、もう眠りにつくか。
俺は早めに起きた後、外にあった物を片付けていた。
鍋の水は魔法で処分しておく。
その魔法は”塵処分”。
そのままの名前だ。
使うと謎の穴が出来て、その中に塵を入れると処分出来る物だ。
つまり、移動可能なゴミ箱って事だ。
さてと、茜を起こすとするか。
今日は何分と言うのだろうか。
「茜、さっさと起きろ。」
「う~ん、むにゃむにゃ。あと、540ぷ……」
「もう、聞き飽きたぞ。さっさと起きてもらう。」
「えええ~」
茜の入る寝袋を天幕から引きずり出して、起こした。
それでも、寝袋から出てこないから最終手段をしよう。
「火魔法 ”引火鬼火”」
もう、ギリギリまで燃やして起こそう。
俺はもう怒ったからな。
「ちょ、熱い熱い熱い!」
漸く起きて来た。
次起きてこなかったら、どうしようか。
「もう朝かぁ。」
「すぐに行くぞ。」
「ハイハイ。」
次に向かう先は、竜喉洞穴と言う場所だ。
多分、暗いところで過ごす生物が多くいるのだろう。
例えば、蝙蝠や蜈蚣とかが居るな。
そんな奴らだろう。
「次に行く所は竜喉洞穴だ。」
「え~、暗い所は嫌いだよぉ。」
「言っとくが、俺もあんまり好かないが、ここを通らないと誘いの森を引き返す事になるぞ。」
「それは嫌だ。」
「じゃあ、行かないとな。」
天幕や寝袋を片付けて亜空間に入れようと、亜空間を開いた。
すると、何かの気配を感じた。
最近、魔物の襲撃とかで気配に敏感になってしまった。
それは良いことなのだけれど。
取り敢えず、魔法をいつでも放てるように準備はしておく。
その時、足元に何かが通り過ぎていった。
咄嗟に下を見ると、猫のような生物だった。
<キューティングキャット> F- 階級
”世界一可愛い魔物”と言われる程、可愛い。
この可愛さで、天敵から逃げる。
何だ、この可愛いで埋められた説明は。
しかも、何か懐かれてしまった。
「なにこれ~! 滅茶苦茶可愛いじゃ~ん!」
「しかも、何か懐かれたようだ。」
「じゃあ、連れて来ちゃえば良いじゃん。」
俺も可愛いのは元々好きだからいいんだけど。
すると、ウインドウが開いて何かを選択する画面が出てきた。
{飼育魔法を使用しますか? YES or NO}
待て、魔物を飼うためだけでも魔法を使うのか。
まあ、いい。
さっさとYESと答えよう。
{キャーティングキャットを”テイク”しました。}
なんか、キャーティングキャットを飼うことになってしまったな。
おまけ
〈鷲肉の水煮〉
1 肉を手頃な大きさに切る
2 鍋に水と肉を入れて、強火。
3 灰汁を取り出して、放置。
4 完成
実際には鷲の肉は不味いらしいですが、魔鷲は魔草も食べる為、鶏肉っぽい味がします。




