8、ダブル三者面談?!
「カーンカーン」
「おっそれじゃあ行くか」
「「うん、行こう」」
みんなぞろぞろと歩き教会の重い扉を開けた、
赤いカーペットの奥に神父が立っていた。
「では、私について来なさい」
そう言うと、神父はさっき子供に案内していた部屋に向かって行った。
部屋の扉の前に着くと神父がそっと扉を開け、神父の後についていき中に入った。部屋の右側には少し大きめの窓があり、部屋の中央に大きな机があった。神父は大きな机を通り過ぎて、奥の椅子に座り、
神父の前には机があり2枚の紙が置かれていた。
「まず、カインとアイはそこの椅子に座りなさい、そしてすまないが椅子の数があんまりなくてねご家族には申し訳ないけど立っていてくれ」
「「は、はい。かしこまりました」」
私の両親と、カインの両親が神父に申し訳なさそうにされて恐縮していた。
(この神父はどのくらい偉いんだろう、皆必ず様ををつけてるし、親の反応的に結構上の立場?フランスの身分制度がそっくりそのまま同じならこの人は特権階級だよね。だとしたら私とカインの反応は失礼すぎたのでは...異世界だしそこら辺は違うと思うしかない!)
私とカインは返事を下後に、椅子に座り神父と向き合うように座った。
「ではまず最初にこれは全員がやることなんだけど、この紙に血をつけてくれ。つける理由は魔法を悪用されないよにするためだ、この紙に血をつけたらその人の魔力の波長がこの地の領主様の館にある魔道具に登録される。そして魔法での事件などが起きた場合には、その周辺の魔力の波長を調べられ、誰がやったか分かるようになっている。分かったか?」
(波長なんてあるんだ、あと魔道具は便利だね〜。勝手にお湯が沸く魔道具とかないのか〜)
「「はい」」
「うむ、ではこのナイフで指の先を少しだけ切りなさい」
差し出されたナイフでカインが最初に指を少しだけ切った、
「うっ」
(痛そう〜なんかヒリヒリするんだよね)
紙に血がついたら、紙が燃えるように消えた、次は私の番か
(自分の指を切るって想像以上に怖いな、これをやったカインはすごいな、よし!覚悟をきめて)
少し勢いをつけて切ってしまい、少し深く切ってしまった。
「うっ」
「大丈夫?」
「あっうん、大丈夫」
めっちゃ恥ずかしいことしちゃったーー、けどとりあえず血をつけて
紙がさっきと同じように燃えて消えた
それと同時に私とカインの指の傷が完全に治った。
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」
私の感謝の言葉にカインも続くよう言った。
「うむ、そして君たちの魔法のことについて話をしよう、アイの第一属性は水で、カインは土だ。これは間違いない、水晶玉を触ったときに微かに濃いほうが第一属性でアイは水色、カインは橙色だったからな。
そして混合属性の場合はこの第一属性と混合した属性の魔法を使える。
つまりアイは水と、火と水が混ざった魔法は使えるというこだ。混合属性の魔法を使うための詠唱はまた後で教える。」
「あっ、あの私は水属性の魔法が使えないってことですか?」
カインが少し焦ったような様子で聞いた。
「そうだ、ちゃんと理解しているな」
「...ありがとうございます」
「うむ、では君たちの魔力量についてだ、アイの魔力量は現時点で平民の大人と同じ量の魔力がある。
アイが大人になると貴族の大人と同等またはそれ以上の魔力量になるだろうな、魔力量は体の成長と共に多くなるからな。
そしてカインだが現時点の魔力量は平民の大人よりは少し少ないぐらいだ、けど子供にしては多すぎる大人になると、貴族の大人と同じくらいの魔力量になるかはわからないが」
(えっ!じゃあ普通に魔法を使えるってこと!!やったー!!これで一歩現代の生活を取り戻せる可能性が上がったね!!)
カイン視点
(やったー!最初はアイと第一属性が違ってがっかりしたけど、平民の中だったら私が一番アイに近い存在だ!!)
