第14話 ハッピーハロウィン
誘拐され、謎の質問をされた琴音は、そのまま人質として監禁されてしまう。JTAの助けは来るのだろうか。
ー2125年10月31日(水) 13:00ー
配達開始から1週間が経った。監禁される前、かなりの間意識を失っていたのだろう。部屋には何故かテレビが設置されており、琴音は日付の情報を得たりニュースを見たりすることができた。ニュースを見る限りでは、琴音が誘拐拉致監禁されていることは報道されていなかった。本当に琴音と言う人質を使って何か交渉をしているのかはわからないが、JTAは何気に大きな組織だ。色々まずいのだろう。そして、今日はハロウィンらしい。琴音にとっては今日はトリックもトリートもある日となるだろう。
「今日はハロウィンなんですね。どおりでスナック菓子がたくさん出てくるわけだ。」
監禁に駆り出されている構成員が、今日はやけに気が抜けている。だんだん飽きてきたのだろうか。琴音だって、そろそろ日常に戻りたいものだ。
「JTAは何の返事もくれないらしいぞ。うちが何の交渉をしているかは知らんが。」圧迫面接のような尋問の前に話しかけて来た男が告げた。
「私、見捨てられたんでしょうか…。」琴音は弱々しく言った。
「JTAってそんなやばいとこじゃ無いだろ?本当に見捨てられたんだったら、うちに来るか?」
「それは嫌です。」琴音は語気を強めて言った。
「そ、そうか…。でも、そろそろJTAから返事が来てもいい頃合いだと思うが…。」男がそう言い終わらないうちに、ドタドタと音を立てて構成員の1人が走って来た。
「JTAの連中がカチこんで来ました‼︎皆さん武器を持ってください‼︎」
「…返事が来たみたいだな。俺も行かなければ。元気でな。」この男は、どのような立場なのだろうか。琴音に対してやけに優しいが…。今はそんなことを考えている場合では無い。助けが来たらしいのだ。大人しく助けを待とう。部屋には銃声が鳴り響いている。
…気のせいだろうか。車のエンジン音がする上、だんだん近づいて来ている気がする。部屋の中に車で突撃…とは考えにくい。装甲車とかではなく、明らかにスポーツカー的な音だ。やかましい。しかし、悲鳴が大量に聞こえて来ているのも事実だ。
「JTAの人たち、どうやって助けるつもりなんだろう?」その時。構成員達の悲鳴と共にガタガタと言う音、けたたましいエンジン音が聞こえて来た。その音の主は琴音の牢屋の前に止まった。
「リトラクタブルヘッドライト(パカパカ出し入れできるライト)の車…?」ナレーター暴走タイムです。このリトラの車は、パッと見ただけで“ロータリーエンジン”(エンジンの構造名)と言う名前が浮かぶ黄色いイメージの車と、いろは坂で空を飛んでそうな青いイメージの車を足して2で割ったような車だ。あとは川瀬さん、お願いします。
「助けに来たぞぉ!」ドアを開けて出て来たのは、川瀬だった。
「…何してんですか?こんな古そうな車で。」
「私の趣味、言ってなかったっけ?電車だけじゃなく、車も好きで、旧車を何台か持ってるんだよ。これは日光って言う会社の、FR7と言う車なんだ。名前の通りFR(車両前方にエンジンがあり、後輪だけ駆動する方式)だから、ドリフトしやすくて楽しいよ。」
「質問の答えにになって無いですよ。意味が分からないし。」
「ウッ まあまあ、一旦乗って。」川瀬は琴音を牢屋から出して、車に乗せた。
「構成員はだいたい蹴散らしたし、今日は他のJTAの職員も呼んでこの場所の掃討をするつもりで来た。一旦私達はここから出てJTAに帰ろう。」川瀬はアクセルを踏み込み、階段を登り始めた。ガタガタと音を立てながら進む道中、たくさんの構成員の遺体、JTAの職員が居た。そして何より、この車で突き破ったであろう壁があった。この車、とてつもなく硬いらしい。呆気に取られるうち、2人は地上へと出て、JTAへと向かった。山というか森の中だったが、意外と公道が近くにあった。
「1つ聞いていいですか?」琴音が口を開いた。
「どうしたの?」
「12話と13話、電車が全く登場していないんですけど…タイトル詐欺ですか?」
「そんなメタいことを聞くで無い。でも、この章は本当に必要だったのか…。多分ストーリーに関わるんだろうね。」
メタい。メタ過ぎる。何を書いているのだ。この投稿者は。ただ繋ぎのためにメタいことを書くな。そしてそんなメタい話を止めるように、後方から銃声が聞こえて来た。
投稿者が変な疲弊の仕方をしている状態で書いたので、ちょっと雑なところがあると思います。特に最後のメタい話とか。繋ぎの話ぐらい考えて欲しいものです。
いつか物語の起結は同じ感じで書き直すかもしれません。
第15話は雑な感じにならないようにしたいですが、多分カーチェイスとか起こりそうな雰囲気ですよね。どう文で表現するのか…何が起こるにしろ、頑張ります。




