第32話。まほうの、もーとくん!
きょうも〜まほうの〜もーとく!
きょうも〜ともだちと〜なにしてあそぼうかなぁー!
あっ!グリちゃんとも〜あそぼー!
グレイ一家はいつもの日常を過ごしていた。時刻は朝である、グレイ一家は朝食を済ませていた。グレイとアーサーは集落の鍛冶屋に向かっていた。
そしてアンナはリオラと家の中で過ごしていた。するとリオラが魔法本を両手に抱えていた。
「ママ、りおら〜まほうの、もーとくしてくる!」
「リオラ、待ちなさい、こっちに来なさい」
リオラは母の所に近寄る、するとアンナはリオラの腰に魔法本用のホルダーを装着させる。
「これでいいわ、遊んできなさい、リオラ」
「うん!ありがとーね!ママ」
リオラは手を振って家から外へと向かう、
「そうだぁー!ともだちと、やくそくしてた!」
始めにともだちと合流をする為に集合場所へと向かう。リオラであった。
グレイ一家が住んでる集落は小さな村だ。少数人の村人しかいない。村全体で、わすが30人ぐらいの集落だ。なので大半の村人たちは顔を知ってる。
そして唯一無二のアーサーの理解者たちでもある。
リオラは2人の友達と合流を果たす。同年代の男の子と女の子が待っていた。
「まなちゃん〜りおくん〜おまたせ!」
男の子の名前はリオ。女の子の名前はマナと呼んだ。2人はリオラに手を振るのである。
「りおらちゃん〜きょうはなにしてあそぶー?」
「ぼくは、むしとりがいいなー」
「んーあっ!ゆうしゃ「ごっこ」しょー」
「りおらちゃん、わたし、おひめさま!」
「ねぇねぇ!あーさーおにいちゃんもどうかな?」
「にーに?んー……なんかいそがしいみたい」
3人は「勇者ごっこ」をして遊ぶ。魔王役は何故かリオラに決まって勇者はリオだ。姫役にマナ。
勇者ごっこから30分が経過してリオがストップさせるのである。集まる3人組。
「りおらちゃん〜つぎ、なにしてあそぶー?」
「ぼくは、むしとりがいいなぁー」
「あっ!グリちゃんのところに、いこー!」
「さんせいー!グリフォンちゃんのところー!!」
「ぼくも、さんせいー!」
こうして3人組はグリフォンの所に向かうべく、一旦グレイ一家の家へと向かう。
グリフォンは常に放し飼いにされていた。村人たちは最初は恐れたが、グリフォンがオオカミを追い払った事により、集落の信頼を勝ち取ったのである。
今では集落の「守り神」的な存在になっていた。グリフォンは賢い魔物でもある。村人の顔を知ってるのであった。
グリフォンは伏せてリラックスしていた。すると例の3人組がグリフォンに近寄る。
グリフォンは片目だけを開いて目視する。いつもの例の3人か……。と。
「うえにあがろう〜りおくん〜まなちゃん」
「うん、わたしもうえにあがりたい〜」
「たかいけどーだいしょぶ?」
3人はグリフォンの背中に上がろうとしていた。グリフォンは3人が落ちないように静かに耐える。
するとアンナが声で反応して外に出できたのである。アンナは3人を見つめていた。
「こら!あなたち!危ないから下りなさい!」
「あっ、ママ!えーグリちゃんとあそびたい〜」
「りおらちゃんの〜ママ、おはようございます!」
「おはよう〜ございます!」
「ジュースあるわよ、リオラ、リオ君、マナちゃん」
「ママー!じゅーす、のみたい〜!」
「わたしもー!のみたいー!」
「ぼくも〜のみたいです!」
3人はグリフォンから下りてグレイ家の中へと入るのであった。喜ぶ3人組。アンナは「クスッ」と笑う。
リオラ……魔法の特訓を、すっかり忘れていた。
次回、第33話。ひまほうの、もーとく!




