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第24話。パパに悪いけど先に数字をみたいわ!

これで鉱石は揃ったわね。あとは針の代用ね。


針に妨害系を付与するぽいから……。


小指くらいの大きめ針とかあると良いかしら。


先に魔法本屋ね、今日は長くなりそうねぇ。

 アンナたちは先に魔法本屋へと寄るのであった。リオラは人混みの中を歩くのに疲れたのかアーサーにオンブしてもらう。ココロ街の市場は広い。


 魔法本屋を目指す3人は人混みを進む。武器屋から15分ぐらいの場所に刺繍屋。裁縫屋。雑貨屋。宝玉付与屋。魔法本屋が並んでいた。


特に一番客に人気なのが宝玉付与屋と魔法本屋であった。


 宝玉付与、これは武器や防具に属性を付与する宝玉である。宝玉には火。水。土。風。光。闇の魔法系統を付与する事により、耐性を得たり。魔物の弱点を狙える。


 魔法本屋。その名の通りである。ありとあらゆる魔法に関する本を売ってる。魔道士に無くてはならない本屋である。ここで呪文書を買ったり、魔法の習得さえも揃えてる。


 アンナたちは店の中へと入る。リオラは目をキラキラさせるのである。アーサーはリオラを下ろす。


「ママ、にーに!みてー、ほんがたくさん!」


「久しぶりに来たわね、結構、数増えたわね」


「マーマ、ホン、タクサン、アル!!」


 するとカウンターの奥から店長が顔を出す。店長は「とんがり帽子」を被っていた。この店長は自分で「ナイスバディな店長よ」が口癖であった。


 そしてアンナとは長い付き合いでもある。名前は「エラ」と呼ばれてる。


「あらら〜アンナ〜久しぶりねぇ!」


「そうね、エラ、元気にしてたかしら?」


「ふ〜ふ〜元気〜元気〜今日は何事!?」


「娘の本を買いに来たの、最新版はあるかしら?」


 エラはカウンターを出でアンナの娘を見つめる、膝を曲げて視線をリオラの視線に合わせる。


「お嬢〜ちゃん〜歳はいくつ〜かしら?」


 するとリオラは指を使って「5」と数えて「5さい!りおら!」と笑顔で伝える。それを見たエラは……。


「か〜わ〜い〜い〜!!」


 エラはリオラに抱きつくのである「むぎゅ〜」と抱きしめる。リオラは困惑する。


「はいはい〜エラ、後で抱きしめてね、先に本を!」


「そう〜ね、私たら!本よね〜えっと〜確か」


エラは本棚に移動して新作版を取り出す。


「これを〜どうぞ、りおら〜ちゃんにお勧めね!」


「これは!?全魔法習得の方法じゃないの!」


「そうよ〜それを〜子供用に描いてるの」


「リオラは、まだ5歳なのよ〜全ての習得は無……」


するとエラは言葉を遮るように話しだすのである。


「子供の〜時に〜読ませると〜成長にも繋がるの」


「ママ、りおら、このほんがほしいよ〜」


 リオラは本を抱きしめて目をキラキラさせながらアンナを見つめていた。


「リオラの、その瞳で見られるとママ困るわねぇ」


「ふ〜ふ、それが〜親なのよ、アンナ」


「いいわ!買うわ、エラ、この本の値段は?」


「今日は〜良い事が〜あったから、特別価格!」


「なんとぉ〜銀貨9枚よ!アンナ〜お得よ〜」


 この大陸のお金事情を軽く説明すると。お店などで売ってる食べ物は基本的に銅貨1〜5枚である。


(※通貨の目安。銅貨は10枚で銀貨1枚相当。銀貨10枚で金貨1枚相当。金貨100枚でプラチナ・インゴット)


 アンナはカウンターに向かい銀貨9枚を支払うのであった。エラに手を振って別れるのである。


「また来てね〜待ってるわよ〜チュ!(投げキス)」


「またね〜おばさん〜ほんありがとー」


 それを聞いたエラは「お……ば……!」と口を大きく開いていた……。外に出たアンナたちは。


「ママ、ほんみてもいいー?」


「リオラ、帰ってから、見なさい本は、それより」


「アーサー!冒険者ギルドへ向かうわよ!」


「マーマ?ドウシテ、ギルド?」


「アーサーの数字を見るのよ!先にね」


「ワカッタ、スウジ、ミル!」


「えーりおら、はやく、ほんみたいのにー」


「パパには悪いけど、気になるのよねー!」


こうしてアンナたちは冒険者ギルドへと向かうのであった。

次回、第25話。ついでに冒険者ギルドの登録ね。

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