第6話 月日は経つ
目が覚めると、目の前にはいつもの部屋の天井が広がっていた。
「おっ、起きたか。」
左側から声が聞こえたので、見るとそこには、
騎士団長のガレンがいた。
「戦い始めたばっかにしては、うまく戦えてたが、
今後、俺みたいなやつと敵対したときに、
それでは必ず負ける。だから、魔物との戦いだけでなく、
対人戦闘も鍛えておいたほうがいい。だから、これからは
レベル上げと技術上げを交互に行なっていくように
手配しておいた。」
「わかりました。なにか、対人戦闘でのコツなどは
ありますか?」
「そうやってすぐに人に聞こうとするな。
自分で考えて確かめてそれでどうしてもダメだったら
人に聞け。」
「そう、ですね。自分が間違っていました。すみません」
「わかればいいんだよ。話は変わるが、今はお前がおれに負けて二、三時間しかたっていない。・・・・・どうだ?
やるか?」
先程までの年上の威厳を感じさせる笑みは消え、
戦闘の時にみた獰猛な笑みがそこには浮かんでいた。
それに対抗するように、こちらも精一杯獰猛な笑みをし、
「次は俺が勝ちます」
と返した。
それから五ヶ月が経った。
今のステータスはこんな感じだ。
名前 今井忍
レベル 72
ジョブ 勇者
【能力値】
体力 : 13695/13695
魔力 : 2641/2641
筋力 : 682
耐久 : 538
敏捷 : 712
知力 : 541
【スキル】
レベル経験値取得量二倍
スキル経験値取得量二倍
レベルアップ時の能力値上昇50%増加
レベル上限突破
異世界言語取得
聖剣術 : Lv9
火魔法 : LV8
水魔法 : LV7
地魔法 : LV7
闇魔法 : LV6
光魔法 : LV8
夢想 : LV MAX
短剣術 : LV3
縮地 : LV10
隠密 : LV4
首狩り
気配察知 : LV6
時空魔法 : LV8
と、なっていた。
レベルは大分上がり、新しいスキルの取得や
スキルレベルの上昇などがみられていた。
能力値で妙に敏捷が高い理由としては基本的に魔物の
攻撃は受けないようにしていたためだろう。
それなのになぜ耐久が上がっているのか?という
疑問の答えはガレンとの模擬戦で何度も攻撃を受けたからである。
そして、聖剣術は魔王との戦いにはおおいに役に立つとのことときいたので、使う武器をカリバンドに変えた。
今までカリバンドを使っていなかったのはなんとなく勿体無い気がしていたからである。
魔法については、攻撃魔法が多い火、水、地はなるべく満遍なく使っていたが、火は回数が多くなっていたようだ。 光魔法は回復などが多いため、怪我した人などを回復させたりしながら移動していたからか、結構上がっている。
しかし、闇魔法に関しては、あまり使う機会がなかったため、そのレベルアップのほとんどが寝る前などに使用して
上げたものだ。
縮地は戦闘時にはいつも使っていたためレベルが10に到達している。そして、時空魔法は城の人から聞いた話で、
勇者には時空魔法の適性がありやすいという話と時空魔法の魔法などを聞いて、取れるといいなぐらいの気持ちで
練習したら、取れたので、使う機会も多いためレベルも高い。
気配はガレンから気配を感じ取れるようにしろと言われ、
その練習をさせられ習得をした後は、魔物の位置などが
わかり便利だったので探索などで使っていた。
そして、今ではガレンを圧倒できるまでになっていた。
だからといって、油断すると負けるため、まだまだ油断はできない相手だ。
今日は、ある依頼を引き受け、火山に住み着く火竜の
討伐に向かっている。竜といっても高位の竜ではないため、
今の俺の敵ではない。
その甘い考えがあんな敵を呼び寄せたのかもしれない。




