6、魔力量
「では、君たちは少し待っていてくれ」
そう言って、神父は隣の部屋に行った。
しばらくすると、片手に2枚の紙を持ってこちらに向かってきた。
「では、今から君たちの魔力量を測る、まずこの紙について説明するから、しっかりと聞くように」
「あと、君たちは喋れるようになっているはずだ、何かわからないことがあったら遠慮なく私に聞きなさい」
「あっ」
(本当に喋れるようになってる)
「「わかりました」」
私とカインが返事をしたら、神父が話し始めた。
「まず、この紙だが、これに自分の血を垂らしたら、その者の魔力量が紙に表示される」
そう言ったら、神父がポケットから小さなナイフを取り出した。
「このナイフで君たちの人差し指を少しだけ切る、傷は私の光の魔法で治してあげるから、怖いと思うが、やりなさい」
「あっ、あのなんで魔力量を測るんですか?」
(なんで、私たちだけ魔力量を測るんだろう?混合属性だから?)
「そうですよ、なんで私たちだけなんですか?」
カインも私に同調していた。
「うむ、混合属性の者は、通常よりもわずかに魔力量が多くなる傾向があるからだ、分かったか?」
「「...はい」」
私たちは渋々返事をした
「では、まず君から」
(最初は私か~カインも私も、まだ少しだけ戸惑っているが年上である私がしっかりしないとね!)
「はい」
「ではこの紙の真上に人差し指を差し出しなさい」
紙の上に人差し指を差し出すと、ナイフが私の指の皮膚を軽く切った。
「うっ」
(痛いな~普段森とかで怪我をするのとは違ってヒリヒリする、てか急にやるじゃん何か合図とかしてよ!!)
血が紙に垂れた。すると紙に見たことのない数字が4桁浮かび上がってきた。1063と表示されていた
数字が表示されて、長い沈黙が続いたが私はそれを破った。
「あの~、どうですか?」
「あっあー、そうだったな君の名前は?」
突然私の名前を聞いてきた。
「アイです」
「そうか、ではアイよもう一度座って待っていてくれ」
「あの~傷は?」
「あ~~そうだったね、ほれ指を出してごらん」
切れた指を出すと、神父が見つめた瞬間、綺麗な光が私の指を優しく包み痛みがスッと消えていく。
「すごい本当に治った」
「当たり前だ、私の光魔法なのだから、これぐらいは簡単なことよ」
(すごい自信だな~、だけどそれに見合った魔法を使えそう)
「では、次は君」
「は、はい」
緊張しているのが伝わってくる。
カインはもう一枚の紙に人差し指を伸ばした。
カインも私と同じように指が軽く切れた。小さく声を出し血が紙に垂れた。
そうするとカインには3桁の数字、896が浮かび上がった、神父は私の時とは違い口がぽかんと開いていた。
「あの~どうですか?」
カインの呼びかけに、はっとしたようだ。
私の時と同じように神父がカインの指を見つめると、カインの指が綺麗に治った。
「この後一度君たちの両親と君たちを交えて話をしたい、連れてきてくれ」
「わ、わかりました」
私は返事をしたが、カインは頷いただけだった。
親も交えて話すって結構ヤバいことになってきたなと思い、結局測っただけで一度この場を解散することになり、
次に鐘が鳴ったら教会にくるように言われた。
「あーーそれともう一人の君名前は?」
「カインです」
「そうか、分かった」




