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戦えない調律係はいらないと追放されましたが、壊れた魔道具の声が聞こえるので辺境で重宝されています  作者: 空乃 カナタ
第1章:捨てられた少年と鳴らない鐘

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第73話 西分け石

 西分け石は、水を二つに分ける石ではなかった。


 水の重さを、二つの支えへ渡す石だった。


 もし、水守控えに残された記述が、アルバ第三層の仕組みと同じものを指しているなら。


 西旧採石跡の地鳴りで片方の支えが沈み、その分の重さが北回廊旧水守門へ寄った。


 水が増えたのではない。


 支える場所が、一つ減ったのかもしれない。


 俺はそう考えた。


 だが、考えたことと、確かめられたことは違う。


 まだ、仮説だ。


 その朝も、アルバからの報告書を読む前に、俺たちは村の音を確認した。


 井戸札は『使用できます』。


 ハンナさんが白い器に水を取り、光へ透かす。


「濁りなし。匂いも味も、昨日と変わらないよ」


 俺は井戸の縁に手を置いた。


 さら。

 りん。


 水脈石の音は澄んでいる。


 次に、水車小屋へ向かった。


 影車へ細い水を通す。


 こ、と。


 北結界石が応える。


 りん。


 水車本体も、無理のない量の水で二回だけ動かした。


 こ、とん。

 こ、とん。


 軸と軸受けの音に乱れはない。

 挽き石から落ちた粉も、いつもと同じ粗さだった。


「井戸、水車、影車、粉、異常なし」


 ミラが帳面へ記録する。


 最後に、北結界石を見る。


 根元の湿りは、もうほとんど目立たない。

 最初に置いた湿り印の内側に、わずかに色の違う土が残っているだけだ。


 俺は結界石へ耳を近づけた。


 りん。

 ……りん。


 石そのものの音は、今日も澄んでいる。


 北側の石片裏に見つけた浅溝。


 す。

 ……り。


 抜け音も安定していた。


 石の中央奥に残っていた冷えの芯は、ほとんど聞こえない。


 ……ん。


 耳の奥へ触れるような、かすかな気配だけだ。


「北結界石。石音安定。浅溝の抜け音継続。冷えの芯、位置変化なし。強さ、さらに低下」


 ミラが書く。


 ガンツさんは石の座りと周囲の土を確かめた。


「追加処置なし」


「はい」


 俺は頷いた。


 村の音は安定している。


 それを確かめてから、俺たちは工房へ戻った。


 机の上には、アルバ冒険者組合からの封書が置かれている。


 ミラが封を開いた。


 中から出てきたのは、湿気異常が始まる前後の時系列表。


 西旧採石跡の地鳴り記録。


 ガルドさんの追加証言。


 現在の第三層地図。


 古い第三層地図。


 床下機構線と思われる細い線の写し。


 そして、線の分岐付近に残されていた文字の拡大図だった。


『西分け石』


 ポロが拡大図を見て、首を傾げる。


「水を西に分ける石?」


「そうかもしれません」


 ミラが答えた。


「でも、まだ名前しか分かりません」


 俺はアルバの報告書を読んだ。


 湿気異常の三日前。


 第三層西旧採石跡で、小さな地鳴りがあった。


 崩落なし。

 負傷者なし。


 ただし、床の継ぎ目から白い石粉が浮いた。


 さらに、地鳴りの前までは継ぎ目付近に弱い冷気があったが、その後は感じなかった可能性がある。


 証言したのは、地鳴りの時にその場にいたガルドさんだ。


 確実な記録ではない。


 後から思い出した証言だ。


 それでも、現在残っている情報の中では重要だった。


 ミラが時系列表を読み上げる。


「地鳴りの三日後、最初の魔力灯曇り報告。以降、北回廊奥で金具の冷え、槍袋の湿り、方位石の戻り不良が増加」


「西で冷えが消えて、北で湿りが増えた」


 ポロが言った。


「そう見えます」


 俺は答えた。


「でも、西と北がつながっていると確認できたわけではありません」


 ガンツさんが頷く。


「まず、西分け石が何かを調べる」


「はい」


 ミラは水守控えを取り出した。


 ハンナさんが机を拭き、乾いた布を敷く。


 古い帳面をその上へ置く。


「今日は『分け石』を探すんだね」


「はい」


 ミラは答えた。


 紙べらを使い、一枚ずつ慎重にめくる。


 井戸。


 水車。


 北の巡り。


 水守門。


 受け石。


 石下息道。


 これまで何度も見た言葉が続く。


 やがて、ページの端に小さな見出しが現れた。


『分け石之事』


 ポロが身を乗り出す。


「あった」


「まだ触らないでください」


