神父
私は貴族であった、今は神父であるが。
貴族は基本的に混合属性であり、私は混合属性ではなく属性が単一なので神父となった、教会で働くと貴族という肩書は消え、聖職者となる。
教会で働くものは貴族の中で属性が単一だった者なので、貴族は聖職者を小馬鹿にしているのだ、そのぶん平民は私のことを崇めてくれるので気持ちが良く嬉しい。
私は平民と長い時間接していたせいか、平民に対して優しくなっていた、そして私は平民からの最も人気が出ていた。
洗礼式当日
洗礼式を行う時間になり鐘がなる。
この部屋には事前に魔道具で私が許可した人間以外は声を出そうとしても声の音だけ、消すようにしている。
子供が騒ぐと面倒だし、何より教会の中で騒ぐのは神に対して冒涜である。
今回は少し子供の数が多いな、25人くらいか?まぁいい始めるとするか。
私が聖書を読み始め、読み終えるとロウソクが少しだけ短くなっていた。周り見ると案の定今回も寝ているバカがいた、今回は1人か、この年になると怒るのに疲れ寝ているものが多くない限り、怒るのをやめた。
「今から、君たちがどの属性か調べる、一列に並びなさい」
私の呼びかけに対して、すぐに一列に並び属性を調べていたら。
「では次、」
一人の少女が手を伸ばし、水晶玉に触れて瞬間に左半分が水色に右半分が赤色に染まった。
その光景に、私は驚きのあまり声も出なかった。
ごく稀に平民でも混合属性を持つ子が生まれるが、基本的には魔力量が足りず扱うことができない。
私が平民の混合属性の者を見るのは20年ぶりだ。
混合属性の者は、通常よりもわずかに魔力量が多くなる傾向があるため。規定では、混合属性の者は魔力量を測定し、貴族の子供と同等だと判明した時のみ魔法学校へ通わせることになっている。しかし実際に条件を満たして魔法学校へ通った事例も、過去に3回しかなかった。
平民が大量の魔力を手にし、反逆などに悪用する危険性を懸念しているため、
国が運営する学校に置いとくことで監視し、反逆などを企てさせないようにするためだ。
そして魔法についての研究をさせて技術の発展に貢献してくれれば、なおよしと考えているため、学校に通わせるのだ。
すこし落ち着いた私は、椅子に座るように指示し作業を再開した...
なんと2人目の、混合属性の者が現れたのだ!!
あまりに驚き言葉が出なかった、しかし冷静さを取り戻しすぐに対応した。
その後は、混合属性の者は現れなかったので、少女たちに待つよう指示し魔力を計るための魔道具を、取りに行った。




