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闇の魔物と女子高生  作者: ゴルゴンゾーラ
人間に憑依
29/193

29_2か月で30キロ痩せた

あっという間に月日が経っていった。


小夜子は週末は家にいることが多いのだが、月曜日になるとまた

「仕事だ」と言ってどこかへ行った。

小夜子は各地で講演会を開くような著名人らしい。


小夜子が家にいる間、ゆかりと小夜子が二人きりにならないように常に気を張っていた。

だから、小夜子が仕事に行くと、俺はホッとした。


3度ほど、小夜子の虐待を止めた。

絶対にゆかりに手をあげないよう俺はしっかりと見張っていた。


とりあえず、ゆかりの北海道行きは保留となっている。

俺が絶対に阻止するから安心しろ、とゆかりには伝えていた。


道元はあれ以来、俺に絡んでこなくなった。

俺の本気の怒りに触れた。

それにカラスにも襲われ、さすがに気味悪く感じたのだろう。


道元と俺の争いもこれで終わりか?

そう思っていた。

だが、違ったようだ。


道元はしつこい性格だった。

やつは、虎視眈々とチャンスを狙っていたのだ。


俺は道元の寺に閉じ込められ、苦難を味わうことになる。



--------------------------


セルペリオールに命じられた調査は全く進展がなかった。

だが、ダイエット計画だけは順調だった。


食事は最小限。

毎朝のトレーニングには、ゆかりもついてくるようになっていた。

カラスに餌を上げ、呪われた土地の浄化を行う。


浄化の呪文をゆかりにも教えた。

俺がトレーニングをしている間、ゆかりは浄化を行ってくれた。

ゆかりは優れた呪術者になれる素質があった。


洋平に憑依して2ヶ月。

30キロのダイエットに成功していた。


------------------------------


「有理、おはよう!」

俺は駅で毎朝、有理を待ち伏せしていた。

「おはよ~。毎朝会う!びっくり」

「気づいた?俺が毎朝、有理を待ち伏せしているんだよ」

そう言うと陽子が

「こいつ、ストーカーだ」

と真顔で突っ込む。


有理と二人きりになりたいのだが、いつもこの陽子に邪魔をされるのだ。


俺は痩せてから、女にモテはじめていた。


洋平は痩せれば、背も高いし見た目が良かったようだ。

アゴのラインはスッキリし、腹も凹んだ。

毎日の筋トレの成果で、引き締まった体。

そして俺は、明るい性格だった。


「川田くんだ!」

「川田くん、うーっす」

「ねえ、川田くん、今度一緒に駅前のカフェに行こう?

新作のフラペチーノが出たって」


俺が廊下を歩くと、女たちが群がってきた。

「美奈おはよう。元気そうじゃん」

「おはよう、春菜!なにか悩んでる?いつもより暗いけど」

「沙羅、フラペ......なんだって?甘いものは食べないけどコーヒーなら飲むよ」

そんな風に、適当に人間の女の相手をした。

だが俺は彼女たちにハッキリ言っていた。


「俺はデートはしない。有理だけが好きだから」


だが彼女たちは別にかまわないらしかった。

「そういうところが良い」

「川田くんと話すとなぜか元気が出る」

「みているだけでいい~」

そんなことを口々にいった。


リザベルはそんな俺を、時々スコープで覗いているらしい。


「ルイは人間の女にもモテるのね。

あの女ども、呪ってやろうかしら。......やだ、冗談よ。

人間の女なんてすぐ年をとるじゃない。もともと呪われているようなものよ」

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