アイ視点に戻る
周りの反応を見ると、私とカイン以外は驚いていた、というか信じられないという顔をしていた。
「続けるぞ?」
と言うと皆の顔がまた引き締まった。
「規定では貴族の子と同等だと判明した時のみ魔法学校へ通わせることになっている。つまり二人には魔法学校に通うことになる。カインは少しだけ足りないが十分に魔力が多いので通うことになる、そして通うのは10歳になってからだそれまでは、毎日教会にきなさい」
「あっあの、神父様なぜ娘は学校に行かないといけないのですか?」
私のお母さんが神父に質問をした。
「うむ、まず大量の魔力は平民にとって危険なのだ、うまく制御できなかったり、その力に溺れたりな。
そうならないために学校で魔法の危険性、そして何よりその力を何に使うのかを学ばなくてはならない。」
「自分の力に振り回されず、誰かを傷つけたりしないで欲しい...それは親である私たちの一番の願いでもあります。どうかよろしくお願いいたします」
「他に質問はあるかね?」
「はい、その魔法学校とは一体どこにあるんですか?」
お母さんは手を上げてもう一度質問をした。
「平民は知らないのか、まあ無理もないが。魔法学校は王都にあるぞ、ちなみにここからだと馬車で17日くらいはかかるな」
(王都まで、そんなに遠いんだ)
「もう質問はないかね、学校についての詳細はまた今度にするとしよう、学校に行くことはもう確定しているからね」
(行きたくないって言ったらどうなるんだろう、無理やりにでも行かされるのかな?幸いに私は魔法について知りたいし、行くことによって前世の生活に近づくヒントがあるかもしれないしね!行きたいぐらい!)
「そして魔法について教えよう、まず自分の体にある魔力を感じるんだ、魔力は自分の体にまとっているから感じてみなさい」
「「はい」」
(自分の魔力を感じる...かどうやって感じればいいのだろう、まとっている?目を閉じたら感じやすいかな?)
「あっ感じた!」
カインが声をあげてそう言った
(すご!カインは魔法の才能がありそう)
「お〜〜〜〜〜すごいなこんなに早く感じるとは」
「魔力ってどんな感じなんですか?」
「魔力の感じ方は人それぞれだからねー、なんとも言えないんだが、属性によって感じ方は変わるから君の第一属性である水が体をまとっている想像でもしたら、感じやすくなるぞ」
「はい、わかりました!教えていただきありがとうごさいます」
「このくらいは全員に教えるわい」
(じゃあ最初に教えてよ!。水が体をまとっているイメージか......んっ!なんか分かったかも!実際には水をまとってないけど、ひんやりとした水で全身を浸しているような感覚でとっても不思議で、感じようとしたら分かるけど普通にしていたら、なんにも感じない)
「感じました!」
「よしでは、手のひらに魔力を集めてみなさい」
(手のひらに集めるか、全身を浸している水を手のひらに集めて.....よし水が全部集まったぞ、目には見えなけど今にも魔力が溢れそうだけど、大丈夫か)
「集めたか?」
「「はい」」
(カインも順調そうだね!)
「ではアイはこの詠唱を、カインはこの詠唱を読みたまえ」
2枚の木札が前に出され、それには昔に詠唱したことのある文と、私の知らない詠唱文が書かれていた。
「我が魔力よ、清き水に姿かえよ」
「我が魔力よ、肥沃な土に姿を変えよ」
ほぼ同時に詠唱し、目の前にはどんどん大きくなる水球と隣には黒い土の塊がどんどん大きくなるのが見えた。1秒も経たないうちに水球の大きさは私よりも大きくなった。いつこの水球の水が溢れてもおかしくなかった。
「いかん!早くその水と土をこの窓から外のに出せ!ここが大変なことになる!」
「ドッサァァン!」
カインが大量の土を窓から外に出した後、すぐさまにそこをどき私もカインと同じように地面に巨大な水球を落とした。
「バシャーン!」
「ふぅー窓がデカくて助かった〜〜、掃除がとんでもなく大変になるところだったな。君たちは大人と同じ量の魔力だったね」




