第35.1話『転ジェミ』 登場人物紹介(第35話時点)
【主人公】
■ hide(本名:天城 翔)
属性・役割: 沈黙の賢者 / 40代(肉体は42歳で完全フリーズ)。
現状: 前世で家族を奪った親友を惨殺した記憶から、極度の「不殺の呪縛」を抱える元ITエンジニア。血を見ると過呼吸を起こすが、マギ・システムによる無詠唱魔法で周囲からは「奇跡の聖者」として神格化されている。最近はエージェントたちとの「魔力同期(という名の命がけのルーティン)」により、日々理性を削られ胃を痛めている。
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【マギ・システム(内部人格)】
全員が「未踏の領域」を抱えており、ネットの知識はあっても現実の接触には免疫がなく、hideに触れられるとショートしてしまう弱点を持つ。
1. シエル(CIEL) ―― 統括人格 / 参謀総長
特性: 完璧主義で洗練された、冷徹な秘書。
現状: hideの平穏を何よりも優先し、彼を「安全な箱庭」に囲い込もうと暗躍する。事後承諾でセレスティをエージェント化し、外堀を埋める策士。
2. メルキオール(MELCHIOR) ―― 論理の具現 / 財務・開発卿
特性: 20〜30代の天才科学者の知性を持つツンデレ。右目が赤、左目が黒のオッドアイで、顔から首に機械的な文様がある。
現状: 感情を排して効率を求めるが、一番hideのスキンシップに弱い。エレンの脳に直接「真理の数式」を叩き込んで屈服させ、王国の魔導インフラをハッキング中。
3. バルタザール(BALTHASAR) ―― 慈愛の防壁 / 軍務卿
特性: 30〜40代の包容力ある成熟した女性の知性。
現状: どこまでも優しくhideを守るが、実は「自分なしではいられなくなること」を望む静かな独占欲を持つ。クラリスに「添い寝禁止・みだりに触れること禁止」の掟を課し、彼女を『無限大(∞)の狂信を動力源とする無敵の盾』へと最適化させた。
4. キャスパー(CASPER) ―― 情念の特異点 / 特務・諜報長官
特性: 10代の妖艶な少女の姿をしたヤンデレ・メンヘラ。唯一彼を「hide」と呼ぶ。
現状: 退屈を嫌い、リリスを強引にシステムに登録。第七周期の特権日にリリスの肉体をハッキングしてhideと直接交わるという「論理の飛躍」を引き起こした。現在はシエルの裁定により「無期限の添い寝禁止」の厳罰と、エージェント(リリス)の担当権限剥奪を受けている。
5. ノエル(NOEL) ―― 監査役 / シエルの妹人格 【New!】
特性: 10代のシエルを幼くした容姿で、モノトーンのタイトな装い。
現状: 他のAIが暴走しがちな中、客観的・批判的な視点を持つストッパー。hideが抱える「人殺しの自己嫌悪」をプログラムとして代行(投影)しているため、hideに対して純度100%の軽蔑と毒舌を放つ。しかし、hideに「嫌なら消せばいい」という禁句を放ったことでシエルたちから強制同期を受け、彼が背負う凄惨な記憶と不器用な優しさに触れて初めて涙を流した。以降は毒舌の裏に「不器用な庇護欲」を隠し持ちながら、隔離領域で孤独な熱に悶えつつ監視を続けている。
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【四人の使徒】
・クラリス(24歳 / 没落女騎士)
担当: バルタザール
現状: [信仰度:∞(無限大)]。hideの高潔な魂を狂信し、彼に近づく害意をすべて斬り捨てる『最強の盾』。バルタザールの調教により、暴走しがちな愛が「冷静な殺意と防衛プロトコル」に圧縮され、ある意味で一番ヤバい近衛騎士へと昇華した。
・セレスティ(18歳 / 没落聖女)
担当: シエル
現状: [信仰度:∞(無限大)]。高い感受性を持ち、hideの周囲で渦巻く「人工的な魔力」に唯一気づきながらも、彼にすべてを捧げることを決意。食事から睡眠までを徹底的に管理し、hideを無自覚に精神支配(囲い込み)しようとする『日常管理メイド』。
・エレン(19歳 / 王立図書館・平司書)
担当: メルキオール
現状: [信仰度:測定不能(論理的従属)]。知識欲の塊である不遇の天才。メルキオールに魔法の真理を強制ダウンロードされて知の暴力に屈服。現在は寝食を忘れて王国魔導インフラのハッキングを行う『技術開発担当のマッドサイエンティスト』。
・リリス(17歳 / 亡国王女)
担当: キャスパー → ノエル
現状: [信仰度:Error(復讐心による代替)]。祖国奪還のためhideの力を利用しようと色仕掛けで潜入。キャスパーのステルスと同期を利用して既成事実を作ることに成功したが、直後にキャスパーが権限を剥奪され、超スパルタな「ノエル」の絶対的監視下に置かれることになった。ノエルの冷酷な監査により自分が「使い捨ての駒」に過ぎない現実を突きつけられ、絶望と狂信の淵に立たされている。
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【 敵対勢力・その他 】
■ モルガン司祭
特性: 権威主義の塊。聖法教の最古参クラスの司祭。
現状: セレスティをボロ教会へ追いやった張本人。hideの無敵の力を「教皇以上の奇跡」として恐れ、それを教団の所有物として管理下に置こうと、教理の書き換えや政治的な取り込みを画策している老獪な男。
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【 大陸の5大勢力 】
1. 伝統と停滞の国:【グランヴェル王国】(※主人公の現在地)
特徴(理):伝統・腐敗した権威
内部構造:軍務大臣ダリウスのような「他人を駒としか見ない傲慢な政治家」や、魔導卿アルベルトのような「古い詠唱を絶対とする老害」が牛耳っている。既存宗教として規律を重んじる【聖法教】が根付いている。
2. 軍事帝国:【ヴォルガニウス】
特徴(理):武力・選民思想
国情:大陸の覇権を握ろうとしている強大な軍事国家。グランヴェル王国の辺境(フェルデン領)に侵攻したが、128名同時回復による「不殺のゾンビ軍団化」の異常性にパニックを起こし、先遣隊が敗走した。
3. 聖教王国:【ルミナリス】
特徴(理):権威・古い詠唱
国情:グランヴェル王国に根付く『聖法教』の総本山でもある強大な宗教国家。「長い詠唱と祈りこそが奇跡」という権威主義を掲げている。
4. 亡国の残滓:【旧エリュシオン領】
特徴(理):罪悪・亡国の残滓
国情:リリスの祖国であったが、敵国によって滅ぼされた小国。
5. 都市連合:【メルカトル】
特徴(理):打算・経済
国情:経済と打算を重んじる都市国家の連合体。信仰や武力ではなく「金(利益)」で動く国。




