9、三者面談 続
2、4話の内容に少しだけ付け加えたりして、主人公の目的をはっきりとさせたので是非見てください。
「ふぅー窓がデカくて助かった〜〜、掃除がとんでもなく大変になるところだったな。君たちは大人と同じ量の魔力だったね」
「す、すみません、全ての魔力を手のひらに集めたら思ってたよりも大きい水球が出ちゃって」
「私も黒い土の塊があんなに大きくなるなんて思わなかったんです」
「あ〜いいよ謝らなくて、仕方のないことだから。私もまさか初めてで全ての魔力を一点に集めれるとは思わなかったよ、あんだけ水と土を出したのなら魔力切れになっただろう?座ったほうがいい」
(この神父の人結構優しい?)
私たちはゆっくりと椅子に座った。
「まず、君たちには魔法の才能がある、なぜなら普通は初めて魔力を一点に集めようとしてもなかなか上手くいかなく、少量の水や土しかでないんだ。だから私はまさかあんな大量が出てくるとは思わなかったよ、とりあえず今日は出した土と水をこの教会にいるシスターにどこに捨てるか聞いて片付けて帰っていいよ。話したい事は一通り終わったし、今日はもう魔力もないから混合属性の話はまた明日に話をしよう」
「「はい、わかりました」」
私とカインは同時に返事をした、今日はよくハモるな。
「うむ、ではまた明日に学校や混合属性についての話をする」
「「はい」」
「本日は、私の娘に神父様直々のご教授を賜り、身に余る光栄でございます」
お父さんは普段兵士だからか、とても丁寧な口調で神父にお礼をした。
それに続いてカインのお父さんも感謝の言葉を言っていたが、私のお父さんよりはあんまり丁寧な言葉ではなかった。
(カインの両親は農家だから丁寧な言葉遣いに慣れていないのかな?)
私たちは感謝の言葉を伝えた後教会にいたシスターに話しかけ、片付けについて話してシスターの指示のもと、なんとかカインが出した土を片付けることができた。
私の水はカインの土に吸収されていた。
カインの土に私の水が吸収されてドロっぽくなってたから、作業は大変だった。
「ふぅーーやっと終わったね」
「まだ、昼だし今日は肉でも買って帰るか?」
「やったー!」
「パンも忘れないでね」
片付けが終わり家族と話していたら、カインの家族が話しかけてきた。
「今日はうちに来て食べないか?いろいろ話をしたい」
「俺はいいけど、皆もいいか?」
アイ、「うん、いいよ!」
ソラ、「僕もいいよ」
お母さん、「私もいいわよ、じゃあ今日はルビーブルームも買いましょうか」
アイ「やったー!ルビーブルーム好きなんだよね!一年に1回しか食べれないから嬉しい!」
ソラ、「僕は肉の方が好きだけどな、もちろんルビーブルームも好きだけど」
アイ、「カインもルビーブルーム好きって言ってたよね?」
カイン、「うん!口の中でパリンって弾ける感覚が好き!」
アイのお父さん、「じゃあ市場に行くか」
お父さんの掛け声で市場へと歩き出した。
今日は一日が長く感じるな、時計を見たらまだ11時だった。時計ってやっぱり便利だよね〜いつか欲しいな
皆で買い物を済ませて、そのまま門まで歩き村に向かった。
「ねぇアイ、学校ってどんなところなだろうね」
(この世界には学校とかないから、学校というものが何かわからないんだ。魔法学校だし、魔法のことについて学ぶとこだとは思うけど...)
「う〜〜ん魔法についての知識なんかを教える場所じゃない?」
「今日使った魔法って日常で使うもので、学校に行ったら他の魔法も学べれるのかな?」
「確かに!私たちって混合属性の魔法もあるから、何個の魔法が使えるんだろうね、明日が楽しみだね」
「ねぇアイ、話が変わるんだけど私たちって学校を出た後はどうなると思う?9歳まで教会に通って、その後は農作業して、10歳になったら学校でしょ?学校を出た後はどうなると思う?」
(どうなる?確かに学校を卒業したら、何をすればいいのだろうか、普通の平民は学校にも行けない、でも行ける私たちは卒業した後何をすればいいの?国のために?村のために?なにかをするの?)
「私にはわからない、でも今の生活よりも、いい生活をしたいと思ってる。何をするかは学校に通っている間とかに考えればいいと思うよ」
「確かに!今考えても仕方ないか」
私とカインは太陽に照らされながら楽しく話ていた、その様子はまるで夏休み直前に家に向かって帰る小学生のようだ。
「あっ!村が見えてきた!」
カインが指をさして目を輝かしながら言った。
(たった半日だったけれども内容がとても濃かったから、少し疲れているのかな?)
「そうだね、今日の昼ごはんはルビーブルームもあるし楽しみだね」
そんな話を家族やカインと話していたら、カインの家に着いた。
「アイ、ちょっと昼ごはんの準備の手伝いをしてちょうだい。今日はヘェデルコさんの家で、皆の分を作るから大変よ」
「はーい」
ヘェデルコとは、カインのお父さんの名前である。ちなみに私のお母さんはアインでお父さんはソラーシャである、私とソラの名前は両親の名前を少し削ったものである。
カインと私、そしてカインのお母さんと私のお母さんの4人で役割分担をして昼ごはんを作った。
7人で食卓を囲み豪華なご飯を食べた、正直少し狭かったがいつもよりご飯が美味しかった。
そしてアイとカインを毎日教会に行くために同伴者が必要となり、私のお父さんが毎日送ることになった、帰りもお父さんである。
昼ごはんも食べ終わって話がまとまったので、解散することになった。
午後はカインとソラと、共に畑に行って作業することになった。
(畑仕事かーー絶対大変じゃん、けど明日からはしなくていいんだよね?多分、今日ぐらいは頑張るか)
その後畑仕事をカインやソラ、周りの子供たちに教えてもらいながらなんとか乗り切った。
「はぁーなんとか終わったー、ソラー家までおんぶして」
「はーー?自分で歩けよ、このぐらいでへこたれるなよな」
「おねがいーー」
「今日だけな」
「ありがとう!ソラ!」
「ん。早く乗れよ」
ソラは私をおんぶして家まで運んでくれた、カインは隣を歩き私と喋っていた。
「家に着いたから降りろよ」
「うん、よいしょっと」
その後ソラの水魔法で手を洗って、家の中に入り布で体を拭いて夜ご飯を食べて、今日はいつもよりも早く眠りについた。




