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第19話。そろそろ我が家へ帰ろう。

アーサーがモンクの道を進む事になるとはな。


ならば俺は精一杯、息子の力になろう。


まずは籠手の試行錯誤からだな。


あの籠手は攻撃には向かない。ただの籠手だ。


ココロ街の鍛冶屋に聞いても無理だろう。


何せ大陸でモンクの武装など売ってる訳がない。


俺は鍛冶スキルがある。久しぶりに生産してみるか。


ひとまず、家に帰ってから考えよう。

 グレイとアーサーは椅子に座り釣りをする。釣りをしてから根気よく待ち、遂には魚を数匹捕れるようになっていた。


 グレイは空を見上げると夕方になろうとしていた。するとアンナとリオラが近寄ってくる。


「あなた、もうすぐ夜になるわ、帰りましょう」


「パパ〜りおら、あきたよ〜いえに、かえりたい」


するとグレイは立ち上がり、軽く頷く。アーサーも立ち上がる。


「そうだな、そろそろ我が家へ帰ろうか」


「カエロウ、パーパ、マーマ」


 4人の行動は早い、折り畳み式の椅子を片付ける。そして釣竿も馬車に詰め込む。アンナとリオラはゴミが散らかってないか周りを確認する。


 グリフォンは地面に伏せて前足に頭を乗せて、のんびりと過ごしていた。それを見てたグレイは……。


「こうして見ると大きな犬に見えるな……」


「パーパ、グリフォン、イヌナノカ?」


「ははっは!アーサー、例えだな、例え」


「あなた、ゴミもないわ、行きましょう」


「りおら〜いちばん〜のり♪」


 するとグリフォンは立ち上がる。リオラの声で帰宅と察したのである。アンナとリオラは馬車の中に移動する。


 御者席側はグレイとアーサーが乗り込む。グリフォンはゆっくりと移動を開始する。グレイは池を見つめて「また、ここに来よう、アーサー」と呟く。


「パーパ、マタ、キタイ!」


 グレイ一家は池を後にして森林の中へと入っていく。相変わらず魔物は少ない。むしろグレイとアンナたちを恐れてるかも知れない。


魔物たちは相手の強さを察してる。とある仮説がたてられていた。この世界は弱肉強食の食物連鎖だ。


 果たして魔物もそうであろうか?冒険者ギルド組合は何百年もそれを追求してきたが。未だ答えは得られていない。


 グレイ一家はのんびりと集落へと帰る。グリフォンは大あくびをしながら進む。


 すると目の前に『スライムが現れた!』が……しかし、グリフォンは気づくかず踏んでしまう。


 スライムは一撃で倒される。そして御者席では2人の会話が続いた。


「パーパ、キョウハ、タノシカッタ」


「はは!俺も楽しかったぞ!アーサー」


「今度は大物を釣りたいな、楽しみだ」


「オオモノ、イケ、アルジ!」


そして馬車内ではアンナとリオラの会話が始まっていた。リオラは母の魔法本をマジマジと見つめる。


「ママ〜このホン〜りおら〜ほしい」


「そうねぇ、リオラが15歳になった時にね」


「え〜いま、ほしいのにぃ〜りおら」


「今度、子供用、魔法本を買ってくるわよ」


「やったー!ママ〜だいすき〜!!」


 リオラは母の魔法本を両手で抱え込む、目をキラキラさせながら見つめていた。それを見てたアンナは微笑むのである。


こうして、グレイ一家は家への帰路へと戻る。


   もうすぐ夜になる頃であろう。


次回、第20話。俺の自慢の息子だ。

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