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第31話。伝説の勇者の童話。

わたし、りおら!にーにだけ、ずるい!!


パパ、あたらしいものを、にーにのために。


つくってるだもん!!わたしもほしい〜!

 グレイが休暇をとって家族団欒だんらんしてから二週間が過ぎようとしていた。


 外は既に夜で時刻は午後22時を回ろうとしていた。集落の村の者たちは既に眠てる者が大半だ。


 しかし一人だけ起きてる者が唯一いた。それはグレイ一家のリオラであった。


 リオラ。グレイとアンナの娘であり。そしてアーサーの妹である。アンナ曰く「いつか大人になれば私より美人ね!」と自慢している。


 2階は寝室になっており。アーサーの部屋はリオラの隣だ。もう既にアーサーは眠ている。


 リオラはベッドで仰向けでリラックスしていた。アンナは布団を被せていた。


 リオラは母に子守の「童話」をねだるのであった。ときよりリオラは眠れず母に子守をされていた。


 リオラはまだ5歳だ。ただの5歳ではない。5歳でありながら、ときより大人ぶった事をしたりする。


「ママ、いつもの、おはなしをして〜」


「リオラは本当に、あの童話が好きなのね」


 アンナはリオラの布団を軽く手の平でトントンと優しくあやすように叩きながら「むかし、むかし」


   これは遠い遥か過去の物語。


   邪悪な魔王が誕生しました。


  魔王はある種を落としたのです。


 それは魔物で邪悪で生物を滅ぼす闇。


   人々は恐怖に堕ちるのです。


   ある者が立ち上がるのです。


  その者こそ、勇者だったのです。


  彼は、わずか9歳で勇者になり。


  仲間を集めて旅にでるのでした。


 魔王を倒す為に勇者たちは試練を乗り越え。


遂には魔王を追い詰めて勇者は聖剣で倒しました。


「こうして……あら?ふふ、眠たのね」


 リオラはいつの間にか「スースー」と眠てる。それを見たアンナは「クスッ」と笑い、デコに軽くキスをする。


「おやすみなさい、私の可愛い天使」


 アンナは立ち上がり照明のスタンドを消すのである。そして部屋から出るとグレイが目の前にいた。


「あの子は、眠てしまったか〜ママ」


「もう、ぐっすりと眠てるわよ、パパ」


「あれから魔王を倒して25年になるのね」


「はは、ママ、「遥か遠い」は大袈裟おおげさだと思うが」


「いいじゃない!忘れ去られるよりは大袈裟にしても」


「勇者なんて魔王を倒したら「普通」の人間さ」


「私はパパのそう言う所が好きかしら〜」


「俺もママの事が〜好きなんだよなぁ〜」


 2人は笑いながら下へと移動する。そして2人はソファーに座り。くつろぐグレイとアンナ。アンナはグレイの腕の中でリラックスする。


「ねぇ、あなた、アーサーは本当に大丈夫かしら」


「モンクの事か?それとも冒険者?」


「両方ね、あの子はここでしか理解されてないのよ」


「集落の村が秘密を守ってくれたからこそだな」


「不安だわ……アーサーは少し無茶するから」


「大丈夫さ、俺たちがいるだろ、それにリオラもだ」


「昨日なんて、冒険に行くー!て言ってたわ」


「だはは!さすがはパパとママの息子だな!」


「リオラも魔法本に釘付けよ、誰に似たのかしら」


「それは〜ママに似たんだよ〜リオラは」


 グレイは大笑いするのである。アンナも続いて「クスッ」と笑うのであった。


2人だけの時間が過ぎていく……。

次回、第32話。まほうの、もーとくん!

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