表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/40

第29話。さぁ、家に帰るわよ!

ココロ街も住民が増えたわね。観光客も……。


パパが元帥になってからだから……。


前はそんなに混雑しなかったのに、もしかして?


あら?私たちの馬車に人が大勢集まっているわ!

 アンナとアーサーは馬車の所に到着した頃であった。すると大勢の人たちが集まっていた。アンナは驚くのである。


「この人だかりは何なの!?いったいこれは?」


「マーマ、ドウヤラ、グリフォン、ミタイダ」


「グリフォン……?あっ!興味を持ってるのね!」


 アンナとアーサーはグリフォンの所に近寄る。すると主の姿を見たグリフォンは伏せていたのか、いきなり立ち上がる。


 初めてみるグリフォンに群衆たちは喜ぶのである。中には魔法カメラで写真を録る者もいた。


 既にリオラは起きてアーサーの手を繋いでいた。ときより目をこするのである。


「すみませんー!通してくれるかしら!」


「ママ、にーに、なんで〜起こすの〜」


「ドイテクダサイ……ジャマデス」


 3人はどうにかして馬車に荷物を置くのである。そして早急に御者席に乗り込む。アンナはリオラを真ん中に乗せてアーサーは左側に乗り込む。


 こうしてグリフォンは群衆の中をゆっくりと前進するのである。リオラは「うとうと」と眠りにつく。


 そしてココロ街から出国する。群衆の難を逃れたアンナたちは家を目指すのである。


「もうすぐ、夕方になるわね、お腹空いたわねぇ」


「マーマ、キョウ、ホント、ヤサイ?」


「アーサー、お兄ちゃんでしょう、食べなさい」


「……」


 グリフォンは集落の道を突き進むのである。しかし、リオラが寝てると感じてるのかグリフォンは凸凹な道を避けて進むのである。


「マーマ、グリフォン、ニンキナノカ?」


「そうねぇ、グリフォンは遠い地域しか生存してないからよ」


「ダカラ、カシャカシャ、タクサン、トッテイタ」


「そうね!魔法カメラで写真撮っていたわねぇ」


 アンナはもう一度、メモ帳をチェックするのである。「うん、大丈夫そうね」


 これでアーサーのモンク専用武器が完成する。アンナは嬉しいと共に不安でもあった。


 果たしてモンクとパーティーを組んでくれる冒険者は居るのか?それも不安になっていた。


 そもそも近距離接近戦で戦う……誰が必要とされるのか?パーティーを組んだら邪魔者扱いされるじゃないのか?


 アンナは頭の中で巡らせていた。それが頭から離れないでいた。アーサーは何かを感じたのか。


「マーマ?ドウシタ?ダイジョウブカ?」


「えっ!ふふ、大丈夫よ、アーサー、大丈夫だから……」


「パパは大剣を使ってるのに本当にモンクでいいのね?」


「マーマ、ぉれ、オトコ!オトコナラ、コブシ」


「そう、そうよね、アーサーが決める事だもの」


 アンナはどこか期待をしていたのかも知れない。アーサーを見て微笑むのであった。


 これもオーガの「血」がそうさせたのか、それともアーサーが半人間と半オークだからなのか。


 アンナは空を見上げてアーサーの無事を祈るしかないのだ。


「さぁー!帰って料理をするわよ!アーサー」


「ワカッタ!テツダウ!マーマ」


アンナたちはこうして1日がまた終わろうとしていた。

次回、第30話。私たちは家族よ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