 ミラが言うと、ポロは両手を背中へ回した。


 見出しの下には、かすれた図があった。


 中央に、大きな横長の石。


 その下に、二つの小さな台。


 左の台からは、西へ伸びる細い線。


 右の台からは、北へ伸びる線。


 二つの線の先には、それぞれ輪のような印が描かれている。


「石が、二つの台へ乗ってる」


 ポロが言った。


「台ではなく、座かもしれません」


 ガンツさんが図を見た。


「重さを受ける座石だ」


 ミラが文字を読み始める。


「『分け石は、水を割るにあらず』」


 俺は息を止めた。


 ミラが続ける。


「『受くる重さを、二つの座へ渡すものなり』」


 ポロが拡大図を見る。


「水を分けるんじゃない」


「はい」


「重さを分ける」


「そうです」


 ミラは、読めた文字を別紙へ写した。


『分け石は水を割るにあらず。

 受くる重さを二つの座へ渡すものなり』


 ガンツさんが作業棚から、細い板と二つの鉄台を持ってきた。


 鉄台を左右へ置く。


 その上へ板を渡す。


 板の中央に、重い金床用の石を載せた。


 板は二つの鉄台に支えられ、安定している。


「両方の座が、重さを受けている」


 ガンツさんが言った。


 次に、左の鉄台の下へ薄い木片を置いた。


 左側が少し高くなる。


 板の重さが右側へ寄った。


 右の鉄台が、机へ強く当たる。


 こん。


 ポロが目を丸くする。


「右が重そう」


「石の重さは変わっていない」


 ガンツさんが言う。


「支える高さが変わっただけだ」


 今度は左の鉄台を、ほんの少し低いものへ替える。


 やはり、右側へ重さが寄る。


 こん。


 さっきより、右の音が深い。


「片方の座が沈めば、残った座が多く受ける」


 ガンツさんは石を下ろした。


「分け石が自分で水を二つに切るわけではない。上から来る重さを、下の二座へ渡している」


 ハンナさんが水袋を二本の紐で持ち上げた。


 左の紐をポロ。


 右の紐を俺が持つ。


「今は、二人で持ってる」


 ポロが言った。


「はい」


 ハンナさんが、ポロの側の紐を少し緩める。


 俺の手へ重さが寄った。


「重い」


「水は増えてないよ」


 ハンナさんが言う。


「ポロの方が持たなくなった分、エイルが受けてるだけ」


 ポロはすぐに紙へ絵を描いた。


 一つの水袋。


 二本の紐。


 一方が緩み、もう一方へ大きな矢印。


『水がふえたんじゃない』

『もつところがへった』


 その言葉を見た瞬間、胸の奥が少し痛んだ。


 重さが増えたわけではない。


 支える場所が減った。


 そのせいで、残った側に負担が集まる。


 俺は、その感覚を知っていた。


 誰かが見なくなった道具。


 誰かが後回しにした点検。


 誰かが聞かなくなった小さな音。


 そうしたものは、消えるわけではない。


 見続ける一人へ、重さを渡す。


 以前の俺は、それを全部、自分の仕事だと思って抱えていた。


 でも、今の工房では違う。


 ミラが記録する。


 ガンツさんが止める。


 ハンナさんが暮らしを見る。


 ポロが絵にする。


 重さは、分けて持てる。


 俺は水袋の紐を下ろした。


「分け石も、一つで全部を支える石ではなかったのかもしれません」


 ミラが顔を上げる。


「二つの座へ渡していた」


「はい。そして、西側の座に何かが起きたため、北側へ重さが寄った可能性があります」


 ガンツさんが言う。


「可能性だ」


「はい」


 水守控えの続きを調べる。


 見出しの下に、さらに文字があった。


 紙の中央は染みで読みにくい。


 だが、端に近い部分は残っている。


 ミラが紙を傾ける。


「『一座沈めば……』」


 光の角度を変える。


「『他方の門、汗す』」


 工房が静かになった。


 ミラは読めた範囲を写す。


『一座沈めば、他方の門汗す』


 ポロが言った。


「西が沈んで、北の門が汗をかいた?」


「そうかもしれません」


 俺はアルバの時系列表を見た。


 西旧採石跡の地鳴り。


 床継ぎ目から浮いた白い粉。


 西側の冷気が消えた可能性。


 三日後、北回廊旧水守門で湿気異常が始まる。


 水滴紋が濃くなる。


 冷えが生まれる。


 もし、西分け石の一座が沈み、北側の旧水守門へ余分な重さが渡ったのなら。


 順番は合う。


 だが、それだけでは証拠にならない。


「記録と状況は近いです」


 俺は言った。


「でも、地鳴りで座が沈んだことは確認できていません。西分け石が、第三層北回廊旧水守門へ重さを渡す仕組みだったことも未確認です」


 ミラが書く。


『仮説。

