第12話 試運転と、謎の荷物
3400系をチューニングした琴音。そんな琴音に、配達依頼が入る。
ー2125年10月14日(日) 10:30ー
「えっ配達のお願い⁉︎しかも私名指しですか⁉︎変な人ですね…。そろそろ本格的にバレットの調査をしようと思っていたんですけど…」琴音名指しで、配達依頼が入った。JTAは何でも屋らしい。
「差出人不明で、何が入ってるか知らないけどめっちゃ軽いよ。小さいし…。まあ、せっかくだし試運転がてら行って来な。なんかあったらすぐ行くから。」本部長が言った。
「私が飛んで行くよ!」川瀬が続けて言った。
「じゃあ、行って来ます。」琴音は新宿駅へと向かった。腰に拳銃を携えて。
3400系はS1033Bとして出発した。
「やっぱし速くなってるな〜。120km/hが軽々と出せちゃう。」
「いつか警察に捕まりそうだな。」小春が言った。
「面倒くさいから逃げちゃうと思うな〜。」琴音は未来に順応しつつある。
「撃ち殺しゃあ一発なのに…」
「いつからそんなに物騒になったの…?」
そんな話をしている内に、琴音はあることに気付いた。
「そう言えばどこに持って行けばいいの?これ。」
「聞いてみれば?」そう言われて琴音は川瀬に電話をかけた。
「すみません。さっきの荷物の配達先ってどこですか?」
「丁度今言おうとしてた所!それがね…分からないんだよ。一旦戻って来てもらえる?」
「分かりました…」琴音が減速しようとした時。
「待って!そのまま加速して!後ろから一台突っ込んで来る!」川瀬が電話越しに叫んだ。
琴音はマスコンを引いた状態で固定し、(固定できるんだ。チューンしたから?)後ろを見に行った。するとそこには、猛追して来るE233系が居た。(E231系とは別物)E233系は首都圏を代表する通勤列車で、2006年より運行を開始した車両だ。オレンジ色のラインの0番台中央線や、水色のラインの1000番台京浜東北線の車両が投稿者の頭には浮かんだ。0番台の中央線には、グリーン車(ちょっと贅沢な感じのグリーン席がある車両)が連結されている車両もある。そして、追って来ているのはその0番台だ。(投稿者の頭に浮かんだため)ナレーター暴走タイムでした。
「その荷物の届け先が来たみたいだけど…?」琴音は震える様に言った。
「アー…ウン、E233系だし多分バレットだから逃げて!」川瀬が叫んだが、もうフルスロットルなのでやることが無い。
「迎撃できるかな…?」琴音はM9を握りながらインカムに向かって話した。
「やってみれば?」小春が言った。琴音は地図を見て、反対車線に列車がいない事を確認した。そして、丁度反対車線に移れる分岐があることも発見した。
「川瀬さん!迎撃のため逆走します!」
「えっちょっと!…いや、許可を出すよ!もうどうにでもなれ!」琴音は川瀬の答えを聞くなり、減速して分岐に突っ込んだ。3400系はガタガタと揺れながら反対車線に移り、その横をE233系が通り過ぎていった。E233系は減速し、並走しようとして来た。運転席が横並びになった。
「運転手が見える…今だ!」琴音は引き金を引き、見事頭に命中させた。(揺れが少ないので動いていても当てやすいのだろう。でもすごい)
「やったあ!当たった!でも普通に殺人だよね…」
「何とかなるさ。気にせず逃げな!」小春の声に、琴音が安心した時、
「早く元の車線に戻って!正面衝突しそう!」川瀬が叫んだ。琴音は素早く減速し、元の車線に戻った。その時、猛スピードで元いた車線をE233系1000番台が走り抜けて行き、遠くへと消えた。
「今すぐ列車を停めて!事故車が居る!」川瀬に言われて、琴音はゆっくり減速した。4号車にE233系が激突した。緩やかなカーブを抜けると、1つの列車が2車線に跨って停車していた。事故では無さそうだ。列車の横には、アサルトライフルを構えた人達が居た。
「川瀬さん…死ぬかもです。」琴音は列車を停め、銃を構えて列車から降りた。すると、後ろから銃を突きつけられた。同時に停車したE233系に乗っていたのだろうか。
「大人しく来てもらおうか。」抵抗できず、謎の集団に琴音はインカムを外され連行された。
結構暴走しましたね。琴音は一体どうなってしまうのでしょうか…




