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5章-3
「さて、大事なアイテムも渡せましたし、今日はして欲しいことがあるんですね。」
ニコニコと笑うカグヤに、フウタは嫌な予感がした。
「して欲しいこと?」
冷や汗をかきつつ、聞いてみた。
「えぇ、またで申し訳ないのですが、武器戦闘を一度してもらいたいのですわ。
フウタさんに。」
「やっぱり僕ですよね。」
もしかして、また相手はカグヤなのかと警戒していると、
「対戦相手は私ではありませんわ。」
「——エル。あなたにお願いします。」
「……!私ですか?」
急に名を呼ばれて驚いて、カグヤを見るエル。
「えぇ。エルはあなたしかいないでしょ。」
「そうですが……。」
「彼と戦ってみたら、納得出来るんじゃありませんか?」
「——カグヤ様!」
フウタもホムラも交互に二人を見て顔に疑問符をを浮かべている。
「いえ、こちらの話ですわ。」
そしてまた、ニコニコとした顔で誤魔化した。
「とりあえず、このまま修練場に移動しましょう。」
「俺は良いのか?」
「あなたはついてきなさい。ソファでそのまま寝る気でしょう?」
「……。」
図星だったようだ。