 西分け石の一座が沈み、北回廊旧水守門へ負担が寄った可能性。

 地鳴りとの因果関係、構造の同一性、座の沈下はいずれも未確認』


 ガンツさんは、さらに下の行を見た。


「白い粉について書いてないか」


 アルバの報告では、地鳴りの時、床継ぎ目から白い石粉が浮いた。


 ただの古い埃かもしれない。


 床石が擦れた粉かもしれない。


 地鳴りで内部の石が動いた証拠かもしれない。


 ミラはページの下を探した。


「あります」


 文字は細く、一部が欠けている。


「『白き粉……』」


 紙を斜めへ向ける。


「『座擦れの知らせ』」


 ガンツさんの目が細くなる。


 ミラは続きを読んだ。


「『粉を払うな。石を起こすな。座を見ずして、分け石に触るべからず』」


 ポロが不安そうな顔になる。


「白い粉、座が擦れた音?」


「音ではなく、知らせです」


 俺は答えた。


「支える石同士が少し動き、表面が擦れた時に粉が出るのかもしれません」


 ガンツさんが机の上の鉄台を見た。


 板へ重さを載せたまま座の高さが変われば、接する場所が擦れる。


 少量の粉が出てもおかしくない。


「床の継ぎ目から粉が浮いたのなら、下で何かが擦れた可能性はある」


 ガンツさんは言った。


「だが、粉を見ずに決めるな。石の種類も分からん」


「はい」


 ミラが水守控えの記述を写す。


『白き粉は、座擦れの知らせ。

 粉を払うな。

 石を起こすな。

 座を見ずして、分け石に触るべからず』


 ポロは大きな絵を描いた。


 分け石。


 二つの座。


 一方が沈み、接する場所から白い粉。


 そこへ箒を持って近づく人に、ばつ印。


 分け石を持ち上げようとする人にも、ばつ印。


『白いこなを、はらわない』

『石を、おこさない』


 ハンナさんが言った。


「アルバの粉は、もう残ってないのかね」


 ミラが報告書を確認する。


「現場の粉は採取されていません。地鳴りから半月ほど経っています」


「雨は降らない迷宮でも、人が歩けば散る」


 ガンツさんが言う。


「今から床を探すな。粉を探すために継ぎ目を払えば、本末転倒だ」


「はい」


 俺はガルドさんの証言書を読み直した。


 地鳴りの時、素材をまとめていた。


 素材袋を床へ置いていた。


 床継ぎ目から、白い粉が浮いた。


 もし粉が床から少しだけ上がったのなら、荷物袋や靴の縫い目に入り込んだ可能性がある。


「ガルドさんが、地鳴りの日に使った荷物袋は残っていますか?」


 ミラが顔を上げる。


「組合へ確認しますか?」


「はい。もし洗っておらず、同じ袋が残っているなら、縫い目に白い粉が残っているかもしれません」


 ハンナさんがすぐに言う。


「振ったり叩いたりしないように伝えないとね」


「はい。粉を落とすために袋を逆さにしない。水で洗わない。縫い目をこすらない」


 ガンツさんも加える。


「粉が見えても指で潰すな。色が変わる。油がつく」


 ミラが記録する。


『確認依頼候補。

 地鳴り当日に使用した荷物袋、靴、外套裾。

 現存する場合のみ確認。

 洗浄済み、使用継続中の場合は状態を記録。

 振らない。

 叩かない。

 逆さにしない。

 水洗いしない。

 縫い目をこすらない。

 粉へ直接触れない』


 ポロが袋の絵を描く。


 縫い目に白い点。


 袋を振る人に、ばつ印。


 水桶へ入れる人にも、ばつ印。


『ふらない』

『あらわない』

『ぬいめを見る』


 俺はアルバへの返答内容を整理した。


 一つ目。


 西分け石は、水を分ける石ではなく、重さを二つの座へ渡す石である可能性。


 二つ目。


 一座が沈むと、他方の門が汗をかくという水守控えの記述。


 三つ目。


 白い粉は、座石が擦れた知らせである可能性。


 四つ目。


 地鳴り当日の荷物袋に、粉が残っている可能性。


 ただし、すべて同じ仕組みを指すとは限らない。


 ミラは正式な返答を書き始めた。


『アルバ冒険者組合 リーネ様』


『旧地図に記された「西分け石」について、水守控えを確認しました。


 水守控えには、次の記述があります。


「分け石は水を割るにあらず。受くる重さを二つの座へ渡すものなり」


「一座沈めば、他方の門汗す」


「白き粉は、座擦れの知らせ。粉を払うな。石を起こすな。座を見ずして、分け石に触るべからず」


 ただし、記録内の分け石が第三層西旧採石跡の「西分け石」と同一であることは確認できません。』


 続けて、仮説を書く。


『西旧採石跡の地鳴りにより、分け石を支える一座または床下の受け部が変化し、北回廊旧水守門へ負担が寄った可能性があります。


 床継ぎ目から浮いた白い石粉が、座擦れに由来する可能性もあります。


