第30話。私たちは家族よ。
今日も1日が終わったわ。パパが休暇もらってから。
一週間とか本当にあっという間ね。子供の成長も。
すぐに成長して、いつか大人になるんだわ。
そろそろ、夕食の事を考えようかしら。
アンナたちは家に帰宅していた。時刻は既に19時を過ぎた。外は既に夜になっていた。グレイ一家は夕食の時間である。
アンナは夕食の準備をしていた。アーサーとリオラは母の料理を手伝うのである。2人は料理の皿をテーブルに置く。
グレイはソファーでくつろいで、ある物を見つめていた。それはアンナが刺繍屋で無料で貰った「針」であった。
「この針は素晴らしい!これなら針の切り替えを……」
グレイはモンク専用の武器を常に考えていた「お風呂」に入る時も考えていた。
「籠手の名前を変えるか……手……手……クロウ!」
グレイは羽ペンでスラスラと描いていく……。
『自動式着脱モンク専用ニードルクロウ』
「いいな!籠手より良い名前じゃないか!」
グレイは独り言を言いながら喜ぶのである。するとアーサーが近寄ってくるのである。
「パーパ、ユウショク、タベヨウ、ダッテ」
「そうか!もう、そんな時間なのか!」
グレイとアーサーは一緒にテーブルに戻って椅子に座る。アンナとリオラも座り。4人囲んでの家族水入らずで団欒の食事だ。
「お、今日の夕食は野菜メインだな、ママ!」
「えーりおら〜ケーキが、よかったな〜」
「デモ、シッカリト、オニクモアル!」
「そうよ、バランスよく考えたのよ」
グレイ一家の今日の食卓の料理は……。
ピーマーとキャーベッの野菜炒め。ナスービの醤油炒め。ハクーサイとニンージンみじん切り。
そしてアンナはもう一品用意していた。それはアーサーの好物であった!あの「揚げ物」である。
鶏肉を使用した「から揚げと鶏肉コロッケ」であった!
「わぁー!おいしそうー!ママ」
「ママ、アリガトーオニク!!」
「それじゃ、食べよう!ママ!」
「そうね〜食べましょうか、皆」
一同「イタダキマス、いただきます!!」
4人は食卓を楽しむのであった。アンナはリオラが食べやすいように、しっかりと分けてあげる。
アーサーはフォーク、スプーンを巧みに使うのであった。最初アーサーは苦戦したが今は慣れてる。
「ママ、おいしい〜!」
「マーマ、テリョウ、ウマイ〜!」
「はは、ママの調理スキルは職人並だからな!」
「あなた〜そんなスキル無いわよ、嘘を吹き込まないで!」
アンナは「クスッ」と笑うのであった。何よりも「美味しい」と伝わればアンナにとって、それ以上は望まないのである。
4人は食事を堪能してひとときの食卓を楽しんだ。食事を食べ終えた後は皿を片付ける、アーサーとリオラは、しっかりと皿を台所へ持っていく。
全ての家事を終えた。アンナたちは4人で、のんびりと過ごす。こうして同じように毎日を暮らす。
4人はソファーで座る。アーサーが小さい頃は余裕のソファーだったが、もう限界がきている。
「そろそろ、このソファーも限界ね」
「そうだな〜新調するか!大きなソファーに」
「あたらしいの、かうのー!やったー!」
「パーパ、コレ?ステルノカ?」
「そうだな……バルコニー置いて休憩用にする!」
「りおら〜さんせい〜!」
「ぉれ、サンセイ、パーパ!」
「そうね、バルコニーに椅子とか置いてないものね」
グレイ一家の日常は必ず家族が揃ってのコミュニケーションをとるようにしていた。
これはアーサーと家族との絆を強くさせる為でもある。グレイとアンナは「結婚」した時に約束を交わしたのだ。言うなれば「契り」なのだ。
こうして、またグレイ一家の家族の時間が過ぎようとしていた。
次回、第31話。伝説の勇者の童話。