 いずれも未確定です。

 現地の床、継ぎ目、西分け石と思われる位置への接触、清掃、掘削、打撃、魔力調査は行わないでください。』


 次に、荷物袋の確認依頼。


『地鳴り当日に西旧採石跡で使用した荷物袋、靴、外套等が残っている場合、白い粉の付着がないか、組合内で外観のみ確認してください。


 袋を振らないでください。

 逆さにしないでください。

 水洗いしないでください。

 縫い目をこすらないでください。

 粉へ直接触れないでください。


 付着が見つかった場合は、位置、色、粒の大きさ、付着状態を記録し、品全体を通気する包みへ入れてください。』


 ガンツさんが言う。


「粉だけ取ろうとするな。袋ごとだ」


「はい」


 ミラは追記する。


『粉だけを採取しようとせず、可能であれば付着した品の状態を保ってください。』


 ポロの絵も添える。


『水がふえたんじゃない』

『もつところがへったかもしれない』

『白いこなを、はらわない』

『石を、おこさない』

『ふらない』

『あらわない』

『ぬいめを見る』


 ハンナさんは水袋の二本の紐を片付けながら言った。


「支えるものが一つ減ったら、残った方が頑張りすぎる。人も道具も同じだね」


「はい」


 俺は答えた。


「だから、北の旧水守門だけを直そうとしても、重さを渡している西側が変わったままなら、また同じことが起きるかもしれません」


 ガンツさんが頷く。


「門は結果だ。原因は分け石の座かもしれん」


「まだ、かもしれません」


「分かっている」


 夕方、北結界石をもう一度確認した。


 浅溝。


 す。

 ……り。


 抜け音は安定している。


 冷えの芯。


 ……。


 今日は、ほとんど聞こえなかった。


 俺は何度か耳を澄ませた。


 悪い静けさではない。


 冷えが消えた後の、落ち着いた石の音だ。


「北結界石。冷えの芯、ほぼ消失。石音、影車応答、浅溝の抜け音、安定」


 ミラが記録する。


 ポロが言った。


「村の石は、二つで持ってる?」


「今のところ、村の北結界石を支える分け石は見つかっていません」


 俺は答えた。


「でも、昔の水守は、一つだけに重さを集めない仕組みを作っていたのかもしれません」


「工房も?」


 ポロが聞いた。


「工房?」


「エイルさん一人じゃない。ミラ姉も、ガンツさんも、ハンナさんも、僕もいる」


 俺は少し驚いた。


 それから、頷いた。


「はい。工房も、重さを分けています」


 ポロは嬉しそうに、分け石の絵の横へ五つの小さな丸を描いた。


 俺。


 ミラ。


 ガンツさん。


 ハンナさん。


 ポロ。


『ひとりで、もたない』


 ミラはその文字を見て、静かに笑った。


「工房用の札にしましょう」


 夜、アルバへの封書が閉じられた。


 中には、水守控えの写し。


 分け石と二座の図。


 水袋を二人で持つ絵。


 白い石粉への注意。


 荷物袋確認の依頼。


 そして、ポロの大きな札。


『ひとりで、もたない』


 工房の看板が夜風で鳴る。


 からん。


 井戸の札が鳴る。


 から。


 影車が鳴る。


 こ、と。


 北結界石の浅溝が、細く息をする。


 す。

 ……り。


 水は増えていないのかもしれない。


 重さを持つ場所が、一つ減っただけなのかもしれない。


 西分け石の座が本当に沈んだのなら。


 その音は、もう西旧採石跡の床には残っていないかもしれない。


 だが、地鳴りの日に床へ置かれていた荷物袋の縫い目には、白い石粉がまだ残っている可能性がある。


 西分け石の古い音は、ガルドさんの荷物袋と一緒に、アルバのどこかで眠っているのかもしれなかった。

ここまで読んでくださりありがとうございます。


今回は、旧地図に残されていた「西分け石」の役割を、水守控えから調べる回でした。


水守控えには、


「分け石は水を割るにあらず」

「受くる重さを二つの座へ渡すものなり」

「一座沈めば、他方の門汗す」


という記述がありました。


西分け石は、水そのものを二つへ流す石ではなく、水の重さを二つの支えへ配分する石だった可能性があります。


もし地鳴りで片方の座が沈んだなら、水量が増えていなくても、北回廊旧水守門へ負担が寄ります。


さらに、


「白き粉は、座擦れの知らせ」


という記述も見つかりました。


地鳴りの際、床継ぎ目から浮いた白い石粉が、分け石の座が動いた痕跡である可能性があります。


現地を掘るのではなく、まず地鳴り当日に使われた荷物袋や靴の縫い目に、粉が残っていないかを確認することになりました。

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